「アンジェロ」 なかなかよいと思う みんなの声

年老いた壁画彫刻師と傷ついた一話の鳩の物語。舞台はヨーロッパかな？壁に彫刻をする年老いた男と、瀕死の鳩との出会いと別れのお話。ともすれば感傷的になりがちなお話だけど、絵がとてもユーモラスで暖かくて素敵。一応ハッピーエンドかな。

数か月前に読み、どんなお話だったかは
あまり覚えていないのですが、
それでも、絵がとても印象に残っています。

特に職人気質で
甘ったるい愛情を示すわけではないけれど
世話をし、仕事に打ち込むアンジェロと
孤独なアンジェロに付き添うハト。

合間にアクロバティックな職人芸も見え、
子どもと一緒に驚き、
最後には少し悲しい結末でしたが
でもハトのために残された愛ある作品には
あたたかい気持ちにさせられました。

アンジェロは職人。
ある日、一羽の鳩を助けます。
でも、けっして優しそうじゃないんですよね。
そこが、いかにも職人のおじいさんって感じでした。
アンジェロを見ていると、一つの仕事に打ち込んで成し遂げることの素晴らしさを感じました。
死という悲しい別れがやってきますが、確実に残したことがあるんですね。

壁塗り職人アンジェロは、あるとき鳩の看護をします。良くなった鳩はアンジェロに恩を感じるのか、お手伝いするように、、、。でも、どんどんアンジェロは加齢で弱っていくのが寂しいです。スピードを落とすことで弱っていることを直接書かずに想像させる手法はすごい。そして、最後に死ぬ前に残したプレゼント、、、、。

プレゼントの鳥の巣を見て、本当に感動で泣けます。名づけて育てた鳩のための最後の贈り物は本当に素晴らしい。

ちょっと文章やページが長いので3歳にはちょっと早かったです。5歳くらいからが良いのでは？、、、いずれにしろちょっと悲しく切なくなる感動作です。ヨーロッパのとくにイタリアっぽい雰囲気があって、物悲しい。名前のとおり、天使の素敵な彫刻を残して去りましたね。

この絵本は、高学年か大人向けでしょうね！

アンジェロさんは、教会の壁ぬり職人、また、彫刻に新しい命をふきこむ仕事、死ぬまで、仕事をづけた、彼の生き方はすごいなあ〜

アンジェロさんが助けてあげた鳩のシルビアの友情は、人間の友情とかわりません！！

それ以上かもしれませんね。

お互いが、お互いを必要としている、この関係がすごいですね。

アンジェロさんがだんだん年老いていくのを、励ます、鳩のシルビア

絵も緻密で、アンジェロさんの仕事ぶりがよく分かります

アンジェロさんの顔が印象的です。

それと鳩のベットを作ってあげるアンジェロさんの細やかなことさすが、職人と感心しました。

二人の友情は、何にも負けない強いものですね。

アンジェロさんが死んだあとに、シルビアの新しい家を造っていたなんて感動です！

それは、スタッコという壁塗り材料でできていて壊れないように工夫されていたんです。

アンジェロさんの愛情ですね。

そこでシルビアの雛がかえっているのを見ると益々アンジェロさんのことが思い出されて、涙がでてきますね。

又機会があれば、この絵本を読んでみて下さいね！