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わすれられないおくりもの」 パパの声

わすれられないおくりもの 作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川 仁央
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1986年10月
ISBN:9784566002647
評価スコア 4.77
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  • 子どもと一緒に考える

    死んでいくものと、残されたものの心を優しく語っている絵本です。
    自分の最期を感じたアナグマ。とても安らかに自分の死を受け止めている。こんな人生を歩んでいきたいと思うのは年を取ったせいかもしれません。このところは、子どもには難しい話ですね。

    残された、モグラさん、カエルさん、キツネさん、ウサギさんは悲しみますが、アナグマさんから教えてもらったことを思い出し、楽しい思い出として話ができるようになりました。アナグマさんからの「わすれられないおくりもの」。みんなの心にアナグマさんは生きているのです。
    自分は、家族やまわりの仲間達にこんな贈り物を残せるだろうか? 楽しい思い出として残せるだろうか? 私は自分のこととして考えさせられました。このところも、子どもには少しわかりづらい話ですね。

    しかし、この絵本はやはり子どものための本だと思います。アナグマの心、モグラや他の仲間の心。理屈でわかる必要はなくて、この絵本に込められた優しさを感じることこそ重要なのだと思います。

    子どもに、小学校で習ったと言われました。この話が教科書に取り上げられることも大切な出来事かも知れません。

    投稿日:2009/06/21

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  • 生きてきた証

    • タカバヤシさん
    • 30代
    • パパ
    • 埼玉県
    • 女の子6歳、男の子3歳

    アナグマさんが知的で
    森の住人たちが魅かれて、
    みんなから愛されていることがわかります。

    それだけに、いなくなったときの
    周りの喪失感は大きくて、悲しみに暮れてしまいます。

    残った者達がアナグマさんの思い出を語り合うとき、
    確かにそこにアナグマさんが存在しています。

    死という現実に直面したとしても、
    きっと思い出だけは、それぞれの胸に残っていく。
    それが生きてきた証。

    親子で読んでみたものの、
    大人の心にも刺さってくる作品でした。 

    投稿日:2008/08/05

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  • 死について考えさせられる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    この作品は、スーザン・バーレイが、美術学校の卒業制作としてつくっていたもの。
    原題は、「BADGER’S PARTING GIFT」

    身近な人を失ったときにどう対峙していくかを、正面から捉えた作品で、非常に評価の高い作品です。
    物語は、森のみんなに愛されていたアナグマが、死んでしまうところかた始まります。
    死を、長いトンネルを超えてという描写をしています。

    森のみんなは、悲しみに打ちひしがれているのですが、次第にアナグマの思いでを語り合うようになります。
    すると、みんなアナグマが宝物となるような知恵や工夫を残していたことに気づき、その残してくれた豊かさで、みんなの悲しみも消えてしまうのです。

    肉体は滅んでしまっても、心は永遠に残っていくということを、かなりわかり易く描いています。
    このテーマで絵本を見事に完成したスーザン・バーレイに力量には、感嘆せざるをえません。
    とは言え、小さな子供向きの絵本ではなく、大人でも十分に考えさせられる絵本だと思います。

    小川仁央さんの訳が、絶妙なのも高評価の一因でしょう。

    投稿日:2008/07/27

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  • 身近な者の死

    • MVPさん
    • 30代
    • パパ
    • 北海道
    • 男の子4歳

    「死」について、どう子どもに伝えるべきか。親としては悩むところですが、この絵本は身近な者の死について考える、いいきっかけになりました。父親としてきちんと伝えていきたいテーマです。

    投稿日:2004/11/29

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  • 親が命を考える

    • ハマ助さん
    • 20代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 女の子0歳

    妻の祖母が亡くなりました。
    いつもは娘に絵本を買うのですが、「わすれられないおくりもの」は祖母の死を悲しむ妻のために買いました。
    妻と娘と三人で読みました。
    妻は涙を流し、娘はわからないながらも、静かに絵本を見ていました。
    「わすれられないおくりもの」は祖母から多くのこと伝えてもらったんだ、ということを再認識させてくれました。
    娘がもっと大きくなった時、この本を読んで、家族で、生きることと死について話をしたいと思います。

    投稿日:2004/04/29

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  • 大切なことを教えてくれます。

    人の死に関して触れている絵本ですが、とても大切なことを教えてくれます。
    親子で読んで欲しい絵本ですね。娘もお気に入りで何度も読んでいます。

    投稿日:2003/10/31

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  • わかりやすい死生観

    もう10年近く前の話です。
    1994年当時、私の義母(妻の母)をガンで失いました。
    生前、娘(4歳)はおばあちゃんが大好きで、妻が月に一度実家へ帰省の折には、娘とおばあちゃんが楽しく遊んでいました。義母にとっては唯一の孫、目に入れても痛くない可愛がりようで、娘も慕っていました。
    義母の突然のガンによる他界、お葬式の後、妻は娘に「おばあちゃんはお星様になった」と教えていましたが、幼い子供に死を理解させるには無理があると考えます。
    死後半年程経って、偶然この本の存在を知りました。そして、すぐに書店で買い、娘にも読んで聞かせました。娘もおばあちゃんから習ったことを思い出し、お手玉、おはじき、折り紙などで楽しく遊ぶ様になり、娘は「おばあちゃんにおしえてもらった」と言う様になりました。
    もちろん人の死が悲しいことには違いないのですが、著者が、積極的な視点を持って「死」をとらえ、小さな子供にもわかりやすく説明し、残された人々にそれぞれに故人の思い出が永遠に残っていくことに焦点を当てたことがすばらしいと思います。
    決して楽しい絵本ではないのですが、大人にとっても、何度読み返しても感動する絵本です。いまだに涙が出ますね。

    投稿日:2003/05/20

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