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せかいいち おおきなうち りこうになったかたつむりのはなし」 みんなの声

せかいいち おおきなうち りこうになったかたつむりのはなし 作・絵:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1969年
ISBN:9784769020035
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,141
みんなの声 総数 70
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70件見つかりました

  • 大切なことを見失った時

    “欲張りすぎると、ろくなことがない”・・・。
    昔ばなしを含め、よく物語のテーマとなる代表的な教訓ですが、この絵本では特に現実味を感じました。
    お父さんカタツムリが、子供に聞かせている体験談・・・という具合なので、説得力があるのでしょうか。
    何事も、体験者の口から語られる話は信ぴょう性があります。

    目に映るものだけを気にしていると、どういうことになるか・・・。
    それをレオニは、沢山の人が共感しやすい“家”の大きさに例えて、教えてくれました。

    “大きな家がほしい”という欲は、子供にも大人にもあると思います。
    たとえばその理由が、沢山の犬と暮らしたい とか、家の中にシアタールームを作りたい とか、美術館の様に沢山の絵を飾りたい とか、
    “大きな家で実現したい夢があるから”であれば、私は応援します。

    ですが、ただただ“大きなほうが自慢できる”“大きなほうがかっこいい”という理由であれば、それは空虚なことかなと。
    壊れてしまった大きな殻には、寂しさと虚しさしか感じられませんでした。

    目に映るものだけを気にして本当に大切なことを見失った時、きっとどんな人でも後悔すると思います。
    それが取り返しのつかないことであれば、尚更・・・。
    話の流れから結末を想像していましたが、“せかい いち おおきな うち”の最後を目の当たりにして、思わずゾッとしてしまいました。

    投稿日:2013/07/04

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  • 心の動きが鮮やかに

    • ピクルスさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子5歳、男の子1歳

    小さなかたつむりが、お父さんに「せかいいちおおきなうちがほしい」と言います。
    とってもかわいい、子どもらしい無邪気な願い。
    でも、かたつむりにとって大きいうちをもつことは・・・
    その危険さを、静かにお話してきかせるお父さんかたつむり。

    お話の中で、かたつむりはうちをどんどん大きくし、飾り立てて
    みんなに注目はされたけれど、大きすぎるうちのせいで動けなくなって消えてしまいます。

    読んでもらいながら、娘は飾られてゆくかたつむりの姿に素直に喜び、
    それが空っぽになって朽ちてしまうページではとてもショックな表情。
    でも、その後で、「おうちはちいさくしとこう」と思い直したちびかたつむりが
    すばらしくきれいな景色の中を散歩する場面では、
    また「わあ、きれい」と笑顔。

    「ちびかたつむりのめは なみだでいっぱい。」
    「ちびかたつむりは とてもしあわせ。」
    語り口は静かですが、そのお話といきいきとした絵の中に、ちびかたつむりの心境が鮮やかに描かれています。
    そして、娘の反応も、ちびかたつむりの心をそのまま映したかのようでした。
    それだけ、説得力がある絵本です。

    娘とわたしは特に、ちびかたつむりの散歩する、字のないページが大好きです。

    投稿日:2013/07/01

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  • 絵も内容も

    • 虹花さん
    • 30代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子7歳

    まず、表紙の絵に引き込まれたようです。
    とてもきれいな絵ですが、体の割に大きなからのカタツムリの絵が、「どうしてだろう?」と、気になったようです。
    だんだん殻が大きくなってきれいな殻を付けているところがとても印象に残ったようでした。
    内容も、「欲張りすぎはいけない」というのを、わかりやすく教えてくれていて良いと思いました。

    投稿日:2013/06/25

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  • 色彩の美しさと教訓

    • テラニィさん
    • 30代
    • その他の方
    • 東京都
    • 女の子0歳

    レオレオニの作品は美しい色彩で
    人生の教訓を絵本で教えてくれます。

    欲を出しすぎて破滅してしまう
    カタツムリの話

    父が子供に失敗談を話して、子供になにが自分にとっていいことなのかを教えてくれます。

    きっと読んだときの年齢で感じ方が違う作品になると思いました。
    大人になってもずっと読める作品だとおもいます。

    回想シーンになると文字がゴシック体から明朝体に変化するところにそういう表現もあるんだと感心しました。

    投稿日:2013/06/24

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  • 自分を大きく見せるということ

    この物語の最後に、
    小さなありのままの自分であることを選んだかたつむりに
    「どうして きみの うちは そんなにちいさいの?」と
    聞いた「だれか」(他のかたつむり)が出てきます。
    私はその「だれか」の存在が気になって仕方なかったです。

