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ごんぎつね」 みんなの声

ごんぎつね 作:新美 南吉
絵:黒井 健
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年08月
ISBN:9784039632708
評価スコア 4.86
評価ランキング 59
みんなの声 総数 72
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72件見つかりました

  • なぜ、悲しいのかを考えて欲しい一冊。

    このお話に出会ったのは、小学校の教科書でした。
    この挿絵の持つ何とも言えないあたたかさ、重みに子供ながらに見入ってしまったことを覚えています。
    教科書に載るくらいなので、お話はみなさんご存知だと思いますが、ごんのちょっとしたいたずらに「いけないことして!」と怒る気持ちになったり、いたずらの埋め合わせをするごんの姿に、後悔の気持ちを学んだり、子供にとっては、質の良い気持ちの体験をさせてあげられる一冊だと思います。
    なんともいえない悲しい気分になる結末。
    ただ「殺されたからかわいそう」なだけでなく、生きているごんから兵十へ気持ちが伝えきれなかったもどかしさ、失った命が戻らない現実の厳しさを、子供にも感じて欲しいと思います。

    投稿日:2006/11/11

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  • 今でも印象に残っています

    名作中の名作で、多くの方が小学生のころに学校で読んだ記憶があるのではないでしょうか。

    わたしは小学校一年生のときに、クリスマスプレゼントにもらって読みました。

    当時の私にはお話が難しかったのか、ストーリーの印象はあまり残っていないのですが、この絵だけは、はっきりと覚えています。
    静かで、独特の世界観のある絵で大好きでした。

    当時の私は、きつねがいてもおかしくないような田舎に住んでいたので、わくわくしながらごんぎつねを探したものでした。

    中学年くらいになってからは、おはなしの悲しさや切なさがわかってきて、また違う読み方をしていたように思います。

    年齢に応じた読み方ができるのも、この『ごんぎつね』のすばらしさの一つではないでしょうか。

    投稿日:2006/05/08

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  • 美しい日本語と絵と

    誰もが知っているお話「ごんぎつね」。
    新美南吉の世界が絵で完全に再現されています。
    繊細なタッチ、柔らかい色合い、日本的な色彩感覚。
    絵と本文の融合がすばらしいです。
     小さないたずらをしてしまったさびしいきつねの「ごん」。埋め合わせをするつもりが裏目に出てしまい。。
    あまりにも悲しいラストで子供向けには躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
    でも、失われてしまった、美しい日本の風景や風習をこの機会に知ってもらうのもいいことだと思います。
    そしてなによりも早いうちに「美しい日本語」に触れて欲しいです。
    おすすめです。

    投稿日:2006/05/03

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  • 大好きな

    今くらいの時期のお話かな? 幼稚園はこの時期運動会の準備で忙しいらしく、10月か11月前半に読むようにしています。 ちょっと長めだから2週に分けて読んでいるので。
    このお話は、僕が小さい頃よく父にせがんで読んでもらいました。 それは絵本ではなく『新美南吉全集』だったと思いますが。 このお話が小学校の教科書に出て来た時には、なんだかメチャクチャ嬉しくて、朗読の時になると積極的に手を上げてた記憶があります。 上手く読める訳じゃないくせに。 きっと「この話は【僕の】お話だ」「僕のモノだ」みたいな気持ちがあったんじゃかいかと・・・今でも無くはないし(笑)
    内容はちょっと悲しく可哀想なお話ですよね。 最後にごんが撃たれちゃうし。 幼稚園では楽しい本ばかりを読んでしまうので、この本を読む時はすごく緊張します。 お話自体も長いし、みんな飽きてうるさくなっちゃうんじゃないかって。 でも、今まで何度も読んだけど、クライマックスでうるさくする子は居なくて、みんな「しーん」として聞いてくれます。 心の中で「小さく」ガッツポーズです。
    読み終わった後「ごん死んじゃったの?」と子どもたちからよく聞かれます。 僕は今まで撃たれたごんは死んでしまったと思っていたので、「たぶんね」などと答えていましたが、ある子が「死んでないよ!それからきっと仲良く2人で暮らしたんだよ!」って。 その後のことは、一人一人の想像に任せるのがいいのかもしれない、そう思いました。
    この絵本を見つけた時、買おうかどうかかなり迷いました。 僕にとっての『ごんぎつね』は、父に読んでもらったお話の『ごんぎつね』だったからです。 「これは僕の『ごんぎつね』じゃない」そうも思いましたが、黒井健さんの優しくあたたかな絵を見てるうちに、気持ちが・・・。 今ではこの絵本も、大切な僕の『ごんぎつね』です。

