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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

ウルスリのすず」 ママの声

ウルスリのすず 作:ゼリーナ・ヘンツ
絵:アロイス・カリジェ
訳:大塚 勇三
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2018年11月26日
ISBN:9784001126778
評価スコア 4.46
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みんなの声 総数 23
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  • 悔しい思いを喜びに転換

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳

    大好きなカリジェが絵を描いた作品です。もちろんアルプスの大自然に暮らす子ども達を生き生きと描いています。

    お祭りに大きな鈴を持ちたかったウルスリですが、体が小さいので、鈴をもらいに行った時に、大きい子ども達の勢いに負けてしまい、手渡されたのは小さい鈴でした。悔しいウルスリは一大決心をします。

    似たような経験、私にもあります。盆踊りの花笠を取りに行き、小さいので花笠も取れず、浴衣の袖が周りの人たちに巻き込まれてしまい、ビリビリに破れてしまいました。
    娘にもありました。幼児教室で先生に「鈴を取りにいらっしゃい」と言われ、三番目に行ったのに、小さいので、後から来た子が伸ばした手に三つあった最後の鈴が渡ってしまい、すごく気まずい顔をして戻ってきました。
    どちらも随分前のことなのに鮮明に覚えているのは、とても悔しくて悲しかったからでしょうね。
    多分、多くの人に、そんな記憶はあるのではないでしょうか。

    私はその時点で終わってしまったので、未だにウジウジと記憶を反芻していますが、ウルスリはその悔しさ・悲しさを自分の勇気で楽しい思い出に変えてしまったので、とても偉かったと思います。
    ウルスリの無謀な行動を叱らずに、優しく迎え入れた両親も立派です。ウルスリ一家の夕食のテーブルに、おかあさんの愛情のクリームたっぷりの栗と、おとうさんの愛情の木彫りの牛が乗っているのが、家族の温かさを表していて素敵ですね。

    本のサイズも大きいですし、文章も簡潔でわかりやすいので、学校での読み聞かせにも合うと思います。

    投稿日:2006/04/09

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  • わかりますわかります。

    「すず」ではないですが、私もこういう経験あったなーと思い出しました。
    何だか出遅れ感を感じたような、みじめな気持ちになったような。
    もしかしたら多くの人にこういう似たような気持ちの経験があるのではないでしょうか。
    それゆえに、どこか共感でき、こんなふうに考えられるって素敵だなー!と思えるのでしょう。

    投稿日:2021/02/22

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  • すず行列のお祭り

    先に「大雪」を読んで、ウルスリと出会っていました。
    「大雪」は、ソリ大会のお話でしたが、こちらは、すずぎょうれつのお祭り。
    そのお祭りで先頭に立ちたいウルスリは、、大きなすずを取りに、1人で山小屋へ向かいます。
    子供らしい無邪気なウルスリがかわいかったです。

    投稿日:2021/01/08

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  • 感情移入

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    昔お薦めされてたので読んだのですが、
    まだ子どもも小さくて、
    お話も長いので無反応だったのですが、
    今回また様々な本で紹介されていて、
    再び読むと、子どもも楽しめ、
    私も以前よりもより感情移入して読めました。

    ウルスリが勇気をもって鈴を探しに行き、
    途中後悔もしながら進んでいく姿に
    あるあると共感し、
    それよりもウルスリの母親の気持ちがよく想像でき、
    もし息子がこんなことをしたらどうしようと
    嬉しいような不安な気持ちになりました。

    投稿日:2019/08/23

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  • 他国の文化を知る

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    ストーリーは、淡々としていて、正直、おもしろみに欠けている気がしました。もっと盛り上がりがあってもいいのではと思いましたが、主人公の名前や絵、設定・・・どれも他国の文化を知る良い機会になったことは、間違いありません。

    投稿日:2015/01/06

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  • 勇気

    村で一番大きなすずが持ちたくて、まだ雪の残る誰もいない山小屋へ向かった、少年ウルスリ。
    自分の意思のために、行動を起こす勇気が見られました。
    ただ、私はつい母親目線で読んでしまうのですよね・・・
    ウルスリの帰りを待つ両親は、どれほど心配しただろう、とそちらのほうに気が取られました。

    投稿日:2013/09/17

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  • 親子3代の心をつないでくれた絵本

     カリジェの絵が好きな父へのプレゼントとして購入した絵本。
    アメリカからネットで注文し、実家の住所へ送ってもらいましたが、その絵本(カリジェの絵本、全6冊)を父が「孫のために」と大切にとっておいてくれて、私たち家族が日本に引っ越してきたときに手渡してくれました。
     今では、娘のお気に入り。大事な絵本の1冊です。
    この絵本を開くたびに、父のことを思い、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
    親子3代の心をつないでくれた絵本。我が家の宝物です。

     絵を見ているだけでも、アルプスの山々に抱かれているような気持ちになります。
    壮大なアルプスの景色が、ウルスリの勇敢さや両親の寛大さをも後押ししてくれているようにさえ感じて、この地方だからこそ生まれた物語であり、絵なんだろうな、と思いました。

     娘は、ウルスリが肩にかけている大きな鈴を見て、
    「J(娘)の鈴といっしょだね。」と喜びました。
    私がヨーロッパに留学していた頃、スイスで買ったカウベル。
    ベルトには、ウルスリの鈴と同じく、花の刺しゅうがしてあり、金の留め金が付いています。
    まだ幼かった娘に、おもちゃの“ガラガラ”代わりにあげた鈴ですが、娘は今も大切にしてくれています。
     きっとウルスリの鈴は、もっと重厚で、遠くまで響き渡る音がするんだろうな、と絵を見て想像しました。

     絵本でも、物でも、親から子へ、子から孫へと、受け継いでいけるのは、しあわせなことですね。

    投稿日:2012/02/07

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  • 子供の大冒険

    アルプスのお話なので、お祭りの様子などは馴染みがありませんが、主人公ウルスリの行動にはどんな子供でも(男の子なら特に)共感できると思います。

    まだ小さいから小さい鈴しかもらえなかったウルスリは、悔しくて、ふかい森もせまい橋もものともせずに行動します。読むと読者にも勇気がわいてきます。

    2歳の息子に読みましたが、小学生が対象だったのですね。少し話が長くはありますが、複雑な展開ではないので、飽きずに聞いていられるならもっと小さな子でも大丈夫だと思います。

    投稿日:2011/04/10

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  • 鈴の大きさだけ成長

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    お祭りで、大きな鈴を持ちたいウルスリ。
    大きな鈴があった山小屋まで一人で行く事を決心します。

    壮大なアルプスがウルスリを見守ってくれています。
    この絵本を読む子どもたちも、一緒に冒険できるでしょう。
    アルプスの山々が見えるでしょう。

    誇らしげなウルスリに自分の姿を重ねられる絵本です。

    投稿日:2010/05/19

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  • 女性にはわからない感覚

    外国チックな話です。
    日本ではないなぁ、文化の違いを感じます。
    女の私にはこういう感覚は皆無なので理解しがたい。
    でかくて立派な鈴をもちたいという主人公の男の子の気持ちが最初っからわからないので、全く話に入っていけませんでした。

    でもおそらく、まだ幼い息子には理解できるでしょう。
    いつも大きくてかっこいいのが好きだから・・・

    子供が大きくなってきたら 息子のために読んであげたいです。
    夫にも・・・?

    投稿日:2009/03/25

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