「ぼくらは「コウモリ穴」をぬけて」 ママの声

母を亡くしたばかりのつーくん。
いとこのアユくんやみんなの前では元気いっぱいな姿を見せていますが、淋しくないはずがありませんよね。
時折見せる母を思い出す姿に、切なさがこみあげてきます。

つーくんとアユくんが体験する不思議な出来事。
それは大切な人を亡くした人が、誰でも願うような夢のような出来事でした。

当たり前の幸せを、私たちはなくしてから気づくことが多いかもしれません。
今ある幸せを、しっかりと感じて生きていきたい。
そう思いました。

お勧めの本だったので読んでみたのですが
冒険あり、親子愛ありで、とてもよかったです。
母親をなくしたばかりの少年と、
その男の子を預かり一緒に暮らすことになった家の少年との
ちょっとファンタジーっくなお話だったので、
あっという間に読んでいました。
母に会いたいと思う気持ちも伝わってくるし、
何といっても冒険ものは男の子の憧れなのでしょうね。