山形県にある聾学校の子供達の実話を
小さな子にもわかりやすく表現されている絵本です。
土田さんのイラストは、ほのぼのとしていて温かい雰囲気が
あっていいですね〜。
耳に傷害があり聾学校へ通っているゴンタ兄ちゃんと
普通の学校へ通っている弟のカンタ。
カンタはお兄ちゃんの事を内緒にしているわけではないけれど・・・学校で『キョウダイ』の事が話題にあがるとドキドキしてしまいます。
お母さんは傷害をもつお兄ちゃんの学校へ楽しそうに行くけれど、ぼくの学校へ来るときは他のお母さんとおしゃべりばかり・・・もっと僕の事も見て!
傷害のある兄をもつ弟の複雑な想いがひしひしと伝わって来るお話でした。
子供というのは家族の事をよく見てるなと思いました。
そして小さいなりにいろんな事を考えているんだなと改めて
感じました。
子供を平等に育てていくことの難しさも感じました。