絵はスーザン・バーレイ、邦訳は今江祥智さんというすごい絵本です。が、ナビではまだ「はなびや」さんしか読んでいないんですね〜。
(そういう私もつい最近、この本を知ったばかりですが)
最初の出だしを読んだときは、捨て子とか、貧民層の子を取り扱っている作品なのかと思いましたが、たぶんこの話はジャンル的に言うと「SF」だと思います。
だぶだぶうわぎの男の子″は何らかの事故で地球に取り残された宇宙人の子で、最初に幼稚園に現われた時は、きっと先生や関係者に何らかの形で「最初からそこにいたかのようなイメージを与えてたのだ」と想像するとと、
ストーリーがとてもスムーズに伝わってきました。
そして、あの不思議なラストシーンも!
最初のシーンでうまく物語の中に入り込めれば、このお話はとっても面白いと感じられると思います。
ファンタジー系やUFOなど、不思議な物語が好きなお子さんたちに特にお薦めします。
一番びっくりしたのは、こういうSFチックな物語を今江さんが邦訳されたということでした。(もっと純文学系が好きな方だと思ってました)