この巻ではおばけ(幽霊)が登場します。そのため見返しには人魂が。
おばけが登場するとぼくはあわてておじいちゃんを起こし、ガタガタふるえます。
私も幽霊とか怪奇現象は好きではないので、ぼくの気持ちがよくわかります。
またおじいさんが室内の冷蔵庫からぼくの分のオレンジジュースとおじいさんとおばけ用にビールを出しおばけに勧めるのですが、おばけが「こういうところのビールは高いんじゃないですか ドロドロ」と心配していうセリフが私達庶民の感覚を反映していて面白いです。
旅館の床の間に「くさいほど うれしや わがおなら よしを」と額装された色紙がありました。この絵本の中の世界に存在する、「み○を」氏ではなく「よしを」という詩人のようです。
この巻では1巻でぼくの家の各所にあった「アカフジ(赤富士)」の画がトイレにも掛けられています。
また最後のページには次の巻の予告なのか、あるものが空を飛んでいます。