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逃げてしまった白い牛を捕まえようと、多くの人が挑戦しますが、なかなか思うようにはいきません。 そんなやり取りが続きます。 農村の風景、暮らしぶりが淡々と描かれているのですが、とても牧歌的でありながら緻密な絵が味わい深い絵本です。 もう少しで少女が捕まえられたように思いますが、白い牛の方が上手でした。
投稿日:2016/10/04
白い牛って、神秘的ですよね。その牛がいなくなったというから、見たい!という気持ちがそそられました。 お父さんをはじめ、大の男達が牛をつかまえに行くのに、なかなかつかまえられない、、、いったいどんなに賢い牛なんだろう。牛だけどすばしっこいのかなあって疑問がどんどんわいていきました。 女の子が白い牛を見つける場面は、ほんとにどきどきします。相手が女の子だからか、白い牛がおとなしく対応しているところがおもしろいですね。 白い牛一頭に対して、人間たちが奮闘するようすが、こっけいにも思われて、自然の力に人間の力はおよばないだなあって、思ったりもしました。 でも、こういったできごとが日常で起こる生活って、のんびりしててあこがれます。ほのぼのした気持ちになれる絵本でした。
投稿日:2010/11/01
今時の鮮やかの本の中では珍しく落ち着いた色調の絵だと思います。 いなくなった牛に翻弄される人々の様子が気の毒でもありながら、傍から見るとおもしろくも感じられます。 オチが意外でした。息子と二人で「あれ!こんな風だと思わなかったね」と言い合ってしまいました。 ゆったりとした時間の流れが感じられる本だと思います。
投稿日:2010/03/04
その名の通り、みんなで逃げ出した白い牛を 追いかけているお話です。 ドタバタしていそうな内容なのに、 絵がとても綺麗で映画でも見ているよう。 文章もほのぼのしていて良いです。 毎度交わされる、牛を逃してしまった後の みんなの会話も面白い。 あまり長すぎないので、 読み聞かせにもおすすめだと思います。
投稿日:2010/02/26
ニューヨーク・タイムズ紙年間優秀児童図書、アメリカ図書館協会優秀図書という評価の高い2003年の作品です。 お話の舞台は、ケンタッキー州の豊かな牧場。 「このケンタッキーのどこかには、白い牛がいる。だれもつかまえられない白い牛が……。」という書き出しで始まります。 そこに住む少女の目線で書かれた日記風の文体は、とても親しみ易くとても好感が持てました。 でも、その牛は、周りの大人どもがいくら束になっても捕まえられないのです。 白い牛に翻弄される大人たちの様子も、どこかほのぼのと感じられました。 やはり、ケンタッキーの醸し出すゆったりとした空気がそう感じさせるのでしょう。 大家族が一同に会する家というのも、昔の日本を彷彿とさせます。 終わり方も、とても爽やかなので、心の清涼剤になる一冊だと思います。
投稿日:2008/06/29
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