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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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たいせつなきみ」 みんなの声

たいせつなきみ 作・絵:マックス・ルケード
訳:ホーバード 豊子
出版社:いのちのことば社
税込価格:\1,760
発行日:1998年10月
ISBN:9784264017400
評価スコア 4.82
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  • 大切に思われていること

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子14歳、男の子12歳

    ウイミックスという木彫りの小人、パンチネロが主人公。
    ウイミックス達は互いに評価しあい、星シールやだめ印を付け合います。
    何とも異様な光景ですが、
    私達にも心当たりがありますね。
    パンチネロはだめ印ばかりで落ち込みますが、
    自分を作ってくれた彫刻家のエリの助言で自信を取り戻します。
    まず、題名から強いメッセージを感じます。
    そして後半、大切な存在、という言葉が繰り返し語られます。
    エリの存在感に圧倒されます。
    親として、こんな存在になりたいですね。

    投稿日:2008/03/19

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  • 一言一言が心に響く本

    私は、クリスマスに友人からプレゼントされて、この本に出会いました。

    木でできた小人たちの村では、ほめたい人にはお星さまシールを、けなしたい人には、だめじるしシールをはることが流行っているのですが、だめじるしばかりはられるパンチネロは、外出するのもいやになってしまいます。そんな時、どちらのシールもはられていない不思議な小人ルシアに会い・・・というお話です。

    悩んだり、苦しんだりしてる時、この絵本は勇気をくれます。読んでいると自然と涙がでました。奥の深い、そして一言一言が心に響く絵本で、大好きな一冊になりました。

    幼児向けというよりは、どちらかというと大人向けの絵本です。

    投稿日:2007/08/06

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  • 「ピノキオ」 かと思ったら・・・ 

    • かざぐるまさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子10歳、男の子8歳

     「ウイミックス」というちっちゃな木のこびとたちのお話。 彼らは、エリという彫刻家によってつくられ、みんなは同じ村に住んでいました。
    ウイミックスは、きんぴかのお星さまシールとみにくい灰色のだめじるしシールをもっていて、お互いにそのシールをくっつけあって暮らしていました。 ある日、灰色シールばかりを貼られたこびとが、その作り主 エリに会いに行き、「他人の評価は問題じゃない。 おまえのことを大切に思っているよ。」 と諭されます。その言葉を信じ、自分に自信を持てるようになったとき、彼のだめじるしシールがぽろりと地面に落ちました。

     表紙の絵を見て、「ピノキオ?」を想像してしまいましたが、読み終えたときは、『目から鱗』って感じで・・・。
     この本は、キリスト教の伝道図書(?)を多く出版されている「いのちのことば社」のものと後々知ったのですが、宗教色も色濃くなく、ノンクリスチャンの方にも、その内容に、充分考えさせられる一冊だと思います。
    大人の方には、モノトーンの小さな絵本 「たいせつなきみ Ciassic 」の方もお薦めです。

    投稿日:2003/06/09

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  • 大切な自分

    悩みを持った子、学校に行けなくなった子、様々な子どもたちと接していると、いかにレッテル貼りの渦の中でもがいているかを感じることがあります。
    気をつけないと、自分も子どもたちにレッテルを貼ってしまいそうになることもあります。
    障害を持った子などは、貼るべきレッテルを探そうとして、本人がぼやけて見えることさえあります。
    この本は、自分への戒めでもあり、子どもたちだけでなく大人たちを解放するような絵本だと思います。
    人のどんな評価よりも、自信をもって大切な自分を認める存在になりたいし、人に対しても、一人ひとりを認められる自分でありたいと思います。

    投稿日:2020/07/20

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  • 揺るがない愛が自信を育ててくれる

    • ときいるさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子6歳

    この絵本はある人形作家がつくった人形たちの世界が舞台です。
    人形たちの世界では人形同士で評価を付け合います。
    優れた人形だと思えば相手に良いマークを貼り、逆ならだめなマークを貼り付けます。
    だめなマークを張られてしまった主人公の人形はもう失敗したくないと頑張るのですが空回り、、、緊張してますますミスをしてだめマークを増やしていきます。そのだめマークだらけの主人公を見て周りの人形は良く知りもしないうちから彼をだめだと決め付け。まただめマークを貼られてしまいます。そうして主人公はいつしか自信をうしない「自分はだめなんだ」と思い込んでしまうのです。
    自信を喪失していた主人公はある不思議な人形lに出会うのです。
    その人形はマークがひとつもなく、他の人形たちがマークを付けようとしても貼れないのです。
    主人公がなぜマークがないのかを尋ねるとある所に訪れるよう教えてくれたのです。
    そこは人形たちを作り出した職人がいる工房でした。
    人形職人は主人公に「たいせつな存在」であることを伝えるのです。
    何ができようと、どんな見た目であろうと関係ないのです。
    自分が作り出した人形たちは全て変わらずに大切なんだと。
    その人形職人の絶対的な愛情は他人からの評価されることにとらわれてしまい自分を愛せなくなった主人公に必要なものだったのです。

    この絵本は人形の世界で描かれていますが、この職人のようにわが子へゆるぎない愛情を持って自信を与えられているかな?と自分を省みる内容でした。
    6歳の娘に読んであげましたが、読み終わった後に思わず「きみがたいせつだよ」と抱きめてしまいました。
    娘にも自分が大切な存在であるという気持ちが伝わればいいなと思います。

    投稿日:2017/02/13

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  • 自己肯定感につながる素敵な作品

    あれ?表紙の絵が
    いろいろあるんですね?
    新聞の紹介で気になっていたので
    図書館にリクエストして
    届いたのは1998年10月初版のものです
    結構読まれたようで
    こたこたです

    図書館にあっても
    たぶん手に取ってなかったです
    今回リクエストして正解でした

    ウイミックスというちっちゃな木のこびとたち

    木の人形?ではなく
    小人で、それぞれ個性があるようです
    それも、とても強い個性

    で、毎日することが
    怖いのです
    「きんぴかのお星さま」のシールと
    「はいいろのだめじるし」シールを
    別々の箱に入れて持って歩き
    貼り付けあう!!

