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アンジュール ある犬の物語」 みんなの声

アンジュール ある犬の物語 作:ガブリエル・バンサン
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1986年05月
ISBN:9784892389573
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,144
みんなの声 総数 62
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62件見つかりました

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  • ひとりぼっちの寂しさが心に響く絵本です。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    鉛筆一本でこんな絵本が描けるなんていいなぁ…
    なんて軽く言ったら 娘に叱られました。
    仕上がりの1ページの為に何枚のデッサンがあると思ってるの?
    (以前 この方を取り上げたテレビ番組を見た事があるんだとか。)
    娘曰く 1ページ作るのに
    100枚単位での下絵を書いているのだそうです。
    言われてみれば…
    だからこそ 文章が全くない絵本にも関わらず
    犬の気持ちの変動や、あてもなく歩きまわった草原の広さを
    深く想像する事ができるのだと思います。

    悲しい場面ばかりが続き 後半に入っても
    犬を置き去りにした車のことが頭から離れません。
    最後の場面で一瞬救われますが
    この犬が出会った子どもも一人で旅していたのでしょうか。
    そんな子どもの背景を想像すると 
    これまた哀しい気持ちになりそうですが
    この出会いが 1匹と1人の心をあたためることになったのは
    一目瞭然のラストです。
    ひとりぼっちの寂しさがずっしりと心に響いてくる絵本です。

    投稿日:2009/01/06

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    3
  • 気合を入れて開いてください。

    始めてこの本を読んだ時、まるで フランス映画のような絵本だな・・・と 感じました。
    最低限の情報だからこそ、自分の『アンジュール』の世界が広がります。
    子供は 観ないだろうなと 思いながら 本を無言で開き、絵だけを追いながら、ページをめくる。

    が・・・

    そんな事ないです。
    子供も大人と同じように感じるんです
    いや、大人より弱い分 置いてけぼりになった犬の気持ちが解るのかもしれません。
    読み終えた(?)わが子は「どうして捨てられたの 悪い事したの?」と 聞いてきました。
    悪さばかりしていた息子に 「言うこと聞かないと捨てちゃうよ」と言った私の言葉が そう思わせたようです。
    その後は、お母さんの大好きな息子は何があっても捨てない事 わんちゃんは 何かの事情があったのだろうか?とか、沢山の説明と反省会つきでした。

    二度目に読んだ時は ちょっとふざけて 勝手にセリフをつけて読んだら 大うけでした。

    投稿日:2006/10/11

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    3
  • 心に響く

    • オコゼさん
    • 20代
    • せんせい
    • 神奈川県

    まさに「絵本」といえるものではないでしょうか。

    白黒で、文章はありません。

    なのに、たくさんの事が伝わってきます。

    絵だけで、こんなに表現できるのだな・・・

    涙が出てきそうにもなります。

    すごいです。

    見終わった後にも、頭に情景が残るほどです。

    正直、この絵本を見て「絵本ってすごいなぁ・・・」

    と感じました。

    すべての人にこの絵本に出会って欲しいと思います。

    投稿日:2010/02/08

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    2
  • 初めて泣きました。。。

    • ハレーさん
    • 20代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子0歳

    絵本を読んで「泣く」ということを今まで経験したことがなかったんです。
    しかも友達に借りて、友達の前で読んでたにも関わらず、絵本の中に入り込んで泣いてしまいました。
    字がないのに、ストーリーがちゃんと出来上がっていき、
    そしてこの犬のなんともいえない表情に引き込まれてしまいます。
    字がないからこそ、自分で考えて読む本だけに、印象も強かったのかなと思います。

    投稿日:2007/03/02

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    2
  • ぐっとくる絵本

    文字がない絵本は他にも存在しますが、これはその中で一番究極の絵本だと思います
    鉛筆のスケッチだけで犬の悲しみを表現できるなんて本当に凄いと思います
    読んだら誰でも心にくるものはあると思いますが、犬好きの人や、犬を飼っている人は特にそういうものがある絵本だと思います

