「シップ船長とゆきだるまのユキちゃん」 みんなの声

一人読み初級段階のお子さんの一人読みにぴったりなシリーズ本です。
気に入ったらどんどん読めるのもシリーズものの魅力ですね。
今回は海の北から南までゆきだるまを運ぶことにうなったシップ船長。
海とゆきだるまという、ある意味対極のような関係。
とけさせずにユキちゃんを運ぶことができるのでしょうか。

どんなお客さんでも、どんな品物でも運ぶ。
どんなおねがいでも聞いちゃうのが、シップ船長。

決して万能なタイプではなく、どちらかというと不器用そうなシップ船長ですが、必死で一生懸命なところが、すごく素敵！応援したくなります。

南の島に雪だるまを届けるという難題がクリアできたのも、シップ船長の人柄が起こした奇跡！
受取人の女の子の言葉なんて、窮地に立ったシップ船長を見かねた神様が、ちょっぴり手助けしてくれたのかもって思いました（笑）

漢字には仮名がふられていて、文章も少な目です。
初めての児童書にオススメの一冊です！

　シップ船長は海のなんでもやさん。あいぼうのﾁｬﾁｬ号は、船だけど海にも潜れる空も飛べる強い味方。今回は、北の国に住むおばあちゃんから、南の国に住む孫娘に雪だるまを送って欲しいと頼まれます！！それはちょっと無理でしょうとは決して言わないシップ船長。今回も「ハイハイ　ホイホイ」と引き受けますが、果たして雪だるまはちゃんと届くのでしょうか？

　我が家の大人気童話です。今回もシップ船長の仕事ぶりに「いい仕事してますね。」と思わずうなりますよ。

私が大好きなオームラトモコさんがこの作品の絵を担当している作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の船長さんがとても良かったです。カッコイイ生き方をしていて読んでいてもとても清々しい気持ちになれました。どんな事を頼まれても嫌とは言えなくて引き受けてしまう主人公はとても損な立ち回りだと普通なら感じてしまうのですが、この主人公は一瞬一瞬を楽しんで生きている所がとても生き生きしていて素晴らしなと思いました。一番気に入ったのは自分の好きな物を６日も我慢してまでも人の為に一生懸命になった主人公です。私も主人公の様に一瞬一瞬を悔いのないように楽しく生きたいと思いました。