毎日毎日ミルクやジュース、乳製品を奥様がたに届けるミルクやさんがいました。奥様がたとの会話はきまっていつも天気の事。そんなかわりばえのしない日常にうんざりしたミルクやさんはある日、ダックスフントのシルビアとともに配達用トラック(アメリアという可愛い名前がついてます)で町をとびだしてしまいます。ベリーをつんだり、湖で泳いだり、森での自由気ままな日々を楽しむミルクやさん。彼はもう町にはもどらないのでしょうか?
現代を生きるサラリーマンに一番共感されそうなお話かもしれません。疲れてしまったとき、ちょっと日常を離れて、のんびりと時間にとらわれることなく過ごしたいと思うことがありますよね。犬のシルビアが可愛くて、文章もユーモラスで楽しくほのぼのできる、お気に入りの一冊です。