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絵・文: 川浦 良枝  出版社: 白泉社 白泉社の特集ページがあります!
お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

ライオンはそよかぜのなかで」 みんなの声

ライオンはそよかぜのなかで 作・絵:よしざわけいこ
出版社:ひさかたチャイルド ひさかたチャイルドの特集ページがあります!
本体価格:\1,200+税
発行日:2009年03月
ISBN:9784893252982
評価スコア 4.62
評価ランキング 2,917
みんなの声 総数 12
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  • しずかなやさしさ

    繊細な描画は奥行き感があり、見る者を想像の世界へ引き込みます。


    小さな子供向けのお話というと元気で楽しく愉快な!というものが多い気がしますが、このお話の根底にあるものは単に「ライオンとバス運転手のおじさんが仲良しになれた、よかったね」ということではなくてもう少し奥の深いものです。

    不機嫌なライオンのその理由を案じ、叱るでもなく誰かのせいにするでもなく、ただ自分ができる事をしてあげる。そういう押し付けの無いやさしさ。
    そして苛立つライオンの心が穏やかになり、気持ちが通じ合った時にいっしょに夢を見て幸福感を共有する・・・夢の中で二人は草原を自由に走り回る爽快な気持ちを共有するのです。
    (言い換えればそこでライオンの不機嫌の理由を身を持って知ることになります)

    いっしょに見た夢は二人にとってかけがえの無い思い出となります。
    しかし、しばらくすると運転手のおじさんは・・・

    今このような時代だからこそ気づいてほしい押し付けの無いやさしさ、さみしさの共有、心が通じ合ってゆく過程。
    小さい子供のうちにこそ、そういう思いやりの気持ちの芽を育みたい。

    大人になってから読み返したときにまた別の所へ滲みてゆくような、そんなおはなしです。

    掲載日:2009/05/14

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  • 静かに育まれるもの。

    ワクワク、ドキドキ、ハラハラするでもなく、派手さや賑やかさもない、静かなお話です。
    ライオンにそっと寄り添い、心から心配し、徐々に打ち解けて行く過程。優しさや切なさ、寂しさも共有しあえる関係を築いていくライオンとおじいさん。
    そして、それを見守る柳。
    すごく心にスッと入ってきます。息子も時々、思い出したようにこの本を持ってきます。
    そして、この本は何故かずーっと読み聞かせ専用です。自分で読むより、読んでもらいたい本なのだと思います。子供心に、何かを感じているんだと思います。

    掲載日:2015/07/15

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  • おじいさんと心を通い合わせる事が出来たライオン。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子3歳、男の子1歳

    柳の木というと幽霊のイメージしかなかったのですが、荒くれ者のライオンにとって、おじいさんの植えてくれた柳の木は、見ているだけで心を落ち着かせる事の出来る存在だったのですね。静かな雰囲気に包まれた絵本です。

    掲載日:2015/03/13

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  • 笑顔でさようなら

    私もやなぎのき、大好きなんです。
    読み終えた後はあたたかくて、ポカポカと優しい気持ちに包まれました。

    おじいさんがいなくなってしまって、ひとりぼっちになってしまったライオン…。

    でも大丈夫です。
    おじいさんが作ってくれた場所があるから、ライオンは寂しくないのです。

    そよかぜにそっとふかれながら、おじいさんといた時と変わらず、ライオンの心が穏やかに見えました。
    それに裏表紙を見て、とっても安心しました。

    おじいさんと過ごしたあの素晴らしい夜の夢を見ながら、今日も明日もライオンがずっと幸せでありますように…

    掲載日:2015/02/28

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  • まずストーリー抜きで、どのページをめくっても とても美しいやさしい絵で、なんとなく大まかなお話を想像できるような運びだな、と感じました。
    柔らかく揺れている柳の葉、ポカポカの日差し、頬に当たる風の柔らかさや温度…絵を見るだけで伝わってきます。
    ライオンが動物園の中でどうして不機嫌で荒くれ者なのか、このへんの背景を理解するには子どもの想像力と知識も必要な気がします。
    ライオンを思いやり、その気持に寄り添おうとするおじいさんが植えた柳の木。 おじいさんの思いはライオンに届き、やがておじいさんとライオンの気持ちがお互いに寄り添い合い、一夜のミラクルが起きる。
    大人が読んでもすてきなファンタジーです。
    ライオンの表情の変化も見て欲しいです。
    年長さんくらいからおすすめしたいです。
    この絵本の原画展があったらぜひ観に行きたい!!

