「ねむいよ ねむいよ」 なかなかよいと思う みんなの声

ふくろうの子が眠ったまま木からおちました。
そして、どこででも、えんえんと眠り続けます。

その、眠り続けるふくろうの子が、なんともいえず愛おしい気持ちになってくるのです。

これは長新太さんのマジックですね。

ねぼすけなフクロウのこどものお話。
どこでもよく寝ますねー。
ここまでよく寝てくれますと、呆れるを通り越して感心してしまいます（笑）。
うちの子もここまで寝てくれるといいなーなんて思ってしまいました。…ここまでだと心配になるかしら？

眠りの真っただ中にいて、なにがあっても起きられない時間が
あります。
このふくろうのこどものスースースーはそんな感じがします。
でも、どうやって移動したのか、あっちでもこっちでも
ただ、延々と、スースー眠っているところが
まさに長 新太ワールドだと思いました。
おかしいです。

長新太さんの作品とあって、興味があって手に取ってみました。
タイトルからして寝かしつけにいいのかしら。。。？と思っていましたが、ドンピシャでした。
文章の最後が『スースースー』で終わっているのですが、この繰り返しが簡単で私が言うと息子も同じように呟きます。
それを繰り返しているうちになんとなく眠くなってくる様子。
うちの子は車が大好きなので、『あぶないあぶないスースースー』のページが大好き、覚えているので２ページ前くらいになると『あぶないあぶない』と先に言います。
好きなページは覚えてるんだなあ、と子供の記憶力の良さにハッとさせられた１冊でもあります。

小1の兄は、そう叫んでいました。

とにかく眠いフクロウのこども。
所構わず眠り続けています。1ページ以外、変な場所で寝ているフクロウが描かれています。

1歳の息子は『きんぎょがにげた』みたいにフクロウを探したり、一緒に「スースースー」と言ってました。
干支の蛇のページがお気に入りです。
ものすごい派手な色目なのに、読んでいる方まで眠くなってくるのも面白いです。

実は、長新太さんの独特の世界が苦手だったのですが、子供にせがまれて繰り返し読むうちに、なんだか好きになってきたことに気がつきました。

表紙の寝顔に癒されました。
どんな場所でも眠り続けるフクロウの子。
きっと、眠たくてたまらなーいといった感じでしょうか。

危ない場所では、ハラハラしますが、寝顔のかわいさには和みました。

長さんらしい作品です。
ねぼすけの子ふくろうがひたすら寝ているお話です。
ゾウの耳の後ろやカバの鼻の穴、ライオンの尻尾の先など、｢なんでそんな所で！？｣と突っ込みたくなる所で眠ります。
ライオンの困った顔やフクロウを狙う猫の顔が印象的で微笑ましいです。
最後はお月様が登場。
起きるかと思いきや、次は木の上で眠ります･･･｢まだ寝るの！？｣

最後まで笑える一冊です。

木から落ちて、どこでも寝てしまうフクロウが面白い。
リズムも良く、子どももまねして言っていました。

「へびのしっぽで、スースースー
　ズルズル　ズルズル　スースースー」
が一番面白かったようです。

こちらまで眠くなってしまう感じ。
寝る前の読み聞かせにもいいかも。

木から落ちても目が覚めないふくろうの子供が色んな所で眠り続けます。
寝ぼけているのでしょうか、かばの鼻の穴やライオンの尻尾の先でも眠り続けるのです。

「こんな所で！」と思う所で眠るふくろうの姿がとてもかわいいですよ。
娘はよく知っている動物や乗り物が出てくるので、それを見るのも楽しいみたいです。

　本当にとんでもないところで寝てしまうふくろう坊や。えっっそんなところで！と、普通にはがんがえつかないところばかりでスースー寝てる姿はなんともいえません。絵が明るく、9ヶ月の子が最後まであきない長さです。