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こびとといもむし」 みんなの声

こびとといもむし 作:肥塚彰
絵:黒崎 義介
出版社:フレーベル館 フレーベル館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2009年02月
ISBN:9784577035948
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,786
みんなの声 総数 6
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  • 溢れる詩情

    二十歳世代の青年が原作を書いた話としては、ナィーブで詩情豊かで、ちょっとばかり気弱にも感じられるのですが、学徒出陣で命を終えた大学生と聞くと、この清廉さに心が痛みます。
    若い小人に肥塚さんが自分を重ね、神さまの御殿に向かいたいという祈りだったのです。
    そのために若い小人は、誰も見向きもしない芋虫に自分の糧を差し出しました。
    勇ましさとは少し異なる潔さを感じ、達観した境地を感じました。
    さりげないメルヘンですが、とても奥の深い作品です。

    投稿日:2016/12/23

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  • こどもへの愛情のあふれる美しい絵です

    黒崎義介さんの絵はとても美しく、優しく、上品です。
    他に昔話や童謡の絵本もあります。子供たちはみな笑っていてこちらまで楽しくなります。お花もいっぱいです。優しさにとても慰められます。隅にひらがなで(よし)と書いてあります。お人柄がしのばれます。多くの年月をかけて集めました。画集もあります。ぜひ若いお母さんにも絵本を見て子供に対するあふれる愛情を感じてほしいです。

    投稿日:2012/04/27

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  • 分け合う気持ち

    年に一度、お月様が小人の村におだんごを降らせます。
    中のひとつは、幸せになれるという特別なもの。
    小人たちはたくさん抱えて満足そうですが、
    主人公の小人は、たった一つを持ち帰ります。
    小人たちはお団子を持った帰り道、
    具合の悪そうな芋虫と出会います。
    みんな気に留めない中、一つだけお団子を持った小人は芋虫を見過ごせません。
    おだんごを看病のためにやってしまうのです。
    しばらくしたある日、神様が小人の村に立て看板を立てます。
    素敵な乗り物でやってきた小人を小人の国の王様にしようという内容です。
    あのときの芋虫は蝶に成長し、助けてくれた小人の乗り物となります。
    そして小人を王様にする恩返しをしました。

    月からもらって芋虫にあげたお団子こそが、
    幸せになれる力を持ったお団子だったのかもしれません。
    しかし弱いものを助ける心、分け合う気持ちを備えた小人には、
    自然と幸せがやってきた気がします。

    投稿日:2011/10/09

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  • 希望

    戦争の犠牲になった肥塚彰さんですが、戦争中に関わらず、前向きで希望を持ち希望は捨てないで誠実な気持ちが伝わってきました。
    原作者が残された原稿をお兄さんが持ち込むことで、黒崎義介さんの手で世に出してもらえたことに感謝したい作品だと思いました。
    こびとのように、貧乏でも心の貧しさはなく、いつもにこにこ働いていたいと希望をもらえました。とても綺麗な絵にも夢がもてました。

    投稿日:2011/04/30

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  • 後書きを読んで気持ちが変わりました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    悪くはないお話でしたが、正直特別すごいとは思いませんでした。
    黒崎さんの絵はとてもきれいで素敵でした。特に草花の描き方なんて押し花みたいでした。

    ただ、後書きを読んで考えが変わりました。
    このお話は、原作を書かれた肥塚さんという方が別にいます。
    彼は戦時中の学徒出陣で、まだ20歳という若さで亡くなられたそうです。
    その肥塚さんの遺品の原稿を読み、黒崎さんが絵本にしたものだそうです。
    戦時中というくらい世の中で、作家志望の若者が残してくれた物語。
    そう思って、読み直したら、なんだか伝わってくるものが違って見えました。

    内容は、こびと族の蜜を売っている若者が、ある時「いもむし」に優しくしたことで、最後に幸せになる話で、先ほども書きましたように押し花のようなきれいな黒崎さんのイラストもあり、
    4歳くらいのお子さんからお薦めできる作品だと思います。
    機会があったら、ぜひ手にしてほしい作品です。

    投稿日:2010/04/30

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  • 読む時期によって、感じ方も違う・・・

    2年半前位に、この絵本を読んだ時、「面白くない」と言っていた息子。昨年の春読んだときには、「ふーん」で、昨夏は、「いもむしは、綺麗になるんだね」、久々に昨日読みました。5才の感想は、「小人さん、自分が食べるのを我慢して、凄いね。いもむしは、がになるんだね。これ、面白いお話だね」なんて、言っていました。心の成長の変化かしら?と思いました。名作って良いですね。

    投稿日:2004/02/08

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