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いえでででんしゃはこしょうちゅう?」 みんなの声

いえでででんしゃはこしょうちゅう? 作:あさの あつこ
絵:佐藤 真紀子
出版社:新日本出版社
税込価格:\1,320
発行日:2008年01月12日
ISBN:9784406051095
評価スコア 4.38
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  • いえででんしゃが家出?

    前作の「いえでででんしゃ」は、主人公のさくら子が、
    お母さんに無実の罪で怒られた事で、いえでででんしゃに乗った、
    ちょっと笑えて、親としてハッとさせられるお話でしたが、
    今回は、家出をしたいとは思わなかったのに、
    いえでででんしゃに乗ってしまう・・・。

    読んでいて、さくら子は家出を考えてないのに
    どうしていえででんしゃが現われたのか?なぜ、故障してるのか?
    その事について徐々にわかってくるのですが、
    スケールの広いお話しにびっくり!

    いえでででんしゃが故障してる原因はわからないけど、
    けいすけ君と一緒にいえでででんしゃの中で
    お誕生日のケーキを食べて将来の夢を語り始めてると・・・。
    突然動き出した!でも、いえでででんしゃの向かった先は!
    家出をしたくても、出る家がない!帰る家もない子がたくさんいる国!

    文中の“今、さくら子が見ているものは、ちがう。
    こうげきしているのはジェット機だけで、街はじっとしているー。
    ー去年、学校からの帰り道、よっぱらったおじさんが、
    子犬をいじめていた。よたよたしか歩けない小さな茶色い子犬めがけ
    て、ぼうや石ころを投げつけていたのだー。
    ージェット機はなんにもしない子犬をいじめていた
    おじさんみたいだ。”
    さくら子が感じた、文中の台詞で胸が締め付けられました。
    「大人って勝手だよね・・・。」娘の言葉。
    平和な日本に生まれ、なんでもすぐ手に入る。
    学校に通えて、普段の生活に不安を感じることなく過ごしてる。
    でも、他の国では戦争で食べ物がなく、
    安心して寝る事ができる家がない子供達がいるんだって事を!
    家出で電車が故障した理由もよく伝わります。

    最悪の誕生日に感じられたさくら子でしたが、
    帰る家がある、家族がいる。日常の些細な幸せを感じたさくら子が
    誕生日という特別な日を通して経験した事だけに
    幸せについて考えさせられ、この本を読む子どもたちにも
    それをじんわりと感じることができると信じています。

    投稿日:2008/11/09

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  • 思春期の“気付き”宇宙規模!?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    今図書室の「あ」の付く児童書作者コーナーから
    離れられないでいるおばさんです(^^ゞ

    あまんさん、安房さん・・・
    ふと、見るとあさのさん・・・

    短めのもので・・・と、これを選んだのですが
    続編のようです

    冒頭から「はっ\(◎o◎)/!」とさせられる
    あさのさんの切り口には、本当に参ります

    わかるわかる
    みんなは悪くないけど
    でも、やっぱり、なんで今日に限って!
    どうして私だけ!?って思います
    負の感情に
    同感、同情、共感!!

    でもそれが、“自分”中心の考え方であることに気付く

    その気付かせ方の展開がまたすごい
    地球規模ならず、宇宙規模\(◎o◎)/!

    誕生会の考え方
    親、妹に対する考え方
    シビアで、正直だと思います
    友達との関係は、私はとても共感でした
    この時期の女の子の関係って微妙ですよね

    しゃしょうさんが少々うざく感じてしまうのですが(^^ゞ
    きっと、前作に理由があるのかな?
    前作に出てくるらしいキャラクターの存在が
    とても気になります
    読まないと!

    投稿日:2011/02/06

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    0
  • 今そこにある幸せ

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子9歳、男の子6歳

    子供が学校から借りてきた本です。うすうす読みながらも感じてましたが
    レビューを読むと続編のようですね。でもこの本から読んでもそれなりに楽しめます。

    最悪の誕生日だと思って、いえででんしゃにのりこむはめになるさくら子さんのお話です。電車は故障してるのでどこに行くのかわかりません。
    でも、さくら子さんに大切なことを教えるために旅をしてくれたのだということが、読み進めていくうちにわかります。

    地球の中にはいろんな国があること、いろんな生活をしてる人がいること
    家で電車の旅をしたさくら子は、身に染みたのではないかと思います。
    この本を読んだ幸せな国に生まれた息子もどう思ったのかな・・
    もちろん私も戦争も貧乏も知らない世代ですが。

    海外経験のある方と話してた時、その方が
    「日本人は感謝の気持ち忘れつつあるような気がする」といってました。
    そのことをふと思い出しました。日常の不満と今ある幸せについて改めて考えさせられました。

    投稿日:2011/01/08

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  • 家出電車が家出したくなる地球じゃダメ!

