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狂言えほん せつぶん」 みんなの声

狂言えほん せつぶん 作:もとした いづみ
絵:野村 たかあき
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784061323896
評価スコア 4.41
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みんなの声 総数 16
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  • 女はしたたか、おいらは弱い

    節分の豆まきでイメージしていたものが、数ページにして打ち崩されていく内容でした。
    狂言絵本ということですが、やけに大人感覚。
    もとしたいづみさん、子ども向け作品を多く手掛ける女性ながら、この絵本ではしっかり対象を大人に拡げています。
    子どもに読んでいるのか、自分で楽しんでいるのか、嫁さんは「この鬼は草食系だとのたまうし」…。
    鬼が出てきて、豆まきがあって、パンチを期待したら、一番のパンチ力は鬼の宝物を巻き上げたうえで追い払った女。

    鬼は何のためにわざわざ中国の蓬莱が島からやってきたのでしょうか(嫁さんさがしでもあるまいに)。
    鬼は何をしたかったのでしょうか(わざわざ遠方から来たにしては??)。
    鬼はどうして下手に出るのでしょうか(鬼よもっと胸を張れ)。
    鬼はどうしてこんなに弱いのでしょうか(きっと誰に対してもではないと思うけど)。

    多分原型の狂言はこれほどのなまめかしさはないのだろうな。
    それにしても、鬼ってどうして純粋で単純で清純なのだろう。
    この本の鬼には共感するばかり。
    カッコばかりで悪者にされて…、(すいません、自己弁護入ってます)。
    かくして私も嫁さんに豆をぶつけられるのでした。

    教訓:鬼は外では強くても、家に帰れば猫になる。

    投稿日:2011/01/28

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  • 少し大人テイストの節分

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    狂言絵本とあります。
    狂言は日本の伝統芸能ですから、やはり触れておきたいです。
    題名どおり、鬼に向かって「鬼は外!」と豆をまくお話なのですが、
    そこは狂言、少し大人テイストが加わります。
    最初は強面の鬼ですが、応待した家の女に一目ぼれ!?
    だんだん立場が逆転します。
    女も最初こそ怖がっていたものの、鬼の弱みを知るや、
    まさしく鬼嫁の様相です。
    鬼と女のやり取りがどことなく艶っぽくて、少し大人テイストですが、
    狂言らしい面白い展開をぜひ、子どもたちにも紹介したいです。
    版画技法を使った絵が迫力たっぷりで魅力的です。

    投稿日:2010/01/22

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  • すごっ、全部とっちゃたよ!

     【狂言えほん】シリーズの中の一冊です。
     伝統芸能に絵本と言う形で幼いころから触れられるっていいなって思います。
     
     さて、この『せつぶん』は、内容的には、大人が楽しむ内容かもしれません。
     でも、お子さんと読む時には、鬼とおんなの声の調子や勢いを変え形勢逆転の面白さを強調すると、より一層楽しめるかと思います。

     陰暦で大晦日に当たる節分の夜、蓬莱ヶ島の鬼がまかれた豆を拾って食べようと日本へ渡って来るといいます。
     
     道を急いで空腹になった鬼は食べ物を請おうと辺りの人家を探します。
     鬼が声をかけた家は、夫の留守を守る女房(おんな)のみのよう。
     鬼は、首尾良く戸を開けさせます。
     おんなは…。
     
     恋心を抱いてしまう鬼の純情さと、鬼の心中の変化に気づいたおんなの計算高い強かさが対照的で大人には笑える内容です。

     「すごっ、全部とっちゃたよ!」と息子。
     
     『本当に恐いのは人間なんだよ〜。気をつけなさ〜い、欲張りな人間に。』ってよけいな警告をしたくなりました。

    投稿日:2010/01/13

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  • 大人味の絵本。18才以上でも楽しめます!
    鬼は、空気が読めなくて、世界を自分にとって都合よく解釈できる、天然ボケのモテない男。女は、美しい見た目とはうらはらに欲深い醜い心を持つ意地悪ばあさん予備軍。そんな強烈な二人が繰り広げる、男と女の駆け引きを、子どもに見せて果たしてよいものか…いや、リアルなご家庭では、子どもがいようがいまいが、夫婦でいろんなケンカをしたりするわけだから、子どももしっかり受け止めてくれているはず。うちの中で、家族の交友関係が、なんとなく理解できていた自分の幼少期を思い出すと、けっこう、男女交際のいろんな場面を、なんとなく見聞きしていたなあと思う。もっとも、お茶の間のテレビではかなりハードなドロドロドラマがエンドレスに流れていたし。ばあちゃんは、昭和の歌謡曲がすきで、大抵男女の色恋を執念深く歌い上げているわけだし、子どもの耳にも入るわけだし…
    深読みすると、本当に面白い話。表面的に読むだけなら、ただのダメなエロオヤジがうまいこと利用されてひどい目にあったという笑い話だが。この手の話は昔からあったのね!

