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はかまだれなかなかよいと思う みんなの声

はかまだれ 作:舟崎 克彦
絵:村上 豊
出版社:ひくまの出版
税込価格:\1,320
発行日:1984年
ISBN:9784893170293
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,708
みんなの声 総数 9
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  • 去っていく姿がかっこよかった

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    絵本にっぽん賞受賞作品ということで読んでみました。

    子どもには耳慣れない言葉もありますが
    昔話のようで面白く、
    ぐいぐい引き込まれました。

    はかまだれが改心し、
    自首するのがいいですよね、
    でも気づかれないから
    結局お母さんと岩になるなんて
    ほろっときます。

    お母さんが助けながらも
    去っていく姿がかっこよかったです。

    投稿日:2019/01/30

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  • 子を思う親の気持ち、親を思う子の気持ち

    今昔物語などに出てくる、伝説の盗賊のお話なんですね。初めて知りました。

    絵や言葉は、日本のよき昔話風…。でも、それが、小学1年生の娘には、難しかったようで、反応はいまいちでした。低学年の子供には、親がやさしい言葉で言い換えてあげる必要があるかもしれません。
    ただ、そうしてしまうと、この絵本のよさが伝わらず、残念なので、是非、中学年以上の子供達に読み聞かせてあげてください。若さという勢いで、自分勝手な悪い事ばかりしていると、年を取ってから寂しく辛い思いをするという事がわかると思いますし、悪い事をする事で一番辛く、悲しい思いをするのは母親なんだと言う事もわかってくれるはずです。

    読み聞かせが終わった後の娘の感想は、「お母さんの事がこんなに好きなのに、どうして悪い事ばかりしたんだろうね。お母さんの事が好きなんだから、お母さんの喜ぶ事をしてあげれば良いのに。」
    その通り!

    悪人でも、最後にすがるのは、母親…、そして、母親はいかに悪人であっても見捨てる事は出来ない子供…、母親と子供の心の絆を考えさせられました。

    投稿日:2010/10/01

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  • 盗賊の親分 はかまだれは今まで悪戯をはたらいてきたが・・・・
    だんだんと おちぶれていった 
    だれしも おちぶれるものだが はかまだれは 役人に追いかけられたとき 「仏様 ごしょうじゃ・・・・「お助け下され 今度こそは 心を入れ替えますから」というと
    なんと 大きな岩がころげおち下敷きになる 
    役人には 重くて動かせなかった岩が・・・・・なんと はかまだれには 重く感じられないと  
    仏にすがった 情けか?
    しかしそれは、母親だったのです。
    悪戯をはたらく 息子 世間に顔向けできなくなり 尼さんになり、山にこもり修行していたのでした。

    やはり 母親の愛のおかげで助けられたのかもしれません?

    昔話だとはいえ 人には 母も父もいるのです 
    そのつながりは 決して、きえません 
    今 いろいろな事件がおこり 子供を殺したとか 親を殺したというニュースが聴かれますが
    はかまだれのように 仏にすがることもできなかったのかな〜

    こんな事を思いながら読んでいました
    子供にも分かるお話だと思います

    投稿日:2010/08/24

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  • 母の愛は海よりも深いのです。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    平安時代に実在したかも…と云う伝説が残っている
    そして『今昔物語』にも登場している
    「はかまだれ」のお話。
    どんなに他人様に迷惑をかけて 
    悪の限りを尽くした息子でも
    助けを求められれば
    つい手を差し伸べてしまう…
    母としてのやるせない気持ちが伝わってきます。
    そんな母の気持ちにやっと気がつき 
    それに報いようとするはかまだれの心の変化にホッとしました。

    投稿日:2007/03/24

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