「ジロがなく」 その他の方の声

表紙の絵は、空をにらんでる？

ページをめくると

「ジロは　なかない。
ジロは　なけない。」

この言葉の意味することは・・・
深いです

ジロの出生のことが大きく関わっています
どう生きてきたのか
誰にお世話になったのか

成長段階での関りを考えさせられます

人間の勝手さ
野良犬をつくるのは、人間では？

弱肉強食の世界・・・
人間界も実はそうなのかな？

「群れ」についても考えさせられます

本当の「強さ」って、なんだろう？

悲しい場面も多いです
読んでいる方が心が傷つくというか

最後のどんでんがえし！？にも
びっくり

ジロ、ひとりぼっちじゃないよ！！

カラスに育てられた野良犬ジロが、いじめられながらもけしてなかず、やがて強さで大きな群れのリーダーとなっていきます
ジロがなぜ、なかないのか？その真相は仲間を助ける瞬間に、わかってしまうのですが、自ら群れのリーダーを捨てた時に本当の仲間が出来るというお話です
でも読み終わったときに、もっと深い意味がありそうがなぁと考えさせるお話でもありました
1996年に発刊され2007に新装版として発刊される、名作です
ジロが鳴き声に、負い目を感じるようになったのは、成長とともにです
幼い子どもも成長とともに自分と他人が違うことを理解するようになりますが、たとえそれが身体的なことであったとしても、個性として受け入れることの出来る寛容性を身に付けてほしいと願わずにはいられません
また大人が見本となる行為を示すことも大事だと思いました
小・中学生にも読み聞かせに良いのでは・・・