「紙芝居 子そだてゆうれい」 みんなの声

図書館のおはなしかいで読まれているのを聞きました。
同じお話の絵本を読んだことがあったので、ストーリーは知っていましたが、紙芝居になるとまた違った味わいで楽しめました。
不気味だけれど引き込まれるおはなしなので、１６画面と長いのですが、気になりませんでした。ひたむきな母の姿にグッときます。

自らは命を落としても、生まれくる命を助けたい一心の母心に感動するお話です。
真夜中に飴屋を訪れる女に、次第に不思議から怖さに変わっていくところが怪談としての味わいを感じますが、最後にはホッとする展開で良かったです。
これならば小さな子どもでも大丈夫でしょうか。

王道の昔話紙芝居ですよね。
有名な怖いはなしの一つです。
最近はわたしが子どもの頃、多くの子どもたちが見ていた「まんが日本昔話」みたいな番組を見る子は少ないでしょうから、知らない子の方が多いかもしれません。
ですが、一度は出会ってほしい昔話だなぁと思います。

「飴屋」に毎晩やってくる女の正体は？ドキドキしながら場面が変わっていくます。

16場面とやや長めの作品ですが、小学校に入っていれば十分聞けるストーリー展開です。

須々木博さんの絵ははっきりと太い線で遠目がきいて見やすいです。
5月の母の日の近くとかで子どもたちに読んでみるのもいいかもしれません。

女の幽霊が自分の赤ん坊のために飴を買いに来るという有名な昔話ですが、紙芝居で聞くと一層怖さが増すみたいです。我が家の４歳の子供は釘づけになっていました。

子供にはこわい幽霊のお話ですが、親の方は死んでもわが子を思う幽霊の気持ちを考えると胸をうたれました。