いじめられっ子のみずほは、ある時ボロボロのとしより犬に出会い「ボロ」と名前を付けました。
誰にも会いたくない時に一人で行く体育館の裏の秘密の場所で、みずほとボロは一緒に時間を過ごすようになります。
登校拒否になりそうだったみずほでしたが、「ボロがまっている」と思うと学校を休む気になれません。毎日ボロと過ごし、ボロの絵を描きました。
子供のころに見聞き体験したような、いじめや登校拒否の描写に、読んでいて苦い気持ちになりました。
読み聞かせていた息子たちも、いじめっ子たちの卑怯さに憤っていました。
でも所詮、読み手は物語の外の住人。どんなに気の毒に思っても腹を立ててもお話の中に手を差し伸べることは出来ません。
最後にみずほに訪れた嬉しい出来事と悲しい出来事・・・。
晴々とした気持とは遠い読後感ではありますが、命や生きる事について深く静かな何かを胸に残してくれる作品です。