「ねこのミロ」 みんなの声

ある日、ぼくのミロがいなくなった・・・
で始まり、不思議な世界へ迷い込むこの絵本、我が家では、
「おっきょちゃんとかっぱ」や「めっきらもっきらどおんど
ん」でお馴染みの長谷川摂子さんの作品で、言い回しやリズ
ム、読んでいる時に感じる雰囲気、読み終えた後の余韻と、
色々通じるものがありました。

見あげたとたん→どさっと何かが落ちてきた。
あっと思った瞬間→僕はちゃんと自分の足で立っていた。
僕はそいつの髪につかまった→そのとたん、僕の体は宙を〜
等々、次々と読み進めたくなる文章が満載、不思議な世界を
巡るワクワク感、物語後半のミロの可愛さ、暖かさもしっか
り伝わり、子供と共に楽しめますよ。
ミロの家に飾ってある夫婦の写真、これがまたいいんです！

お気に入りの場面
娘：ミロが帰ってきて、抱きかかえているシーン
息子：僕とミロとダリとの食事シーン
僕：「ダリ・ヌワールです。よろしく」

ミロがいなくなると夢中で探しまわる主人公が素敵です。

ミロに会う為に必死で捜し、困難なことにも勇気をだして立ち向かい

嫌いな奇妙な食べ物にも我慢する主人公に感心しました。

版画絵本もとても素敵です。

白、黒、青、黄土色の４色刷りの版画ですが、上手く４色を組み合わせ

ていなと思います。

終わりも３匹のお母さんになったミロの優しい顔がよかったし、ハッピ

ーエンドに嬉しくなります。

大満足な私です。

いなくなったミロを探すぼく。

朝、息子が学校へ行く前に読み聞かせをしていたのですが、通常の「こどものとも」に比べるとストーリーが長かったです。

とても不思議なお話で、どうなるんだろう？と思って息子は見ていたようです。家に帰ってからも何度か読み返していました。

息子は一つ目というのが、今一つよくわからなかったようで、絵を見せて説明しました。

終わり方も不思議な感じでした。

長谷川摂子さん、こんなお話も書いているんですね。

こどものともが好きなのでこの絵本を選びました。版画で表現しているのが文章とぴったりとマッチしていて良いと思いました。主人公が心から猫の事を愛している様子が伝わってくる描き方が良かったです。普通なら躊躇してしまう事も大切な人の為に躊躇わずに行動する主人公は素晴らしいと思いました。友達っていいな！と思える絵本でした。

ぼくがかわいがってたねこのミロがある日突然いなくなっちゃった！
ぼくは悲しくて、裏山に探しに出ました。
すると、木の上から何にも書かれてない不思議な本が落ちてきて〜
不思議な世界に入り込んでしまった・・・

さて、ミロは無事に見つけられるかな？

いろんな町が出てきて、次は一体どんな町に飛び込むの？
ってページをめくるたびにワクワクしちゃう♪
ぼくがミロに対する愛情も、かわいいね☆〜（ゝ｡∂）

お話しの終わりの方では、ほんわかしてきて
安心しちゃう。素敵なプレゼントもらってよかったね！って
ほほえんじゃいました。

さあ、みなさんも不思議な世界に入り込んでみませんか？