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時計坂の家」 みんなの声

時計坂の家 作:高楼 方子
絵:千葉 史子
出版社:リブリオ出版
税込価格:\2,200
発行日:1992年
ISBN:9784897843193
評価スコア 4.67
評価ランキング 2,602
みんなの声 総数 5
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  • 子供の成長と共に!

    たかどのほうこさんの絵本は、「まあちゃんシリーズ」「つんつくせんせいシリーズ」など子供が幼児期から親子で親しんできました。
    子供が小学校中学年の時には「のはらクラブシリーズ」「すてきなルーちゃん」をよく読んでしました。
    そして、今小学校高学年になり、高学年向けのたかどのほうこさんの児童書をまた読んでほしいなぁと!
    楽しくわくわくどきどきするストーリー。
    さすが、たかどのほうこさんですね。

    投稿日:2022/04/23

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  • 謎を追って

    高楼 方子さんという作家さんを知ったきっかけとなった作品です。
    ファンタジーなのでしょうが、もっと強いなにかを感じる本でした。
    何度か読み返しましたが、そのたびに、
    また夢中になって読んでしまう作品です。
    マトリョーシカ、不思議なスカーフ、大時計や扉や鍵といった
    小道具が巧みに使われていて面白いです。

    投稿日:2016/10/18

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  • 一歩大人に

    話の先が見えず、時計職人チェルヌイシェフの謎と祖母の謎が複雑に絡み合うさまが秀逸。
    それぞれの過去が、現在の自分や町にまで繋がっているところなどは、スケールはどうあれ誰しもが感じながら大きくなる部分ではないでしょうか。また大人の気持ちをちょっと理解する瞬間でもあったりして。
    なぜ祖母が消えたのか。
    おじいさんや周囲の人々の気持ちが、大人にならわかると思う。児童文学だけども、大人でないと読み解けないかもしれない懐の深い話でもある。
    現実に生きる手ごたえや楽しさを知ったフー子の物語ともいえるかな。

    また挿絵がすごく世界に合っていて魅力的でした。
    汀館の描写も素晴らしく、住んでみたいと思ったのは私だけではないはず。
    おじいさんの通う喫茶店に、私も行きたい。あそこでお茶したい。私個人の勝手な想像では、五島列島あたりを考えていました。違うだろうけど。
    大好きな作品です。

    投稿日:2014/11/25

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  • 恐怖と不安と好奇心

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    夏休みに祖父のもとで過ごすことになったフー子の、不思議な体験を描いた物語。
    かなり読み応えのある作品ですが、読後には寂しさを感じてしまうほど。
    それだけ夢中になって楽しんでしまったということです。

    普段は何ともないその場所が、全く別の世界に変化するこのお話。
    キーとなる時計。
    アン・フィリッパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」と共通している部分が多いと感じました。
    が、大きな違いが。
    それはこの物語で現れる異世界には、底知れぬ恐怖と不安が付きまとうのです。
    それはフー子の祖母が行方をくらませたその場所であるからでしょうか。

    いくつもの謎が少しずつ解けていく展開に引き込まれていきます。
    クライマックス。フー子の行く末を左右する場面は、息をもつかせぬ緊迫した雰囲気が見事に描写されています。
    そして、読後もまだ残る謎が、いつまでも余韻となっていることが、何だか心地よかったりします。

    投稿日:2009/07/04

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  • ファンタジーの好きな大人の方にも

    総ページ339。1992年発行。分量と内容から小学校高学年向きと思われます。

    絵本からたかどの作品のファンになったのですが、長編の作家であることを再認識させられました。

    どのお話を読んでも話の構成力に驚かされますが、この本も読んだ後、主人公のフー子と同じように異次元を冒険し戻って来た気分になりました。

    読んでいて「秘密の花園」や「ナルニア国物語」をヒントにしたのではないかと思えましたが、それは単なるヒントに過ぎず全く別のお話として見事に成立しています。

    夏休み、小学6年のフー子は、いとこのマリカから祖父の家のある汀館に誘われます。家の近くには時計塔があります。祖父は住み込みのお手伝いさんリサさんと住んでいます。フー子の母は、祖父を嫌っていて祖父の家を訪ねる事がありません。

    フー子は、亡くなったと聞かされていた祖母の真相を自分で探り当てることになるのです。

    ロシアから亡命していた有名な時計師チェルヌイシェフ、マリカの名前の由来、リサさんの持っていたスカーフなどの伏線が複雑にはりめぐされていて、その一つ一つをマリカのいとこ映介の協力を得て解いていきます。

    謎解きの要素もあって、ドキドキしながら読みました。フー子が垣間見た別の次元の世界に魅入られたように、自分も魅入られていくのを感じ、怖さと見られた喜びを感じました。

    私は小学6年の夏休みに佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」を読んでファンタジーの世界に興味を持つようになりましたが、この作品を読んだ子どもたちもきっとずっとファンタジーの世界に魅せられていくだろうと思います。子どもだけに楽しませておくのはもったいないので、ファンタジーの好きな大人の方にも読んでもらいたいと思います。

    投稿日:2008/01/13

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