郵便局で働くフレッドはまいごの手紙がかりさん
宛先が分からなかったり、間違った手紙を扱うのが仕事。
毎日家に帰ってから、どんな迷子手紙があったかを息子と娘に話すのが日課です。
でも春の日に、息子が病気でなくなってから、フレッドは自分の世界に閉じこもってしまいます。
クリスマスの近いある日、「ほっきょく、サンタクロースさま」というまいごの手紙が・・・
その差出人は何と自分の娘のマリアンから。
手紙の内容は・・・
クリスマスシーズンが近いということで手にとって息子に読みきかせをしたのですが、あまりにも悲しい内容に最初は読んでいて悲しくなってしまいました。
でもマリアンからの手紙の内容に、自分のプレゼントを要求するより、家族の幸せを願う子供の姿に胸の奥がじーんとあつくなってしまいました。
家族が幸せであること、それが何よりのプレゼントだなあと改めて感じちゃいました。
そして家族があるってなんて素敵なんだろう。
そんなことを感じた絵本でした。
大事な人を亡くした人やちょっと落ち込んでいる人に読んで欲しいなあと思った1冊でした。
息子はこの絵本を最後までじーと聞いていました。
何を感じ何を思ったのかなあ。
ちょっと難しいところもあったと思いますが、少しずつ悲しみというものを知ってきている息子にも良い絵本だったと思います。