「紙芝居 めだらけ 」 みんなの声

のっぺらぼうがめだらけに変わったのは、若者たちのいたずら心でした。
人の目を奪い取ることに、喜びを見つけてしまったのっぺらぼうの狂気は、犯罪に手を染めてしまった人の心に通じるものがあるのかも知れません。
越えてはいけない境界線を越えてしまうと、見境なく身をおとしめていくことになるのだと、この紙芝居を見ながら感じ入ってしまいました。
ただ、怖いとか面白いとかで終わらせたくない紙芝居です。

この暑い夏休みに　学童の子ども達は　毎日　夏休みを学童で過ごしています（親が働いているから　　子どもも学童で一日を過ごしています）
今度　お昼寝の前の時間に　この紙芝居を読んであげたいなあと〜
選びました

のっぺらぼうの　化け物が　　村の若者に「まえも　うしろもわからない　　のっぺらぼうの　まぬけずら　うせろ！」　こんなふうに　馬鹿にされ　
おこったのっぺらぼうは　若者達の　目玉を　とり　自分の体に埋め込んだ　　　　なんと！　　今まで見えなかったものが　見えるようになり　　どんどん　目玉を増やしていくのです
人間の目だけではもの足りず　とんぼ　うさぎ　かえるの目もとり埋め込むのです
村人達は　和尚様に　話すのです
和尚様のとった行動は　　のっぺらぼうの　めだらけの　行く末は・・・・
ちょっと　切なかったです
子ども達に　読んであげたく　今　読み込んでいます

暑い夏の日本の妖怪ぞろ〜〜〜り　　　楽しみです！

小学校低学年の子どもたちに
休み時間に図書室で紹介しました。

子どもたちは
のっぺらぼうをとおして、
悲しみや怒り、欲望、後悔といった
さまざまな苦しみを受け止め、
また、おしょうの行動をとおして、
強く優しい気持ちとは何かを感じとっていたように思います。

絵のタッチに温かみがあり、お話のテンポもよいので
読み終わったとき、
悲しい気持ちになるというより、
温かい気持ちになっているように感じました。