    人がどんな風体をしていようが、そんなことはあなたに
    関係ないでしょ?と言ってあげたい気分になりました。

    もしや、自分の体を大きくしたかったかたつむりは
    そんな心ない「だれか」の言葉に反発して一生懸命
    体を大きくしたのかもしれない。
    そのうち、大きく立派な自分を見て感嘆する「だれか」の
    声に気を大きくして悲しい結末をむかえてしまう。

    そんなかたつむりを私は悲しくもとても愛おしく感じました。

    投稿日:2013/06/24

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  • 感性が育ちそうな絵本。

    • ラテ子さん
    • 20代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    おおきな家(から)に住みたいと夢見たちびかたつむりが、お父さんにその思いを言うところから物語は始まります。

    そうして、おおきくなった家を想像して物語は進んでいきます。
    おおきくなった家は、とても綺麗でかっこよくて、娘も私も単純に絵の持つ魅力に引き込まれ、物語をスムーズに読み進めました。

    最終的には、私たちが想像していなかった結末でした。
    なんだか読んだあとにしみじみ考えさせられる絵本です。
    4歳ぐらいからなら、子供と内容について語り合うなど、色んな楽しみ方の出来る絵本だと思います。

    投稿日:2013/06/23

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  • 子どもは大きければいいと思わないみたい

    • うつぼっちさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子10歳、男の子7歳、男の子3歳

    大きい殻がいいというちびかたつむりにお父さんが語ってあげるお話。

    殻をどんどん大きくして満足していくちびかたつむりに、「なんで(うれしいの)?」と問いかける3歳の息子。大人は「大きい家がいい」という気持ちが当たり前のようにあるけど、子どもはそうじゃないのですね。

    大きくなってカラフルになって。
    挙句、動けなくなって消えてしまう・・・。
    ここで子どもたちはびっくりしていました。

    なんだお父さんかたつむりのお話しだったんだと
    ほっとしたようすでしたが、何よりもほっとしたのは
    大人の私かもしれません。

    大人と子どもが一緒に読むと反応の違いが面白い絵本です。
    梅雨時、かたつむりを見かける時期が特におすすめです。
    ストーリーものより、図鑑好きな子どもも、表紙のかたつむりに
    魅かれて見入っていました。

    投稿日:2013/06/20

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  • 素敵なお父さん

    • おゆみさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    3歳の息子にはまだ内容がしっかり理解できていないようですが、親の私にとってとても良い本だと思いました。
    世界一大きな家が欲しいと言った息子に世界一大きな家を持って最終的にはそのために死んでしまったカタツムリの話をして考えを改めさせたカタツムリのお父さん。

    私も息子が将来道を踏み外しそうになってしまったとき頭ごなしに「ダメ!」というのではなくカタツムリのお父さんみたいに息子に色々な可能性を話し、自分の意志で決めさせたいと思いました。

    投稿日:2013/04/04

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  • 年に1度はよんでやろう。

    • たっこんぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 男の子5歳、男の子3歳、

    5歳の息子には理解できたのか???
    と思いますが、本当に良い本だとおもいました。

    欲を持つことについて、年齢にあった話ができそうです。

    5歳の息子には、本当に自分の必要なものの大きさ、量があるんだね…と話をすることができました。

    6歳になったら、もっと違うはなしをしたいと思います。

    投稿日:2012/05/11

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  • 大きな夢はいけないこと?

    • ぎんにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子3歳、男の子1歳

    言いたいことはわかります。「せかいいちおおきなうち」が欲しいという小さなかたつむりに、父親が語って聞かせる、大きな殻を手に入れて不幸な末路をたどるかたつむりの話。確かに、現状に満足することはある意味大切なことですが、大きな夢を持ってはいけないのでしょうか?子どもが自分で失敗する前に、親が夢をつぶしてしまうようなストーリーがあまり好きになれませんでした。
    レオレオニは大好きですが、これは図書館で借りて読んで以来、少し引っかかっている作品です。

    投稿日:2012/03/10

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