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はしれ、きかんしゃちからあし」 みんなの声

はしれ、きかんしゃちからあし 作:小風 さち
絵:藍澤ミミ子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2008年10月
ISBN:9784834023794
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,271
みんなの声 総数 14
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  • 余韻が残ります

    ちからもちの蒸気機関車《ちからあし》が主人公です。
    《はやあし》という特急列車の機関車の友達もいます。
    機関庫で一日の仕事を終えた機関車たちが語らいのひと時。
    平穏な毎日だったのに、ある日、不穏な影が差してきます・・・。

    「戦争」という概念、まだうちの4歳の息子はよく理解していません。
    でもこの絵本を読んで、なにか暗い、よくないもの、ということは感じてくれたのではないかと思います。

    この本は、戦争のもたらす悲しみ、そこからの復興、そして蒸気機関車がその役目を終えた後の余生までが描かれています。
    大人目線からは、なかなかに深く難しいお話なのですが、ラストシーンのちからあしの姿には、ほっとさせられます。

    余韻の残るいい絵本です。

    投稿日:2008/11/25

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    1
  • 時代を駆け抜けた蒸気機関車のお話。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子6歳、男の子3歳、女の子1歳

    素晴らしいです。読んでいて胸が熱くなりました。昨今は、はやぶさ、こまち、かがやきなど、華麗なる新幹線揃い踏みの時代ですが、そう感じている人たちにこそ是非この本を読んでほしいと思いました。時代を背負うちからあし!

    投稿日:2018/02/06

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  • 戦争を考えるきっかけになりました

    • ccさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子4歳

    機関車のお話と軽い気持ちで読み始めましたが、子どもにも戦争を考えるきっかけになる絵本でした。
    主人公の機関車ちからあしが戦争を経験し、復興のために働き、その後の余生についてのお話です。

    戦争が始まる前は、仕事を終えた後、
    ちからあしとはやあしは自分が見た風景について、話し合ったりしていました。

    戦争が始まると、友達のはやあしは爆弾に当たり、動けなくなってしまいます。
    その後、復興のために働くちからあし。
    ディーゼル機関車などが出てくると、役目を終えて、町から離れますが、
    はやあしの客車と一緒に仕事をすることになります!
    また、仲間と走ることができる姿に安心しました。

    とても迫力のある版画絵に心が奪われ、文章にも引き込まれるいい絵本です。
    何度も読んでと持ってきて、ジッと話を聞いています。
    爆弾が落ちてくる恐ろしい光景や
    動けなくなったはやあしを見たちからあしの気持ちをとてもよく表している絵に
    子どもも戦争は様々なものを壊し、悲しみをもたらすものということを感じたようです。
    その後、「戦争がなくなりますように。みんなが幸せになりますように。」と神様にお願いをしていました。

    投稿日:2016/04/14

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  • 少しずつ学ぶ

    • 月の華さん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子3歳

    蒸気機関車の本には珍しい、戦争時代をはさむ絵本でした。
    戦争が始まる前、「はやあし」と「ちからあし」は夜の機関庫で今日見てきた景色のはなしをしました。仕事中に出会ったときにはお互い声を掛け合いました。
    それなのに戦争で「はやあし」には爆弾が当たり、もう二度と機関庫に帰ってくることはありませんでした。
    戦火を潜り抜けた「ちからあし」は、復興のためにいろいろなものを運びました。sの姿は、人々に力を与えてくれたに違いありません。
    やがてまちが元気を取り戻すと、ディーゼル機関車や新型特急列車が走り始め、「ちからあし」は町をはしれなくなりました。
    けれど、遠くまで運ばれて、なんと「はやあし」の客車を引いて走ることが出来るようになったのです。
    蒸気機関車の大好きな息子はまだ3歳、戦争が何かもわかりません。
    それでもこういった絵本を通して、少しずつでも、戦争の恐ろしさ、人が傷つけあう愚かさを学んでいくことと思います。

    投稿日:2015/11/04

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  • 時代

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    きかんしゃちからあしが主人公の絵本です。
    文章量がけっこうありましたが、聞いてくれました。
    戦争が起こったり、きかんしゃが少なくなってきたり、時代を感じさせる絵本でした。
    最後はどうなるのかな…と思っていましたが、ハッピーエンドで良かったです。

