「みんなにあげる」 ママの声

子供に、嘘をつくことはいけないことと教えます。
もちろん嘘をつくのはいけないことですが、ついてもいい嘘は、小さい頃はなかなか理解することができません。
このお話の嘘は、相手を思ってつく嘘です。
相手を思いやる嘘についてわかりやすいと思います。
ただ、個人的な感想として、今回の場合、本当のことを言ってもよかったのでは？今年はみんなにあげられないけれど、来年はみんなにとか、昔はどうだったのかとかできたのではと思ってしまいました。

９０歳のおおばあちゃんとおりんちゃんがおおばあちゃんのひめりんごのお話をする絵本です。
「優しい嘘」という言葉があるとするなら，まさにこんな感じなのでしょうね。
でも嘘というより，二人が空想の会話をしているっていってもいいかも知れませんね。
寝たきりのおおばあちゃんの話し相手をするおりんちゃん，優しい子ですね！

とっても優しいお話ですね。
これは、「嘘をつく」のとは違いますよね。
おばあちゃんを想うからこその、作ったお話なのですが、どの場面も優しさにあふれているではありませんか。
「すきなこ　きらいなこ　・・・・　みーんなに　あげたいね」
この文章で、さらに心が温かくなりました。

あたたまるお話でした。

うそをついてしまった孫と

それにつきあってくれるおばあさん。

なんてスキテなんでしょう。

こういう話、大人になっても感動しますね。

子供の嘘って大人は見抜いてしまうんですよね。

おばあちゃんの庭の姫りんごの木・・今年は１つしかならなかった、おばあちゃんにりんごを渡したオンリちゃんに
『でも、ひとつだけ？』と、おばあちゃん。

オンリちゃん・・うそをついてしまいます。

寂しがりやのこ、意地悪な子、元気な子・・・いろんな子にあげたことにしてしまうのです。

そしたらおばあちゃんが素敵なお返事をくれて・・・
楽しい話がつきません。

誰かにちょっと声をかけたら・・こんな風に楽しいのが広がるのでしょうか？
優しいが広がるでしょうか？

みんな仲良くなれるのかな・・・
そんな風に思えてくるなんだか楽しい絵本です。


姫りんご来年は1000個なるといいね。