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作: すとう あさえ 絵: 早川 純子  出版社: 童心社 童心社の特集ページがあります!
来年も福がいっぱいの一年になりますように。

岩波少年文庫 あのころはフリードリヒがいた」 みんなの声

岩波少年文庫 あのころはフリードリヒがいた 作:ハンス・ペーター・リヒター
訳:上田 真而子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
本体価格:\700+税
発行日:2000年
ISBN:9784001145205
評価スコア 4.33
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  • ユダヤ人の友(フリードリヒ)を持つ、ぼく

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    第1刷が1977年となっています。
    私の記憶では、自分が小学校の頃図書室にあったような気がします。
    だから、タイトルだけはずいぶん前から知っていましたが、子どもが読みたいというので、今回図書館から借りてくるまで、自分からは一度も読んだことがありませんでした。

    ドイツに興味がなくても、戦争の話やヒトラー政権に興味がなくても、
    本が好きな方は、ぜひ一度は読んでほしい作品だと思いました。

    主人公の「ぼく」と、一週間しか誕生日が変わらない幼馴染フリードリヒ。
    貧しい暮らしの中でも、同じものを見て、一緒に遊んで、一緒に成長してきた「ぼくと」フリードリヒの大きな違いは、
    フリードリヒがユダヤ人の子どもだったこと!

    他のユダヤ人の物語や、ヒトラー政権で虐げられた人たちの話は、その本人が主人公であることが多いですが、
    この作品は、ユダヤ人の友だちを持っているけれど、彼がユダヤ人であらろうとなかろうと、なんの偏見も持っていない「ぼく」の目線で、見た事・感じたことが語られていきます。
    1章1章は日付のタイトルになっていて、
    ヒトラー政権のユダヤ人に対しての弾圧が日々厳しくなっていくのがわかります。

    結局、「ぼく」とその家族は、フリードリヒと、フリードリヒの両親を大切な友人と思っているにもかかわらず、本当の意味で救ってやることはできませんでしたが、
    『なにかをしてあげる』のでなく、『《ユダヤ人だから》という偏見の目で見ることなく、普通に接していた』ことが、フリードリヒたちにとってありがたかったのではないかな〜と、思いました。

    苦くて、悲しいお話ですが、時代が古い物語にしては、違和感なくしっかりと伝わってくるよい作品なので(もちろん名作の1冊)、
    ぜひ手にしてほしい1冊です。
    特に「ぼく」や、フリードリヒと同じくらいの年齢の子どもたち小学校高学年くらいから、高校生くらいの子に読んでほしいです。

    掲載日:2010/12/08

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  • 狂気の時代と人間の崩壊

    1週間違いで生まれた僕とフリードリヒの純粋でとても哀しい話です。
    ユダヤ人として生まれたフリードリヒは、ナチス政権と戦争の中で時代に追い詰められていきます。
    平和だった社会が崩壊していきます。
    差別、偏見、…、人間の理性の崩壊が各章の日付とともに克明に描かれていきます。
    とても哀しい話ですが、目をそむけることのできない現実です。
    人間の心のもろさと、フリードリヒと僕の友情の純粋さの不変。
    これまでに心にしみる話はないし、今の子どもたちに是非とも伝えたい話。

    平和のように見えていて、現代社会においてなんと人間間の心の通い合いが希薄であることか。
    最後に年表があります。
    話の背景が裏付けられます。
    この本が「岩波少年文庫」として出版されている意味の重要さを感じたいと思います。

    掲載日:2010/06/21

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