    投稿日:2018/10/04

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  • 女の怖さ!

    狂言の世界は難しくてなかなか理解出来ない私ですが、絵本にするとわかりやすくて私にもよくわかるから好きです。女は弱そうに思いますが、いざとなると強くなるし、度胸があって感心します。鬼の純粋な恋心を利用してまめを蒔いて追い払ったのは、やっぱり鬼が怖かったんだと思います。

    投稿日:2017/02/17

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  • 女は怖い

    このお話は、夫が留守の時にやってきた鬼から宝物をもらって、そのあとに豆をぶつけて追い払ったという怖い嫁(女の人)のお話でした。この鬼は女の人が好きになったので、優しくしていたのに、宝物をもらったら豆をぶつけるなんて、うちの子は女の怖さを見てぞっとしていました!!

    投稿日:2017/02/04

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  • まいった かんべんしてくれ

    狂言絵本  本物の狂言でみたいですね
    裏表紙の茂山千五郎(鬼)・茂山千三郎(女)の狂言の様子を想像しています

    ほうらいがしま(中国)からやってきた鬼  顔は怖い顔しているのに どことなく 間が抜けた鬼です
    女のかわがかわいくて 惚れてしまうなんていうのは狂言ですると 笑えるのでしょうかね    
    のむらたかあきさんの鬼の絵も女の絵も どことなく愛嬌があって
    鬼が女におされてよろけ 「おんなの冷たさ  自分が女のことを好きなのに・・・・鬼が大粒の涙を流すところは かわいそうになりました

    それにひきかえ 女のしたたかさ 「鬼の目にも涙」 おお 女は怖いな〜 そう思えました(自分も女ですが・・・・)
    女と鬼のやりとりが狂言でみたら おもしろそう
    実際の狂言では 鬼がさまざまな小歌を歌い女の気ひこうとするとのこと   見所ですね!

    子供たちに伝える 「せつぶん」 もう今年は終わりましたから 来年には、この絵本を呼んであげて 狂言のことも紹介したいです

    投稿日:2015/02/13

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  • 女は怖い

    ちょうど節分の季節だったので、親子で読みました。
    狂言ときいて、難しいかなとちょっと構えてしまったのですが、わかりやすくて面白い内容でした。子どもたちもとっても楽しめたようです。ラストの「おにはそと。おにはそと・・・」をちょっと大げさに読むと大喜びでした。
    鬼の気の毒なほどの間抜けさと、女の人のしたたかさに、大人は苦笑いかもしれません。女は怖いです。

    投稿日:2015/02/03

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  • したたかな女

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    面白かったです。
    鬼から見事に宝物をとりあげる女の人がなんだかしたたかに見えてしまいました(笑)。最初はむしろ鬼を怖がっていたように見えたのですがやるなー。
    まあ鬼の態度も態度なんですがね。こういう鬼なら怖くないかな?
    他の狂言えほんも読んでみたくなりました。
    3歳からとありましたが、娘にはもうちょっと大きくなってからのほうが面白いかなという印象でした。

    投稿日:2015/01/29

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  • 狂言が好きなので

    絵本ナビで取り上げられていたので、節分の日にあわせて読んでみました。
    鬼と女のやり取り(最初はこわがっていた女の方が、最後は鬼を手玉に取るところなど)がとてもおもしろいお話でした。子どもも、最初はよくわからなかったようでしたが、何回か読んでおもしろがっていました。

    私は、狂言が好きで以前はよく見に行っていたので、なんとなくお話を読みながら狂言で演じられている様子が頭に浮かんできたのですが、自分ではその面白さをこの絵本では伝えきれなかったので、いつか子どもとも狂言を見に行きたいと思いました。

    投稿日:2014/02/09

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