もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

ゆきのまちかどに」 みんなの声

ゆきのまちかどに 作:ケイト・ディカミロ
絵:バグラム・イバトゥリーン
訳:もりやま みやこ
出版社:ポプラ社 ポプラ社の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2008年10月
ISBN:9784591103951
評価スコア 4.55
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みんなの声 総数 10
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  • 子どもの澄んだ心にうたれました

    まずは重厚な絵に感銘を受けました。
    一昔前の街並みのスモークがかった幻想的なイメージ。
    その中で、登場人物が生き生きと描かれています。
    少女の澄んだ目と豊かな表情が、スクリーンの中の実写風景のように思えました。

    お話も素晴らしい。
    雪降る街角で手回しオルガンを弾きながら小銭を得ているおじいさん。
    「あのひとたちはどこに眠るの?」
    少女の無垢な疑問に、母親の他人事のような答え。
    母親は、子どもが演芸会で天使を演じることに頭がいっぱいなのです。

    少女はオルガン引きのおじいさんが気になってしょうがないのです。
    おじいさんは、雪の中、街角で夜を明かしていたのです。

    おじいさんは神の象徴でしょうか。
    演芸会に出かける少女は、おじいさんにわずかばかりのお金を恵みとして渡します。
    演芸会では、舞台に立つ少女が、セリフを出せないままに固まってしまっています。
    おじいさんが突然後ろの扉を開けて現われました。
    そして出てきたセリフは、「うれしいおしらせです。よろこびをおとどけします。」「今、喜びをお届けします」。
    澄んではっきりと大きな声で。

    お芝居の後で、おじいさんも一緒になったパーティの光景は、描かれている人々の表情を見ていて飽きません。
    心に響く絵本でした。

    掲載日:2012/02/29

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    1
  • 心の琴線に触れる奇跡の絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    表紙の重厚な絵に魅せられて読みました。
    絵を描いたバグラム・イバトーリンの他の作品は、「カラス笛を吹いた日」「おとうさんの庭」が邦訳されています。

    2007年のアメリカの作品。
    時代背景は、町並みや車からすると古き良きアメリカ辺り。
    クリスマスが近づいた夕暮れ時、主人公のフランシスがアパートメントの下に、オルガン弾きとサルを見つけます。
    フランシスは、それがとても気になり、ママに尋ねます。
    「あのひとたちは、よるは どこかへかえるの?」
    ママは答えます。
    「そんなこと おかあさんにもわからないわ。
    でも、どこかへかえっていくでしょう。
    みんな どこかへ かえるんだから」
    腑に落ちないフランシスは、さらに質問を投げるのですが、ママは取り合ってくれません。
    そんなフランシスは、オルガン弾きとサルが、その夜どうしているのか気になって、真夜中まで起きていて、路地に寝ているのを目にするのです。

    次の朝のママとの会話も、オルガン弾きとサルのことで始まるのですが、その日は教会でのフランシスの舞台発表の日ですから、ママは全く取り合いません。
    教会へ向かう時、フランシスは、サルのカップにコインを入れ、オルガン弾きに教会の舞台にきてねと告げるのです。

    フランシスとママが好対照。
    もちろん、ママの取る行為は現実的であり、ごく当たり前のもの。
    でも、フランシスの優しい心を理解してあげることは、必要ではないのかと思います。
    我が身を振り返っても、子供が知りたいことに真摯に対峙したかと言うと出来ておらず、考えさせられてしまいました。

    最後、フランシスは、舞台に立ちますが、セリフが出てこないのです。
    その時、後ろの扉が開き、オルガン弾きとサルが入ってきて、フランシスは大きな声でセリフを発することができたのです。
    その時の、フランシスの喜びに満ちた顔は、題名の「Great Joy」と呼ぶに相応しいもの。
    また、戸が開いた瞬間に、後ろを振り返った観客が一人いるのですが、それがママなのです。
    舞台が終わっての懇親の席では、オルガン弾きとママが歓談している姿が印象的であり、心の琴線に触れるシーンでした。

    ごく短い時間の出来事のお話ですが、色々と考えさせられることの多い絵本です。
    クリスマスに相応しい慈悲深い話であるとともに、親子の在り方も諭してくれます。
    ストーリーも良いし、何よりも所々金に縁取られた絵は、その一枚がまるで絵画のようであり、見るものを惹き付けること間違いありません。

    幼稚園の頃に読み聞かせると、とても良い絵本としてオススメします。

    掲載日:2011/07/26

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    1
  • 喜びのクリスマス

    • ふぇるとさん
    • 40代
    • その他の方
    • 広島県
    • 男の子18歳

     聖書の中に「幼子のように・・・」という言葉がよくでてきます。
    純真さをあらわすものと同時に、強さも含まれているようにおもえます。実際、無垢な幼子の瞳や仕草、言葉には、心のわずらいを浄化させる不思議な力を感じます。
    フランシスは街角に立つオルガンひきの老人とサルに心を寄せます。雪が降っても街角で眠る老人とサル・・・家には入れられないと言うお母さんの判断を責められる人がどれくらいいるでしょう。でも、だからこそフランシスは声をかけずにはいられなかったのです。自分に思い付ける精一杯のこと・・・教会への招待です。
    この本を読み終えると、クリスマスの真の喜びとは一体なにかを今一度考えさせてもらえる気がします。
     絵も素晴らしい・・・!