    投稿日:2004/09/24

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  • 難しい絵本だけど

    年長さんの娘と読みました。
    幼稚園児が読むには、文章量が多く、求められる背景知識も多いという難しいストーリーでしたが、娘が真剣な表情でお話を聞いてくれました。特に、最後の場面は印象的だったようです。
    いつ、何歳になって読んでも引き込まれるお話でした。

    投稿日:2022/06/13

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  • ごんぎつねの本といえば我が家ではこれ!

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳

    両親のいない子狐の「ごん」は、村へ出ていたずらばかりして、村人を困らせていました。ある日、兵十が、病気のお母さんのために捕まえたうなぎを、いたずらで取ってしまいます。ごんは、罪のつぐないをするのですが…。イラストも美しい絵本です。

    投稿日:2021/07/21

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  • 悲しい結末

    新美南吉さん、黒井健さんのきつねというと、てぶくろを買いにが真っ先に思い浮かぶのですが、こちらも名作ですよね。
    ラストが悲しいので、まだ少し早いかなと思いつつ、子供たちに読んでみました。
    やはり、最後にごんが死んでしまうことが悲しかったようで、えっ、ここで終わりなの?と言っていました。
    栗とか届けて優しいきつねやのに撃つなんてあかんやん!とも。
    確かに子供の感想としてはそうなりますよね。
    でも、最後の最後に、ちゃんとごんが栗を届けてくれたんだと分かってもらえたのは良かったと思いました。

    投稿日:2021/03/11

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  • 久しぶりに読みました

    このお話に出会ったのはもう何十年前の小学校の国語の教科者でした。当時は兵十やごんの気持ちやラストに寂しさを感じていた覚えがあります。改めて大人になって読むと、黒井さんのイラストとお話が重なって本当に胸に沁みる絵本でした。今は教科書に使われているかはわかりませんが、息子にもいつか読んでもらいたいです。

    投稿日:2021/03/16

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  • やはり黒井さんの絵ですね

    娘の教科書に「ごんぎつね」のお話がのっていたので、
    改めてこの絵本をてにとり、読み聞かせをしました。
    読みながら泣いてしまうくらい、この絵本は私にとっても
    印象深い絵本です。
    小さい時の自分が、かなりの衝撃をうけたのを覚えています。

    いくつかごんぎつねの絵本はありますが、
    私の中ではやはりこの黒井健さんの絵が一番しっくりときます。
    透き通るような表紙の絵が大好きで、今も我が家の本棚で
    存在感をはなっています。

    投稿日:2020/11/17

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  • みゆきトレーナーです。
    小学4年か5年のときに教科書にも載っていたお話です。
    話が切なすぎる。
    その分、考えさせられる本でもあります。
    お互いの気持ちが伝わらないことや、やってしまってからの後悔。
    思い込みやきめつけてしまうのではなく、ちゃんと相手と話す大切さを感じました。
    同時教科書で読んでいたときに思わず涙が出たことを今でも覚えています。
    みんな普通に読んでいて、1人だけ泣いているなんて恥ずかしいと思っていました。

    主人公に視点を向けるか、ごんぎつねに視点を向けるかで感じ方がまた違うかもしれないです。


    長年読み継がれている本だけあるかと感じます。
    大人が読んでも思うところが沢山ある1冊なので、お子さまと一緒に読んでみるのもおすすめです♪

    投稿日:2019/12/31

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