ダンボのDVD(オリジナル版)で、この物語を知った娘に、日本語の「ダンボ」を読んであげました。映画と同じく、コウノトリがジャンボ(お母さん)に赤ちゃんを運んできてくれる場面を、娘は1番喜びました。お母さんがダンボに頬擦りをするように、鼻でくるんと抱きしめている絵を見ながら、娘もまたお母さんと同じくらい優しいまなざしを向けています。他のぞうたちが、耳の大きなダンボをからかったり、いじめたりしても、お母さんだけは「世界中の誰よりも1番かわいい私の赤ちゃん」という微笑でダンボを見つめています。娘もそれをわかっていて、そのことが何よりも嬉しそうなのですが、ちゃんと私にも言葉にしてほしいらしく、自分をダンボに置き換えて、お母さんのせりふを聞きたがります。とてもよいお話なのですが、ただ1つ残念なのは、「ダイジェスト版」のように短縮されすぎているため、子どもにはストーリーを追うのが少し難しく思われた点です。