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    「いえでででんしゃ」の続編です。

    せっかくの誕生日だというのに、妹の急病で、一人留守番をすることになったさくら子の前に、あの車掌さんが現れ、家出電車に乗せてあげるからと、家出をそそのかす。
    そんなの変だ!と、前回一緒に電車に乗ったけいすけも現れる。
    実は、家出電車が故障して動かないことがわかり、3人が電車の中で困っていると・・・???

    前作は、家族とか親子とか、身近な大人VS子どもの関係がテーマだったけれど、今度はさらにスケールが大きく、地球上のどこかで、実際に起きている戦争について、また、将来どんな大人になりたいのか、真剣に考えられるような、深いテーマになっている。

    街に爆弾を落とされ、家を失った人々が、あてもなく逃げていく姿を、電車の窓から目撃したさくら子たち。
    こんな風にめちゃくちゃにされちゃう前は、どんな街だったんだろう。
    どんな人がいて、どんな子どもたちがいて、どんな風に生きていたんだろう。(中略)
    どこまで逃げなくちゃいけないんだろう。また帰ってこられるのかな。自分たちの街に、自分たちの家に帰ってこられるのかな。

    私自身、もっともっと、人の痛みを想像できる人になりたいし、子どもたちにもなってほしい。
    小学校中・高学年の子どもたちに、ぜひ読んでほしい1冊です!

    先日読んだ『ぼくがラーメンをたべてるとき』にも、ちょっと似ています。

    投稿日:2008/09/01

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  • 続編

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    「いえででんしゃ」の続編。私は前作を未読でした。読んでいて面白いのですが、やはり前作を先に読んでからのほうがいいなと思いました。
    さくら子の誕生日、忘れられないだろう誕生日のお話です。
    いえででんしゃが故障したようなのですが、正常な状態のいえででんしゃを知らないので気になりました。
    爆弾を落とす飛行機が出てきたり、戦争って怖いな等、こどもが感じてくれるかな。

    投稿日:2015/08/01

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  • いえででんしゃの反乱・・・?

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    故障と思われていたいえででんしゃが突然動き始めて向かった先は・・・

    さくら子は9回目の最悪の誕生日を迎えようとしていた時、懐かしい車掌さんの声・・・
    たまたまケーキを届けに来たけいすけくんとまた一緒に、いえででんしゃで冒険の旅

    今回のテーマはいえででんしゃの「主張」を垣間見た気がします
    子どもが家出する理由は様々だけど、戦争は違う・・・
    大人の間違った考えが、家出すらできない子どもたちを苦しめることに対する、反乱・・・

    まぁおっきなケーキで撃退するあたりは、あさのさんらしからない気がして、ちょっと複雑かな・・・

    宇宙から家出しようとする、いえででんしゃ
    それを引き返させたのは、ふたりの「未来への希望」でした
    それはイコール「地球未来への希望」にもつながると思います

    地球は未来の子どもたちのものと、大人に対する警鐘ともとらえられるお話でした

    投稿日:2011/06/08

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  • 不幸せって

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    最悪の誕生日になって、自分が不幸のどん底にいるような思いをしているさくらこです。
    読んでいる子どもたちもきっと共感しているでしょう。
    お母さんに「さみしくない?」と聞かれて、そんな聞きかたされて、「さみしい」なんて言えないと心で思っているところなんて、
    大人の私でも「そうだよ」と言いたくなります。

    でも、この地球のどこかでは、戦争があって、家も壊され食べ物もなく、逃げ回っている子どもたちがいると知ります。
    そんな子どもたちに比べて、自分の寂しさや怒りは取るに足らないものだと思うのです。
    読んでいる子どもたちもそう思いながら読むでしょう。

    自分がどんなに幸せなのか気が付く事も大切ですが、だからといって我慢ばかりしなくてもいいと思います。
    戦争で家をなくした子どもたちにも、なんらかの幸せがあるでしょうから。

    幸せ、不幸について考えさせられる本です。

    投稿日:2010/10/13

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