リンドグレーンは大好きな作家なのですが、
今まで児童書ばかり読んでいて、
子ども向けの絵本がこんなに出ているということに
気がついたのは、つい最近です。
翻訳が、リンドグレーンの作品を多く翻訳されている大塚雄三さんだったためか、とてもリンドグレーンらしい素敵な文章を感じることができました。
今回、いくつか図書館で見つくろってきた絵本の中で、下の子が一番気に入って、何度も読み返していたのが、この作品です。
私も子どもの頃、「こびと」や「妖精」の存在にあこがれ、信じていればいつか会えるはず。と、幼心にブロックの下や草むらの中を探索したことがありました。(残念ながら会えませんでしたけど)
この絵本、「ペーテルとぺトラ」の素敵なところは、
彼らこびと族が教室に入ってきたと、
そのクラスの子どもたちが驚きつつも、
すんなりと彼らをクラスメートとして
受け入れてくれたと子ではないでしょうか?
特に一番初めに仲良くなったグンナルと、
こびとたちの友情はほのぼのしていて、見ていると暖かい気分になります。
我が家では真夏に読んでしまいましたが、
実は真冬のお話なので、学校の子どもたちに紹介するときは、
寒い時期にしたいと思います。