大坂城 絵で見る日本の城づくり 大坂城 絵で見る日本の城づくり 大坂城 絵で見る日本の城づくりの試し読みができます!
作: 青山 邦彦 監修: 北川 央  出版社: 講談社 講談社の特集ページがあります!
巨大な城が建ち上がっていく様子を精緻な絵で楽しむ一冊!

三コ」 みんなの声

三コ 作:斎藤 隆介
絵:滝平 二郎
出版社:福音館書店 福音館書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,300+税
発行日:1979年
ISBN:9784834002065
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 7
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  • 優しい巨人

    タイトルは、「さんこ」と読みます。
    本当の名前すらわからない、大男の呼び名です。

    オイダラ村の村人の困っていることを人知れず解決してくれる三コ。
    ある日、オイダラ村のオンチャが困っていることを知ると、姿を現し、
    親身になって解決しようとします。三コもまた、オンチャだったから。

    オンチャの為に土地を増やそうと、オイダラ山を海へぶち込もうとする
    三コのシーンがとても面白く表現されています。
    ヒイーッ ヒイーッ と泣く海。
    人の肩にのったことがなく、下ろしてくれ〜と泣く山。
    笑う雲。
    結局、違う形でオンチャの問題は解決するのですが、このシーンが
    私の中では結構お気に入りです。
    方言だからこそ、良かったのかなと思います。

    ところが、オンチャのために解決したはずのこのオイダラ山が山火事になり・・・
    胸騒ぎでそれを察する三コの姿の描写がとても素晴らしいです。

    オンチャの為に。村人のために。
    燃えさかるオイダラ山に覆い被さり、自らの命を捧げて死んでいく三コ。
    後半数ページは、オンチャの気持ち、三コの気持ちが心に滲み入るようで、
    黙々と読みました。山火事をくい止める為とはいえ、哀しい結末です。
    ただ、三コの意志を継ぐオンチャがたくさん育ったのが救いです。

    私とは別にこの絵本を読んだ息子が一言、「三コって、”花さき山”に出てきたよね?」と。
    慌てて「花さき山」を見返してみると、確かに三コの名前がありました。
    ちなみに、「花さき山」には、「八郎」も出てくるんですよね。
    お話が絵本の中でリンクしていることを知り、斎藤隆介さんの作品が
    より楽しめたように思います。

    掲載日:2011/01/28

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    2
  • オンチャの運命

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子22歳、男の子19歳

    『花さき山』で山姥が語るのが、『八郎』の八郎と、この三コ。
    作者が人間の理想像として造形した主人公です。
    不思議な名前です。
    秋田平野に住む、三吉か三太か定かではない、ということで、「三コ」と呼ばれているのですね。
    跡取りで無い次男坊、三男坊はオンチャと呼ばれ、生活のため仕事を探している時に、
    三コに出会うのです。
    実は三コも同じオンチャ。
    すでに伝説化したような大男の三コが、
    秋田県の太平山(たいへいざん)と思われるオイダラ山に植林を勧めるのですが、
    ある日、山火事が起こるのです。
    そのシーンは、五感が揺すぶられる迫力です。
    その時、三コがとった行動が、理想像とされたゆえんです。
    民話風の語りを用いた創作ですが、人々の営みを織り込んだ重厚な作品です。
    地味な作品ですが、子どもたちに感じてほしい内容だと思います。

    掲載日:2015/10/12

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    1
  • 雄々しい創作民話

    滝平さんの作品の中でもかなり雄々しい絵と、斎藤さんの少し重く感じられるお話で、とても重厚な作品だと思いました。
    貧しい村の水のみ百姓の三男として生まれた三コ。
    どうして巨人になったのかはわからないが、村のことを考え、オンチャたちに情をかけ、自らの命で村を守る守護神のようになった。
    長男だけが総領として尊まれ、後はごくつぶしとして差別化されてオンチャと呼ばれて、歴史の暗部を語っていると思いました。
    山を持ち上げたり、持ち上げた山が口をきいたり、スケールの大きさを感じました。
    読み聞かせ本としては骨太です。

    掲載日:2013/09/25

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    1
  • パワーがわく本

    4歳の娘には難しかったかもしれない。
    でも父親はとても感動した。
    三コのパワフルな行動力に、優しさに、リーダーシップに。
    クライマックスでは、
    いつの間にやら音読する声もでかくなってしまう。
    「あ。自分の声、でかくなってんな。」と気づくものの、
    ますます声は勢いを増していく・・。
    迫力ある文章、ダイナミックな切り絵、
    本の世界に引き込まれます。
    沈んだ疲れた心も、この本を読めば、メキメキと力がわくと思う。

    掲載日:2011/04/11

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    1
  • 民話の力強さを感じられます

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     我が家の次女はなぜか民話と昔話が大好きです。多分、伝承物語にある、生きることの大切さとか優しさとかそんな本質が気に入っているのではないのかと親は思っているのですが。
     
     この三コ(さんこ)はその次女の最も大好きな民話です。
     
     秋田の田舎に昔、三男坊がいたのですが、誰にも名前を覚えてもらえず「三コ」とだけ呼ばれ、大男となって何十年というながい月日を夜は山脈を寝床にして暮らしています。三コたちが住んでいる地域は貧しくて、長男以外は食うにも困る状態です。三コはそんなオイチャ(この地域で次男坊三男坊をさす)たちに、仕事を作るため山に植林することを思いつきます。はげ山だったおいだら山に日本中から木を集めてきてオイチャたちのために働くのですが、ある日おいだら山が火事にあって、山が、森が燃えるのです。三コはオイチャたちのために火に覆いかぶさって火事を止めます。
     オイチャたちは泣いた
    という一文が次女はとても気になるようで必ずここで、三コは死んだのか?と尋ねます。

     今その子は5歳になりましたが、未だに大好きで、今でもこの本を読んではいろいろ考えるところがあるようです。

    掲載日:2009/12/08

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    0
  • 命をかける大男

    • エミミンさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    秋田の山は昔、三コという大男が・・・・
    斉藤隆介さんと滝平二郎さんのコンビによる秋田県のお話第2作目です。こちらは学校の教科書にも載っていた時期があり懐かしく思われる方もいるかもしれません。
    大男が山の”おっちゃ”たちを救うため、自らの命をかけるお話です。
    お話の素晴らしさもさることながら、滝平さんの力強い絵に子供たちの目は釘付けです。

    掲載日:2004/11/14

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  • 「さんこ」と読みます。大男の呼び名です。山火事を消し止めるため、三コはその大きな体でオイダラ山に覆い被さります。命を犠牲にして村人の生活を守る物語は「八郎」に共通するものがあります。秋田を舞台にした創作民話ですが、方言は少なく比較的読みやすい文体です。滝平二郎さんの力強いタッチの切り絵が印象的。小学生にお勧めです。

    掲載日:2002/07/16

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