恐竜好きな息子が図書館で借りた本です。私も含めて「恐竜」と言うと毛嫌いしてしまうお母さんがおられるかもしれませんが、この恐竜は従順でかわいらしい感じです。
トッカーゲさん一家はアフリカ探検に行き、恐竜を捕まえ、「ボブ」という名前をつけてアメリカに連れて帰ります。
トッカーゲさん一家が恐竜を見つけても驚かずに家族同然になってしまうところが、まず信じられませんが、物語はどんどん進みます。
絵がグリーンを基調としており、そこがありえない話ながら安心して読める点であるかなと思いました。
恐竜をアメリカに連れ帰り、何も問題がないはずもありませんよね。
よく、ワニやカメを飼って、育てられなくなって捨ててしまうという飼い主がいますが、その点トッカーゲさんは立派です。ボブをどこまでも守り抜きます。
恐竜と人間との心温まる共生が描かれた作品だと思いました。
絵がとてもアニメーション的で、とても印象に残る絵です。