    投稿日:2015/10/08

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  • 蒸気機関車が歩んだ道

    今までに読んだ蒸気機関車の絵本と違って、事実に基づいた重さを感じました。
    ちからあし(9633)は、力強いけれどあまりスタイルを気にするような蒸気機関車ではなかったようです。
    だから客車ではなく、貨物列車を牽引していました。
    そのちからあしが、戦争の中でいろんな事を経験します。
    戦火を浴び犠牲になった仲間たちや、戦争のための働き…。
    戦争が終わると世の移り変わりの中で、だんだんと居場所を失ってもいきます。
    それでも人びとから愛される存在として姿を今も残しているのです。!


    絵がとても魅力的です。
    戦争、力強さ、悲哀、夢…、様々なものを大胆かつ繊細に、そして象徴的に描いています。
    版木の香りの残る版画絵本です。
    子ども向けではあるけれど、大人の心に印象の残る作品でした。

    投稿日:2014/11/02

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  • 力もちの機関車「ちからあし」。いつもは、家畜や米などをはこんでいました。しかし、戦争がはじまると、戦争につかう道具をはこぶようになりました。
    やがて、戦争が終わり、ちからあしは、復興のために一生懸命働きます。
    時は経ち、ちからあしは、その役目を終え遠くの機関庫へ移動します。
    自分はどうなるか不安に思っていたが、きちんと手入れをしてもらって、第2の役目を与えられます。
    随所にちりばめられた擬音語から、列車が走っている臨場感を感じられる。
    また、列車どうしのおしゃべりも楽しいです。
    次に電車を見たら、この電車達も、会話しているのかな?と想像してみたくなります。
    ちからあしの第2の人生が充実していることに、嬉しくなります。
    ちからあしが力強く走っている姿が、人々に希望を与えているところに感動します。

    投稿日:2014/03/14

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  • 小さな子供でも何か感じてくれている

    息子が図書館で自分で持って来ました。
    内容もわからず、表紙が機関車というだけで持ってきたんだと思います。
    借りて読んでみると、戦争のお話。
    4才の息子には、戦争なんてわかりません。
    飽きるだろなーと思っていたのに、何度もリピートすることになり驚いています。
    長いお話、内容が難しいだろお話ですが、ジックリ聞いている姿に成長を感じます。
    ちからあしの辛さを乗り越えた強い気持ち少し届いているかな(^_^)

    投稿日:2014/04/03

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  • 2歳9か月の電車好きの息子が図書館で選びました。

    機関車「ちからあし」の半生?が淡々と描かれています。
    歴史の重みを感じます。
    その中には「ちからあし」の体験した戦争も入ります。
    そして、戦後の復興で活躍し、新型の電車に代わられていくという内容。。

    息子は、最近、自衛隊のヘリだとか、戦車(この前、近くの道路を通っていました)や、ニュースの軍隊の車に、とても興味があるので、
    ぜひ、戦争のこともちょっと知って欲しいと思っていたところでした。

    戦争を息子が理解できたかわかりませんが、
    爆弾がおちてきて、死んだ機関車(そして人)がいるということは伝わったようです。

    この絵本で秀逸なのは、特に絵。
    力強い表現の版画、だけれど意外に繊細に考えられた構図、そして加筆された表現が見事です。
    色彩もすばらしい。
    「ちからあし」の心情や、物語の内容がとても巧みに表現されています。

    息子もかなり興味深かったようで、繰り返し「読んで」と持ってきました。
    良い本だと思います。

    投稿日:2013/12/21

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  • 暗い・・・

    2歳の息子が表紙だけを見て
    借りて欲しいと持ってきた絵本です。

    私もはいはいと借りたので
    最初家で読んだ時は「戦争」という内容が出てきて
    絵全体も暗くて息子の反応も微妙でした。

    その後数回読みましたが、
    息子にはさすがに内容が内容なだけに
    早かったようで、またリベンジしたいと思います。

    投稿日:2013/12/02

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