1964年初版の古典的絵本で、日本では2004年8月に翻訳されたもの。
作者は、コルデコット賞を受賞したアーノルド・ローベルです。
物語は、むかしむかし、魔法の森にジャイアント・ジョンという大きな男の子住んでいました。という書き出しで始まります。
家にお金が無くなったので、ジャイアント・ジョンが自分の体を活かして仕事をするのですが、淡々と物語が展開してしまうので、物足りないと感じる人がいるかも知れません。
「おかあさん、ただいま。
おかねを もってきたよ!」
とジャイアント・ジョンは帰ってくるのですが、おかねを得るという行為にもう少し重みを持たせて欲しかったと思います。
おかねに関することだけに、正直手放しで喜べないと感じてしまいました。