    投稿日:2014/01/08

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    1
  • 躍動感ある作品

    鉛筆デッサン画による作品です。文字はありません。

    車の窓からポイッと投げ捨てられた、犬の姿。
    それは、まるでゴミのように・・・。

    犬は、捨てられたこともわからず、ご主人を追いかけます。
    やがて、車に追いつけないことを悟ると、彷徨う犬。

    描かれている犬の姿が、どれをみても躍動感があり、心情が伺えて、
    どうするんだろう、どうなるんだろう、と絵から目を離せませんでした。

    やがて、一人の子どもと出会う犬。
    戸惑いつつも子どもに近寄る犬の姿を見て、良かったね!と思うと
    同時に、人に捨てられたのに、人を嫌いになれない犬の姿に、
    これで良かったのだろうか、と思わずにはいられませんでした。

    捨てられた時から犬にはずっと首輪が描かれていたように思ったのですが、
    最後のページに描かれた犬には、首輪はありません。
    個人的に、それは以前の飼い主から犬が解放されたというイメージと重なり、
    最後に出会った子どもは、一生心通い合う相手であることを
    願わずにはいられません。

    身勝手な人間の姿。そして、一途な犬の姿が描かれた、心に残る作品です。

    投稿日:2013/03/12

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    1
  • 絵本の世界に引き込まれてしまいました…。

    鉛筆デッサンですすんでいく絵だけの絵本。
    消しゴムでページをこすったら消えてしまいそうなほど、
    作者の筆跡を感じます。

    タッチのひとつひとつ、犬の姿のひとつひとつから、
    きもちがにじみ出ていました。

    言葉よりも心にうったえるものがあります。
    まるでひとつの映画を見ているような絵本でした。

    投稿日:2011/11/01

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    1
  • ある一日

    ある一日。
    「アンジュール」が犬の名前ではないことに、この本のとても大きな重さを感じました。
    ある日、一匹の犬が車から放り出されました。
    車が去っていきます。
    犬は必死で追いかけます。
    衝撃的な出だしですが、車に乗っていた家族にも理由がありそうです。
    引っ越していくのでしょうか?
    引っ越し先では犬を飼うことはできないのでしょうか?
    犬が見送る車の遠景。
    放浪が始まります。
    でも、何度も読み返すうちに、犬って孤独を知っているのだろうかと思い始めました。
    人恋しさ、家恋しさが本当かもしれません。
    だからさすらうのです。
    車の往来に飛び出して、大事故が起こります。
    犬にとっては、車は自分をドライブに連れて行ってくれる愛着のあるものだったのです。
    何が起こったのかは分からないけれど、自分がとどまる場所ではなさそうです。
    人を求めてさまよう犬。
    飼い主から見放された犬は、他人からすると疎ましい生き物でもあります。
    そして、やっと自分を受け入れてくれる人に出会いました。
    この人物が決して幸せそうに見えないことが気がかりです。

    バンサンは、荒々しいデッサンをまとめてこの犬の「ある一日」を描きました。
    言葉がないので、取り方感じ方はいろいろでしょう。
    象徴的な出来事がちりばめられています。
    白地に木炭の黒だけで描かれた犬。
    わずかな黒でとても奥行きのある風景と心象を描いています。
    かみしめるほどに味わいのある作品です。

    投稿日:2011/10/18

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    1
  • 深い本です。

    この本に関しては、感想をあまり書きたくないのが本音です。
    言葉に左右されず、とにかく、目にして欲しい、そして、感じて欲しい作品です。

    ショッキングなページから始まるこの作品。救われない感情を、最後のページで見事に救ってくれます。

    子供の推薦図書として見たのですが、大人向けです。子供もそれなりの感情を抱くとは思いますが、地味な作品なので、反応は今ひとつです。

    私としては、良い作品にめぐり合え、感謝です。

    投稿日:2010/09/09

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    1
  • 感動・・・

    デッサンだけでこれだけの表現ができるだなんて・・・。
    起承転結がきちんとなされていてすばらしいです。
    赤ちゃんに見せてみましたが泣いているママの方が気になるようでした。将来、泣いてしまう理由を理解してくれるかな?

    投稿日:2010/06/28

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