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ポプラの秋」 みんなの声

ポプラの秋 作:湯本 香樹実
出版社:新潮社
本体価格:\460+税
発行日:1997年07月
ISBN:9784101315126
評価スコア 4
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  • 幼い日の思い出

    湯本香樹実 さんと言えば、3冊の本が思い浮かびます。
    彼女の代表作、おじいさんと少年たちの夏の庭のほかに、
    この ポプラの秋 と春のオルガンです。
    数年ごとに、何度か繰り返して読んできました。
    そのたびに、新しい発見があるような気がします。
    ポプラの秋は、主に、6歳の女の子、千秋が、日々感じることが
    丁寧に描かれています。彼女のバランスを失った不安感が日々大きくなり、病気になった時、大家のおばあさんと千秋はぐんと近づきます。
    それまで、千秋にとってはこわい存在でしかなかったおばあさんが
    生き生きと彼女の生活にはいりこんできます。
    いつのまにか一つの家族のようになってゆくちいさなアパートの住人たちの様子がほのぼのとあたたかい感じがします。

    掲載日:2017/08/20

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  • ゆったりと流れる時間

    映画化もされた『夏の庭』の湯本さん。
    『夏の庭』は私が大好きな一冊で
    ある夏の日のおじいさんと少年達の交流を描いたものだが
    『ポプラの秋』は少女とおばあさんという設定になっています。
    湯本さんは世代の違う人との交流は大事だと
    いうことをいいたかったのかもしれないなと思った。
    このお話を読み始めたとき梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』と似ているなぁと思ったけど
    エンディングはこちらの話のほうが好きだなぁと思う。
    大家のおばあさんとアパートに住む千秋母子、独身女性の佐々木さん、タクシー運転手の西岡さんとの
    ほのぼのとしたやりとりに気持ちが癒されるし、ゆったりした時間の流れを感じてとっても良かった。
    最後に18年後、千秋はおばあさんのお葬式に向かった先で母親の亡き父に宛てられた手紙を読み
    母の夫を亡くした当時の気持ちを知らされる。
    とても切なくはあるけれど子どもが小さいうちに片親を失くすこと(離婚も含む)は
    必要以上に子どもに大人になれ!大人になれ!と急がせるばかりで不憫だなと思う。

    掲載日:2011/02/04

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