    掲載日:2008/12/02

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    1
  • 心に響く

    幻想的な表紙にひかれて、手にとりました。どのページも、見入ってしまうほど美しい絵。いきなり、ひきこまれてしまいました。
    物語もこころに響きます。特に、ラストの場面には感動しました。
    クリスマスに静かに読みたい絵本です。

    掲載日:2016/11/24

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  • やさしさとあたたかさと

    オルガン弾きの老人といつも一緒にいる猿、そしてフランシスとお母さん、主な登場人物の心の思いが表情に表れ、絵本全体の質の高さが実感できました。天使の役を担ったフランシスが、老人が会場に入ってくるを確認して、あたえられた台詞をいう場面は、輝いていて見ているものの心を暖めてくれます。フランシスの心のやさしさには、ついホロっとしてしまいました。
    この絵本は何歳の子どもに読んであげる…というより、一人でじっくり絵を読み、ページから伝わる気温の変化を感じてほしいものと思います。
    蛇足ですが、フランシスのお母さんは大変美しく描かれていますが、わたしの尊敬するマーガレット・ワイズ・ブラウンさんもこんな方だったのでは?と独り合点しました。

    掲載日:2013/09/08

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  • 昔の映画のような

    絵の一枚一枚が、完成された世界を持っているかのようです。
    クラシックで重みのある雰囲気は、昔の映画を見ているような気がしました。
    全ての人にとってのクリスマスと考えると、この少女の行動は素晴らしいものだったと思います。

    掲載日:2012/12/14

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  • 映画のワンシーンのような絵

    • かよたさん
    • 20代
    • その他の方
    • 東京都

    作者のケイト・ディカミロさんは、2004年に『ねずみの騎士デスペローの物語』でニューベリー賞を受賞したアメリカの児童文学作家。
    有名な方ですが、私はこの絵本がケイト・ディカミロさんの作品だとは知らず、図書館で優しく美しい表紙に一目惚れして借りてきました。

    少女フランシスは、窓から見えるオルガン弾きの老人と小猿が気になって仕方ありません。クリスマスの日、フランシスは劇を見に来てほしいと老人を教会へ誘いますが…。

    映画のワンシーンのようなバグラム・イバトーリーンさんの絵が素晴らしい。ページいっぱいに描かれたその美しい絵に、ため息さえこぼれてしまいます。
    最後のページでは、誰もが自然と笑顔になれると思います。
    大人になることが悪いことばかりなわけではありませんが、子どもの心を理解できる大人が一番素敵なのかな…と考えさせられました。
    華やかな感動ではなく、読んだ後にじんわりと心が温まるようなお話です。

    掲載日:2011/08/15

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  • 大きなよろこび

    • ベーベさん
    • 30代
    • その他の方
    • 長野県

    劇の役のセリフが言えない小さな女の子の、素直でやさしいこころと、本心からセリフが言えた、大きなよろこびにかんどうして泣きそうでした。やわらかくてやさしい絵も素敵です。

    掲載日:2009/12/01

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  • 絵画的な絵が優しく美しい

    クリスマスの時期に書店で見て読んでみたいと思っていた本です。

    見返しがゴールドで神々しい雰囲気が漂っていると思いました。

    絵画的な絵が優しく美しいと思います。

    貧しいオルガンひきの境遇を心配するフランシスの無垢で純粋で優しい気持ちに心打たれました。

    舞台上でのフランシスの輝くような笑顔がとてもかわいらしかったです。心温まるクリスマスのお話だと思います。

    掲載日:2009/04/02

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  • 慈悲の心

    まず、表紙の絵に魅かれました。
    雪の夜。街角の黄色い街頭の光。
    なんて素敵な絵なんだろうって。

    主人公はフランシスという女の子。自分の家の窓から見える街角に、いつも立っているオルガン弾きのおじいさんとペット?のおさるさんが気になって仕方がありません・・・。

    おじいさんは、帰るところがあるのかしら。
    そう考えるフランシスのとても優しい素直な気持ちが伝わってきます。
    フランシスのお母さんのセリフも、常識ある大人としてはある意味当然?
    そしてフランシスに言葉をかけられたおじいさんのとまどいも・・・。
    でも、フランシスの気持ちが最後には通じるんですね。

    もともとはキリスト教の行事としてクリスマスがあるんですよね。
    お祭り騒ぎも楽しいけれど、慈悲とか思いやりとか、人として大切なものをもう一度静かに見つめなおすのもいいことだなっていうことがとても伝わってくる素敵なお話です。

    掲載日:2008/11/30

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