庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木− 庭のマロニエ −アンネ・フランクを見つめた木−
文: ジェフ・ゴッテスフェルド 絵: ピーター・マッカーティ 訳: 松川 真弓  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!

ふたつの島」 みんなの声

ふたつの島 作:イエルク・シュタイナー
絵:イエルク・ミュラー
訳:大島 かおり
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
本体価格:\2,500+税
発行日:1982年10月
ISBN:9784593501663
評価スコア 4.5
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  • 社会を考えさせる壮大なドラマです

    大きな絵本に描かれた二つの島。
    二つの島の対比は社会そのものです。
    発展した大きな国には、貧富と階級が生まれて、貨幣経済が根付いていました。
    素朴な小さな国には、自然と共同生活がありました。
    ゲゼルシャフトとゲマインシャフトのような構造です。
    大きな島は開発のために、小さな島の土砂を運んで開墾を始めます。
    小さな島はどんどん小さくなっていきます。
    小さな島の長が、土砂を取り去ることを中止するように陳情に出かけた時に見た大きな島の碑。
    碑の下に金鉱が見つかった時に、大きな島の社会構造は破たんしていきます。
    王が権力の誇示のために搾取に走った時、社会バランスは崩れ、社会としての営みが失われたのです。
    農業、漁業は破たんしました。
    王は何より、自分の偉大さを誇示する事業に労働力を集中させたのです。
    足りない労働力を補うために、小さな島の住人を狩り出します。
    そして、島の崩壊。

    なんだか、鋭い社会批判のようなお話で、他人事ではすまない感じがしました。
    これほど社会は単純ではないけれど、二つの島を見ていると、環境破壊、南北問題と現代社会を考えさせられます。

    何より二つの島の対比が詳細に描かれていることが、この絵本の特徴。
    見ていると、考え込んでしまいました。

    掲載日:2012/02/03

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  • 自然崩壊への警鐘

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    図書館で大人向けの絵本とのことで紹介してありました
    国際アンデルセン賞受賞画家の代表作でもあります
    大きい島に住む大きな人間と、小さな島に住む小さな人間は全く違った価値観で、特に干渉もせず暮らしていたのですが、大きい島に「金」が発見されてからは、大きく均衡が崩れてしまいます

    欲に目が眩むとは昔からよく言われるように、人間性をも破壊してしまう、作者の経済優先の現代を批判するような感じです

    詳細に描かれた絵は素晴らしく、島が徐々に変貌していく様子はあまりにも緻密で目がうばわれてしまいました
    小学生低学年でもわかる内容だと思いますが、まずは大人がじっくりと読んでみてはいかがでしょうか

    掲載日:2010/11/19

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    2
  • 壮大な『人間』の歴史の物語

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    この物語に登場する島は多分作者が作った架空の島だと思いますが、
    私たち地上に住む人間は、このお話の大きな島の人々のように、自然を敬い愛する前に己の欲におぼれてはいないでしょうか?

    邦訳はおおしまかおりさんで、この方はほとんどの「イエルク・シュタイナー」&「イエルク・ミュラー」コンビの絵本の邦訳をされています。なので、(原文は分かりませんが)かなり作者の想いを日本人が理解できるような訳をしてくださっていると、私は思っています。

    ふたつの島に起こった出来事を淡々と描いているお話なので、ストーリーは長めです。
    読み聞かせとかに使うには長すぎて持ち手が疲れてしまいますが、
    ブックトークなどで紹介する分には、小学校高学年くらいのお子さんから十分理解できると思います。

    ミュラーさんの絵は、雲の光があって輝いている感じ。波の動きや建物にのびる影。滑車などの骨組みの1つ1つまで、余すところなく大事に描いてくれているので、どのページも見ごたえがありゆっくり堪能できます。
    絵画の好きな人、(本当の歴史ではありませんが)歴史や自然などに興味のある人にもお薦めです。

    掲載日:2011/10/05

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