「なみだ」 みんなの声

そうまこうへいの絵本は、身近な出来事なので、親近感がもてます。
おとうさんの「涙」を、おばあちゃんの正直なお話でとても笑えました。おとうさんの威厳が保てなくてちょっぴり可愛そうな気もしますが、その分笑えるし、おとうさんが益々好きになれました。「涙」は、いっぱい流しても元気になれるから我慢しないで、泣きたい時には泣くのが一番いいと思いました。

３歳次女が選んだ絵本です。涙にもいろんな種類があることが描かれています。痛いときに出ちゃう涙、悲しい涙、悔しい涙。次女は「お姉ちゃんと喧嘩するときにでちゃうのと、ママが怒ったときにでちゃう涙だけしかない」と言っていましたが、これからいろんな涙を経験していくだろうなと思いながら読みました。

パパの涙をみたことが無いお話も出てきましたが、うちのパパもいつもぐっと我慢してるのかな。考えたことがなかったのですが、「どんなときになくんだろうね」と次女と話していました。

この絵本はサイズがとても小さいです。持ち運びにも便利ですよ。

「なみだは どうして こぼれるんだろう？」
ぶんぺい君が考えます。

たんたん としているような
ひょうひょう としているような
絵本なのに、新聞の４コマ漫画を見ているような
なんとも言えないリズム感でぶんぺい君が考えます。

夜に、この本を読んだあと、少しして
「あっ！　あくび しても涙がでる！」ヾ（≧▽≦）ノ
と、なんだかスゴイ発見でもしたかのように息子が喜んで、子供らしさ満開でした♪ヾ（＾ω＾＊）

涙にも色々な涙があるよ、と教えてくれる絵本です。
痛い時、悲しいとき、寂しい時、悔しい時、そしておかしい時。色々な涙がでてきます。
でもお父さんが泣いたのは見たことがありません。
「お父さんは男だから泣かないよ！ぐっとがまんするんだ」といっていたのに、実は子供の頃「なきむしけんちゃんって呼ばれていた」っていうオチには思わず笑ってしまいます。
うちの息子は、「えーん」と泣きまねをしながら読んでいました。
それを見て、「あ、うそ泣きの涙もあるな！」なんて思って笑ってしまいました。
ぶんぺいのえほんシリーズは、大人の心に響くことが多い絵本だと思います。自分が楽しむつもりで子供にも読んで上げられる絵本ですね。