たかどのほうこがブームのわが家です。絵本はすでに読んでしまい、残すは児童書のみとなりました。
総ページ125。対象は小学校中級です。
バザーで売れ残り、キムヅカさんの家にやって来た人形のチョロップ。キムヅカさんという名前通り、家族はみんな気むずかしかったのです。
チョロップはいたずらを考えるのが大好きなおばあさんに作られたので、いたずら好きでした。飼い犬のシロと仲良くなって、いたずらを繰り広げます。
「紳士とオバケ氏」のマジノ氏を連想してしまうような、真面目なおうち。初めのいたずらは、校長先生をしているシンイチさんの頭のてっぺんをリボンで縛ったことでした。気むずかしい顔のシンイチさんが、赤ちゃんのように頭を結ばれているには笑ってしまいました。
その後も、いたずらは次々と進行していきます。時に失敗することもあり、思わぬ方へ発展することありと、いたずらのおかげで、少しずつ家族の間に変化が見られてくるのがおもしろかったです。
笑う門には福きたるではないけれど、笑いのエッセンスって重要だなと思います。読みながら何度もクスクスと笑いました。