    怖いです

    どんな価値観で?
    だめじるしシールを貼ったら、自信をなくしちゃいますよね?
    と、想像していると・・・

    「どうせ ぼくは だめなウイミックスだから」

    うわぁ・・・
    ウイミックスのところを
    「人間」に置き換えたら・・・

    ところが
    素敵な出会いがあります
    そして、「どうせ」ではなく
    自分からすすんで・・・

    彫刻家のエリのことばは
    とても意味が深いです
    訳し方なのでしょうが
    こどもには、理解出来るかな・・・

    表情がまるっきり変わる瞬間
    絵がとても素敵です
    表情が豊かなのかな?
    アングルとかもとても考えられています

    思春期から大人にお勧めです

    投稿日:2014/05/21

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  • 何が大切なのか

    • あおそらさん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子2歳、男の子1歳、

    絵も文も、あたたかみのある素敵な作品でした。
    みんなから「だめじるしシール」をたくさん貼られてしまう木でできたこびとのパンチネロ。
    自分に秀でることなんかないと落ち込むパンチネロに、なんだか近頃の自分と少し重ね合わせてしまいました。

    そしてシールが体に貼りつかないこびとと出会い、自分のつくりぬしであるエリのもとを訪れます。
    つくりぬしエリはとてもあたたかく迎えてくれます。
    「ああ なにもかも わかっているよ。いとしい子。
    ほかのウイミックス(こびとたち)が おまえのことを なんと思うと かまいわしないさ」
    「おまえがわたしの あいをしんじたなら シールなんて どうでもよくなるんだよ」
    エリのあたたかい言葉たちが、まるで自分に言われているかのように、じーんと胸にしみました。

    行き詰ったり、焦ってうまくいかなかったり・・・
    そんなときにそっと開きたくなるような絵本でした。

    投稿日:2012/06/17

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  • わたしにとって たいせつな きみ

    • ランタナさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    赤い縁取り、暖かな味わいの絵、「たいせつなきみ」という題名、
    昨年、クリスマス・プレゼントの絵本を探していて、手にとりました。

    エリという彫刻家が作った、木彫りの人形達は
    優れた人に星のシール、劣った人には灰色の「だめじるしシール」を貼りつけ合って暮らしています。

    現実の世界でも、レッテルを貼ったり、貼られたり、
    人の評価で自分の価値が決まるような不安感は変わりません。
    だめじるしばかりのパンチネロの絶望が、ただただ切なかったです。

    だから、木のまんまのルシアの登場は、私にもまぶしいものでした。
    星シールも、だめじるしシールも、
    彼女にはくっつかないなんて。
    その理由は、彫刻家のエリのところにありました。

    エリの「シールがくっつくように していたのは おまえじしんなんだよ」という言葉が印象的。
    何か特別な容姿や能力がなくても、
    そのままの自分に「わたしにとってたいせつなきみ」と言ってくれる存在があれば、
    人の評価など気にならなくなるのでしょう、
    パンチネロ同様、少し時間はかかるかもしれませんが。

    エリは、人間の作り主・神さまを象徴的に描いているのだと思いましたが、
    読んだ人によって色んな読み方が出来ると思います。

    希望の光が差し込むようなラストがいい!
    しばし暖かな余韻に浸りました。

    息子には、もう少し先がいい?と思いつつ、購入。
    長いお話を真剣に聞き入り、その後も時折、読み聞かせをせがまれています。
    特に感想は言わないし、私も聞きませんが、何か感じるものがあるようです。

    人と人の間で、時に固くなる気持ちをほぐし、暖めてくれるような絵本、
    大人の方はもちろん、小学生位〜中学生、高校生にもおすすめです。
    TO・・・FROM・・・が書きこめるページもあり、
    プレゼントにもぴったりです。

    投稿日:2011/10/20

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  • 心がやすらぐ本

    • 夢見るアリスさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳、男の子7歳

    どこにでもよくある現実をやさしく表現しています。
    絵の画法もそれを手伝っているのかもしれません。

    自分を愛してくれる人がいることで、人は輝きを増すのでしょうね。

    パンチネロの最後のセリフ「ありゃ ほんとだぞ」を読んだときホッとしました。大切なものに気づいたパンチネロの顔が、嬉しそうで私も嬉しくなりました。

    投稿日:2010/09/02

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  • 愛される理由とは・・

    息子が大好きな絵本のひとつで、私も読んで感動しました。

    なにをやってもダメでとりえがないと思われる主人公が、大切でかけがえがないといわれるシーンは、この話のクライマックスですが、全ての人に向かって語られたメッセージのような気がします。

    子どもが自分自身を大切に思う心を失ってしまった現代では、多くの子どもがちょっとしたことでも死を選んでしまう悲しい現実があります。
    今のそのままの姿で、とてもたいせつでかけがえがないということを、多くの子どもたちに知ってもらう本だと思いました。

    投稿日:2008/05/01

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