図書館の絵本の棚から息子が借りてきた1冊です。
表紙の絵と云い タイトルと云い 漫画チックな感じで
「面白そう!」と思ったのでしょう。
でも読んでみると 想像していた内容とは随分違っていたようで
読み終わってからしばらく 考え込んでいました。
私も 読んでみましたら…
ポップな表紙の印象とは裏腹に 内容はとってもシリアス。
3つの短いお話が収録されているのですが
それぞれのテーマが老人介護・高齢化社会、いじめ・教育、戦争と
とってもシビアなものばかり。。。
こういうことって つい目を背けたくなっちゃうけど
本当は直視して
自分なりの考えを持つ必要があるのかもしれないなって
思ったりもしました。
…という訳で この本は
小学校中学年位の子供からが対象となるのかもしれません。
どのお話も 子供の視点から
現実を客観的に捉えたスタイルで語られているので
読んでいるうちに
自分の気持ちや考えが自然に見えてくるようにも感じました。
(だから 息子も考え込んでいたのでしょう。。。)
谷川さんの上手さに脱帽です。