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まさ夢いちじく」 みんなの声

まさ夢いちじく 作・絵:クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳:村上 春樹
出版社:河出書房新社
本体価格:\1,800+税
発行日:1994年
ISBN:9784309262314
評価スコア 4.8
評価ランキング 294
みんなの声 総数 19
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  • 大人には爽快、子どもには「怖っ」

    オールズバーグの端正な絵が、意地悪な歯医者ビボットを
    一層憎たらしく見せてくれます(笑)。

    診療費が支払えないからと、
    おばあさんが差し出した不思議ないちじく。
    食べると夢に見たことが正夢になるいいますが
    そんなことをビボットが信じるはずもありません。

    けれどもイチジクを口にした翌日に起きたことは、
    そのビボットをも納得させる、あり得ない出来事だったのです。

    それ以来、自分の夢を正夢にするためにとる
    ビボットの行動がまた彼らしい。

    周到に準備し、万全だったはずが
    飼い犬のマルセルによって…。

    「この意地悪な主人公はどうなるのだろう?」
    と読んでいた私には爽快な結末だったのですが、
    小学6年生のクラスで読み聞かせたところ、
    ある男の子が「怖っ!」とつぶやいたのでした。

    吠えることも許されず、急な階段も抱いてもらえない
    かわいそうなマルセルに共感しながら読まれることを
    おススメします。

    掲載日:2010/02/19

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  • ラストが絶妙な不思議さ。

    セピア色の絵、歯医者のビボットさんの絶妙な表情、絵の構図、映画のような感覚で読みました。
    神経質なビボットさん。犬のマルセルを飼っていながら愛着がない。人に思いやりもあまりない。
    おばあさんの歯を抜いておきながら(治療だけど)、お金がないとわかると薬も渡さず追い出してしまう。
    個性的で憎まれ役に徹しているビボットさんですが、それだからこの絵本が面白い。
    おばあさんが治療代の代わりにとビボットさんに渡したのが、夢が正夢になるといういちじく。
    ビボットさんの夢は奇想天外(夢ってそういうものかもしれないけど)。
    なぜ、下着のままで散歩に出かけたのだろう。

    本当に夢がかなういちじくだとわかって、ビボットさんは大金持ちになる夢を見ようと自分に催眠術をかけようとします。
    本当に大金持ちになる夢を見られるようになるのだから面白い。
    そして、さあ食べるぞと思った時にマルセルが食べてしまう。
    すこし予測できたのですが、ラストが面白い。
    正夢になったのはマルセルの夢でしょうか。ビボットさんの夢でしょうか。

    何とも不思議で、説得力のある絵本。
    オールズバーグの絵本は、イリュージョンの世界のようで終わってもキツネにつままれたような作品が多いような気がするのですが、この「まさ夢いちじく」は納得です。

    掲載日:2010/01/06

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  •  漢字の問題から。
     「無花果」という漢字を読んで下さい。よくある問題ですから知っている人も多いでしょうが、答えは「いちじく」。
     夏から秋にかけて食卓にあがることの多い果物です。
     家にいちじくの木があると家が栄えないとか子どもができないとか、いちじくには迷信の類が結構ありますが、一方で不老長寿の果実と呼ばれることもあるそうです。
     おいしいのでやっかんだのかもしれません。
     そんないちじくを食べると夢が本当のことになってしまう。そんなお話がC.V.オールズバーグのこの絵本です。

     主人公は「おそろしくやかましや」である歯医者のビボットさん。
     少しばかり髪が薄くなっています。鼻の下には「エヘン」といわんばかりの八の字ひげ。蝶ネクタイもキザっぽい。
     ある日歯の治療をしたおばあさんが治療費の代わりに置いていったのがふたつのいちじく。
     怒るビボットさんにおばあさんはこういいます。
     「これはまさ夢いちじく。あなたの夢を何でも叶えてくれます」

     いちじくはふたつ。
     まずひとつめを食べたビポットさんは本当にそれが「まさ夢いちじく」だということに気づきます。
     そうなると、残ったいちじくを食べる時はうまい話が叶うようにしないとと欲が出ます。
     こういうところは日本の昔話にもよくあるパターンです。
     それからの何週間をビポットさんは自分が世界一の金持ちになる夢を見る特訓を始めます。
     夢をコントロールしようというのですから、人間は欲がでると何を考えることやら。
     宝くじがあたるように枕の下に忍ばせるのによく似ています。
     そんなビポットさんがようやく残りの一個のいちじくを食べることを決心しました。
     さて。

     この絵本でもC.V.オールズバーグの絵筆はさえわたっています。
     まず構図が大胆です。上からの目線、下からの目線、対象を大胆に大きく。
     それによって絵に動きがでています。
     それにビポットさんのいやらしいさがいいですね。この人なら、こういう結末になっても仕方がないと読者に思わせるくらい、いやらしく描かれています。
     もちろん、この作品も村上春樹さんの翻訳。