    掲載日:2012/09/20

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  • 二人の友情

    らいおんとおじさんの友情のお話でした。おじさんのらいおんを思いやる気持ちがいっぱい詰まった本で、読んでいて優しさの大切さが伝わってきました。うちの子にはストーリーがちょっと長かったのか、最後の方には集中力がなかったです・・。もう少し大きい子におすすめかも。

    掲載日:2011/12/06

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  • やさしい気持ちは返ってくる。

    おじいさんの優しい心が柳に入り込み
    ライオンに届いたかのように思えました。
    柳はずっと二人を見守っていたのでしょう。
    柳の歌にうっとり聴き入っている二人が本当にいい表情で
    とても美しくて印象的でした。

    掲載日:2009/11/27

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  • やさしい絵本でした

    少し前まで、ありとあらゆる細かなことにイライラしっぱなしだった私。ふと鏡を見たときにあまりの険しい表情に愕然とした自分にライオンに重ね合わせて読んでいました。自分でもわかっていながらも感情の持って行き場の無い毎日の中で、処理しきれない心のトゲを丸めてくれたのは素敵なレストランでも、贈り物でも無く、誰かの、簡素だけれども心のこもったたった一言でした。私はその言葉を取り出しては眺めたり、飲み込んだり。きっとそれはライオンにとってのやなぎの木と同じだったのでしょうね。

    ほんの少し寄り添うおうとする勇気を持つことで、お互いの気持ちを分かりあえ、悲しさや辛さ、楽しさを共有していくことのかけがえのなさ。きっとこれは大人にとってのあらゆる人間関係にも投影できることのように感じました。

    子どもにももちろん読み聞かせたい本ではありますが、毎日いらいらとげとげすることの多い、仕事を懸命にこなす女性にも読んでもらいたい一冊です。

    掲載日:2009/06/05

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  • かかわるということ

    誰もが手を焼く荒くれ者のライオン、
    そしてライオンの心を静めようとあれこれ思案し、柳の木を1本植えたライオンバスの運転手。

    今の世の中、とくに学校などでは問題事や扱いにくい子供と「関わらない事で未然に責を逃れる」風潮が強くなったと感じられます。

    問題そのものではなくて、問題に直接自分が関わらないための対策をするという考え方です。

    昭和世代の自分は幾人もの教師に何度もビンタ食らわされた記憶があります。
    しかしそれに食って掛かった親はいなかったし、自分自身も潔く反省し今ではどの教師に対しても尊敬と感謝の念を抱いています。
    教師である以上に彼らは恩師でありました。
    それほど「かかわりかた」が深かったのであろうと思います。
    「かかわりあうこと」を恐れない時代であった、とも言えます。
    などと書くと体罰容認の話か?というような向きに行ってしまいそうなのでこのあたりで話を元に戻します。

    もちろんこのお話には体罰なんて関係ありません。
    ライオンバスの運転手は荒くれ者のライオンに手を焼いて、じゃぁどこか他所の動物園に移してくれとか、大人しくなるように重い鎖をつけてしまえとか、事故があったら誰の責任か?とか言った訳ではありません。

    ただ思案し、ライオンの心が静まるようにと願いを込めて柳の木を植えました。
    そして願いかなって心は打ち解け、二人は草原を駆け巡る夢をいっしょに見ます。
    それは柳の木が二人に見せてくれたファンタジーです。
    動物園に連れて来られた事によって奪われたライオンの自由と、その悲しい気持ちをバスの運転手も知ることになります。

    それは運転手からライオンに「かかわって」いかなければ知る事も、理解する事もできなかった気持ちです。

    ただ面倒を避けようとするのではなく、お互いに正面から向き合って理解しようと努める事。大切ですよね。

    このお話を読んで自分自身にも言い聞かせました。

    掲載日:2009/06/02

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  • 大人の女性にも

    • 1coさん
    • 30代
    • その他の方
    • 宮城県

    とっても絵も綺麗で、透明感のある絵本でした。
    夜のシーンの風景が特に好きです。

    毎日ぴりぴり、誰にもココロを許さないライオンさん。
    お子さんに読んであげるのもいいですが、同じように毎日ピリピリしている大人のひとにもいいかもしれません。

    ホッとしたいときに、オススメです。

    掲載日:2009/06/02

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