「ひつじがいっぴき」 みんなの声

どのページで紹介される動物も、ユーモアたっぷりで、どこか哲学的で、冗談なのか本気なのか不思議な詩集絵本になっています。
笑ってしまった後に、何かなるほどと私は感心してしまいました。
動物たちをこのように紹介できるハイセンスに、学ぶところいっぱいです。

たのしいです♪

ひつじがいっぴき　ひつじがにひき　…　ひつじがかぜひき　…　ひつじがいびき　（笑）
ねむれなければ　さいしょにもどる

そんなかんじで始まり、いろいろな生き物の　つぶやき　ぼやき、小噺にポエム。
いろいろ　いろいろ　たのしい　はなしが　いっぱいです。
ただ、少々長いので、いちどに読むのは疲れます。
休憩がとりたくなったら、手を止めて、この本に脱線してみる。
そんな使い方したくなる一冊です。
吟味できるのは大人ですが、リズムがいいのでこどもウケも良かったです。

読めば読むほど、味がある。
ひとつひとつのはなしを　じっくり味わってみて下さい！

表紙の羊の絵がかわいくて　手にとってみました
木坂　涼さんの動物の特徴をうまく捉えた詩と長谷川義史さんの絵がマッチしていてとても良い　詩の絵本でした

ひつじ　
数え歌のようで、いち　にい　さん　次は　ひつじが　かぜひき
おもしろい！
ひつじが　いびき　ねむれなければ　さいしょにもどる
なかなか　楽しい詩からはじまり、次はと楽しくなって

うさぎ　これまた　とてもリズミカルな詩で笑みがこぼれます

ーどうぶつ　いろいろ　わたし　ぼくー
１６の動物たち　パンダが　考えているのが　おもしろい。
コウモリの顔がいたずらぽく　こうもりって　こんなに楽しいんだ！
たくさんあるので　読んだ人の気持ちで　この絵本が生き生きすると思いますよ！


うまく表現されていて　どれをよんでもなるほどと思えます
うぐいすは　絵がカラー　　うぐいすのけなげさが何とも言えませんね！

ーどうぶつばんざい　すてきないのちー
うりぼうのいのち　みんな　一生懸命に生きているのが分かるのです
自分を精一杯！生きている

ーどうぶつだいすき　ことばでクイズー
「もんだい」　
しまうま　　真剣に考えているのです、私・・・・えっ？　
楽しい絵本です　（大人にも　子供にも読んであげたら　いいな〜）

言葉遊びにも似た詩がいっぱい！！

動物たちの特徴をよくとらえているものばかり。

９歳の息子と楽しく声に出して読みました。

中でも、「ふくろう」
ぼくのおかあさんはたてにわったりんごににています

というところ。

『ふーん？あれ、本当だ！！』と、息子。
みると長谷川さんの挿絵、ふくろうの顔がリンゴに見えてきます。

『素晴らしい！！』
私、思わず叫んでしまいました！！

かわいらしい動物たちに癒されます。
ほんわかした気持ちになります。
声に出してぜひ読んで欲しい１冊です。

木坂さんの詩、ほのぼのしています。
動物のひとりごとのようで、読んでいると心の筋肉がほぐれていくようです。ゆるくなります。いい気分です。
この本を読むと、詩ってそんなにかたぐるしくないものなんだって思えます。自分でもつくれるかしら？そんな期待もでてきます。木坂さんの魔法にかかったのかもしれませんが。
子どもにも読んで聞かせて、親子で動物の気持ちになって詩をつくり合うっていうのもいいですね。

絵本の翻訳などの作品も多い、詩人・木坂涼さんの「詩」の作品集です。
イラストを長谷川義文さんが担当していて、絵が大きく、漢字も使っていないので、幼稚園くらいの子から、上限は大人でも楽しめると思います。

特に表題作の「ひつじがいっぴき」は素晴らしかったです！！
皆さんも、眠れない夜に一度くらい「ひつじ」を数えたことがあるんじゃないでしょうか？そのひつじの数え方が、ここでは面白いのです。
初めはごく普通に数えているのですが、途中でサラリと脱線し、そしてまた、普通に数えて終わるのです。
その一文・「ひつじがさんびき　ひつじがかぜひき…、ひつじがじっぴき　ひつじがきゃくひき…」
このさらっと感が、詩人だぁ〜。と、思いました。
この本は動物のたちの言葉を紡ぐような作品が多く、なるほどとうなずいたり、微笑ましく思ったりしながら読むことができました。
今年中学生になった上の子も、「ひつじがいっぴき」には笑っていました。

たいてい誰もが知っている動物をタイトルにしている詩が
31編収録されいます。

「ひつじ」といえば　夜眠れないときの必須アイテム。
でも　木坂さんの腕にかかると
こんな数え方になってしまうんですね（笑）
韻を踏みながらの　ユーモアたっぷりのカウントに
誰もが笑っちゃうでしょうね。
そして　私が好きだなぁ…と思ったのは「うぐいす」です。
この詩を読む度に　響き渡るうぐいすの声が
聞こえて来るような気持ちになります。
使われている言葉がとても気に入りました。

言葉の選び方・目の付け所などに注目すると
詩を作る際のヒントも　たくさんもらえそうな詩の絵本です。

動物をテーマにした詩やクイズがおもしろい視点で詠われています。
的を得ていて、読むたびに笑えます。
息子が１番気に入ったのは『ひつじ』。
眠れないときにひつじを数えるけど・・・
「あれ？？なんかおかしいよ？」「おもしろい。」
「これじゃぁ〜笑いがでて、眠れないよ〜。」と爆笑。
長谷川義史さんのほのぼの絵も楽しいです。