     あなたがもし「まさ夢いちじく」を手にしたら、ビポットさんにならない保証なんてありません。

    掲載日:2014/10/26

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  • 不気味さと小気味よさと痛快さ

    この絵本も高学年向けの読み聞かせリストの中で見つけました。

    とても不思議なタイトルと思って読み進めると、診療費が払えないおばあさんが置いていったのが正夢が本当になる「まさ夢いちじく」だったわけです。

    夢っていい夢の場合もありますが、悪夢という場合もありますよね。そう考えると、うっかりとは使えない、でも使ってみたいという願望が心をそそります。

    そのいちじくを手にした人が、欲深でいかにも性格が悪そうな歯医者という設定であるところがまた興味を引くのです。

    まるでショートフィルムを見ているようなお話で、ページを開くとつい引き込まれてしまうでしょう。

    不気味さと小気味よさと痛快さが共存する不思議なお話です。

    掲載日:2011/11/24

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  • 犬のマルセルが超絶可愛いです。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    オールズバーグは毎回面白いテーマで作品を作りますね〜。
    いちじくって、日本のフルーツだと思い込んでいましたが、海外にもあるんですね〜。知らなかったです。
    ところで、オールズバーグの邦訳はほとんど全て、日本作家の巨匠《村上春樹》さんがやっています。
    発想が似ているのか、村上春樹さんだからこういう役になっているのか、村上春樹作品とオールズバーグの描く世界のにおいが似ている気がするのは私だけでしょうか?

    この作品の中で主人公のビボットは、めちゃくちゃ嫌味なタイプの人間でしたが、飼い犬(テリアだと思います)のマルセルは超・可愛かったです!!特に後ろ足で階段を下りているシーンのポーズったらなかったです。
    犬好きの方は必見!

    掲載日:2011/11/24

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  • あなたは食べますか?

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    夢をかなえるいちじく。
    何とも魅力的なお話です。
    でも夢をかなえるって、思っていたのとちょっと違ったよう。
    希望の夢じゃなくて、そう、夜に見る夢。

    本当にこんないちじくがあったら、食べますか??
    私は正直、怖くて食べられません。
    でもこの絵本に出てくる強欲で、潔癖で、冷たい男は喜んでこれを食べようとします。
    自分の夢をコントロールできるように訓練してまでも。

    何となく男の思うようにはいかないだろうという予感はしていましたが、こんな展開で終わるとは想像つきませんでした。
    何だかウッシッシと笑いそうになりました。
    ・・・・性格悪いですか?
    やっぱりこのいちじくは私には食べられそうもありません。笑

    掲載日:2009/03/16

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  • 息をのみました

    とにかくパステル画が息をのむほど素晴らしい作品でした。人間味溢れる主人公は魅力的でした。独特の癖のある性格がかえって興味をそそりました。お婆さんもお婆さんでお金もないのに治療してもらうとはパリという街の懐の大きさに驚きました。主人公の表情が様々に変わっていく様子は見入ってしまいました。特におでこの描き方が素晴らしかったです。光を大切に描かれているのが伝わってきました。他の作品も是非読んでみたいです。

    掲載日:2008/04/01

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  • いちじく 絵本のなかに いちじくが描かれているのが 気に入りました。

    私の住んでいる町の特産物なんで、何とも親しみがあるんです。

    それから この絵本は 一枚一枚の絵が アートであはなしがひろがるんです。

    犬のマルセルと 歯医者さんがシャツとパンツの姿で、町にいるのは、笑えますね

    チャップリンの映画のシーンを見ている錯覚を覚えました。

    最後の イチジクを犬のマルセルが食べてしまうんですが・・・・

    どうなるのかしら??

     このあとのお話しにも興味がありますね!!

    お話の世界もおもしろく 絵本を読まずに、お話ししてみたくなりました。

    掲載日:2008/03/19

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  • 幻想的で不思議な物語

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    カルデコット賞を受賞しているオールズバーグの作品です。

    「まさ夢いちじく」とは文字通り、見た夢が現実のものになるというもの。
    それだけ聞くと、欲しいと誰しも思うものの、この本を読んだら逆の意見を持つかも知れません。

    「まさ夢いちじく」を手に入れた主人公の数奇な運命を描いていますが、こういうラストかという驚きがあると思います。
    そして読み終えた後のその底知れぬ余韻は、いつものオールズバーグ作品と同じでした。

    オールズバーグのセピア色した限りなく美しい絵と、幻想的で不思議な物語がジャストフィットして、素晴らしい作品になっています。
    読み応え十分ですが、小学生くらいだと少し難解と思えるかも知れません。

    掲載日:2008/02/12

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  • ラストにすっきり

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    表紙の絵からして、なんとも感じの悪いおじさんだと思えます。
    そんな嫌な性格の歯医者のビボットは、おばあさんから不思議ないちじくをもらいます。
    そのいちじくを食べて見た夢が、本当になるというのです。
    ビボットの感じの悪さが、そこでも書かれています。
    読み進めて行くうちに、どんどんビボットが嫌いになって行きます。

    そして、ビボットの飼っているマルセルが、どんどんかわいそうになって行きます。
    ビボットは何のためにマルセルを飼っているのでしょうね。

    そしてついに、マルセルの反撃の時が来ます。
    マルセルを応援する気持ちが高まります。
    マルセルがついにやりました。
    サッカーで言うところの「ゴォーーール!!」です。
    なんてナイスなラストでしょう。
    読み終わって、すっきりです。

    マルセルは、きっと毎晩毎晩、その夢を見ていたのでしょうね。マルセルの思いのほうがずっと強かったということです。
    自分の思い通りの夢を見る自身がないので、もらっても食べる勇気がありません。

    掲載日:2008/02/06

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