新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ないしょのおともだち」 みんなの声

ないしょのおともだち 作:ビバリー・ドノフリオ
絵:バーバラ・マクリントック
訳:福本 友美子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,925
発行日:2009年05月
ISBN:9784593505074
評価スコア 4.76
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みんなの声 総数 90
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  • 男の子もOK!

    最初、私がタイトル&表紙に魅かれて図書館から借りてきました。

    絵本全体からアメリカの香りがしてきそうな、そんな作品です。
    お話の設定もとても夢があって素敵です。
    お話は、マリー(その娘マリア)とネズミ(その娘ネズネズ)の生活・行動が対比されながら進んでいきます。
    ネズミ(ネズネズ)の生活・行動は、マリー(マリア)のそれをそのままネズミ版にしたもの。それぞれの生活・行動がページの上下だったり左右だったり、何れにしても同時に視界に入る形で描かれているので、隅々まで見比べることができます。
    絵がとても繊細で緻密なので、この見比べが本当に楽しいです。
    また、ネズミ側の家具も必見です。人間の日用品・廃材が見事に立派な家具として再生しているのですから。

    さて、3歳10か月息子。私も最初は女の子向きの絵本と思い、息子への読み聞かせはしていませんでした。
    が、息子は自分でこの絵本を見つけ、「これな〜に?」「読んで」と興味津々。
    読み聞かせてみると、お話の内容、絵から表紙、裏表紙に至るまで、大のお気に入りになりました。
    特に息子のお気に入りは、
    ・表紙の「おともだち」の「ち」の字の先にネズミが乗っている
    ・背表紙の「ち」の字も、表紙と同じく先が伸びている
    ・手を振りあう場面
    ・「おやすみなさい」と見開きいっぱいを使って描かれたラストシーン
    最後の「おやすみなさい」は、読めるようになってきたばかりのひらがなを一生懸命自分でたどって、自分でも声を出して言っていました。

    この絵本には、私も息子も、すっかり魅せられてしまいました。
    性別・年齢問わず、お勧めの1冊です。
    (あまりに気に入ったので、その後購入、友達母娘にもプレゼントしてしまいました。)

    投稿日:2010/11/12

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    5
  • 極めて完成度の高い作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    とびきり愉快なお話という触書に惹かれて読んだのですが、愉快というより心がキュンとなってしまったのが最初の読後感でした。

    立派な家があって、マリーというおんなのこと、家の隅にはネズミのおんなのこが住んでいるシーンから物語は始まります。
    アメリカンタイプの真中に玄関がある家で、左端の2階の窓からマリーが、1階の右端の窓からネズミのおんなのこが顔をのぞかせています。
    最初のページから精緻に描かれた絵に圧倒されてしまいます。

    左側にマリーとその一家、右側にネズミのおんなのことその一家が対比して描かれていくのですが、同様に家族団欒や学校生活があって見るだけでほのぼのとした気持ちになりました。
    そして、あることがきっかけで、マリーとネズミのおんなのこは、お互いの存在に気づくのですが、両親から注意されていたので、お互いに内緒のまま時は流れます。

    その関係は、時と場所を変え娘達に受け継がれていくのですが、最後にある意味サプライズがあるのです。

    子供の頃って、内緒にしたいことって必ずあると思います。
    それが、娘の代でもあるなんて、その練られたストーリーの素晴らしさに感動せずにはいられませんでした。
    その最初の出会いなんて、特筆もので、子供にとって憧れに近い気持ちを抱かせるのではないでしょうか。
    ストーリー、絵とも文句なしにオススメできる作品です。

    それにしても、家も調度品もため息が出るくらい立派なもの。
    日本の住宅事情からすると望むべくないかも知れません。

    投稿日:2010/05/03

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    5
  • 憧れ

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子3歳

    「ないしょのおともだち」
    小さいころの夢ですよね。自分だけの秘密の存在♪

    この絵本ではマリーという女の子とネズミがお友達になります。
    お友達といっても同じ屋根の下、毎日一度だけこそっと
    フォークを落とし、見つめあうだけなのですが・・。
    このささやかな暗号めいた交流がイイですね。

    そしてマリーとネズミ(どっちもすてきに豪邸!)のおうちや行動が
    対になって描かれているので、楽しい!
    マリーのお部屋にある調度品が、ネズミのお部屋でも小さくネズミらしく描かれていて。
    オシャレでかわいいお部屋はドールハウスみたい。
    見ごたえがあります。

    そして成長して出て行くマリーとネズミ。
    どっちも時代なのか(笑)ヒッピーぽいファッションになっているのが
    可笑しいです。

    そしてそして・・時代は流れてお互いママになった一人と一匹。
    また同じ屋根の下に・・!
    今度のおうちはモダンでまたすてきです。
    建築家のミース・ファンデル・ローエのおうちかと思われます。
    室内はミッドセンチュリーか。
    よーく目をこらすと、これまたネズミさんのドアが小さくあるのです。

    そして代替わりしてもなお続く少女とネズミの交流・・・。
    心温まる、そしてオシャレな一冊でした。

    投稿日:2009/09/25

    参考になりました
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    4
  • 絵本の結末のその先の世界まで

    • ポピンズさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子6歳、男の子2歳

    子どもだったメアリーが、お母さんになるまで。
    随分長い年月です。
    でも、自分を振り返ってみれば、アッという間という気も。
    メアリーがある日、食器のお片づけという日常のお手伝いをしていた瞬間から、同じようにカテラリーを落としたネズミと、運命を共にしていたのでしょう。
    いつか、出会う運命。
    同じように家に住み、同じように学校へ行き、同じように独立し、同じように娘を産む、なんて素敵な一致でしょう。
    娘たちがの習慣は、同じように寝る前に本を読むことだったことも、決して偶然ではなく、運命で出会うべくして会ったのだと、思えます。
    なぜなら、これだけの時を乗り越えて、やっと、「おやすみ!」の言葉を交わすことが出来たのですから。
    ようやくたどりついた、娘たちの出会いは、ここがスタートなのだとさえ思わされます。
    これだけ緻密に用意されてきた全ページは、その後の展開の想像を支えるものだといえると思うのです。
    やっと出会えたこの先どうなるか、読む人それぞれにその後の世界が自由に空想できるのは素敵です。
    すぐにお友達になっていたら、ずっとずっと「ないしょ」できた秘密の力は読者に働かないのではないでしょうか。
    読者だけが見られる2人(一人と一匹)の共通点、子ども達に読み聞かせた時も、色々発見があってとても楽しんでいました。
    授業で習うことが、娘たちの時代には変化していること、学校へ行く服装も、かばんまで、共通点があること。
    子どもたちの目は、どんなところまでも見逃しません。
    原文も、Mary and the Mouse The Mouse and the Maryが、鏡のように表紙にクルッと素敵に描かれているところが良いですが、「ないしょ」という邦題も、なかなか味があっていいと思いました。
    英語で読み聞かせたときもまた、繰返しにもなっていて子ども達も聞きやすいようで、絵の魅力、文の魅力、そしてなによりこの内容、娘が大人になったとき、私と読んだ事覚えていてくれますように、と思わずにいられません。
    私も娘と、なにかこんなふうなつながりを持ちたいな、と夢広がる一冊でした。

    投稿日:2010/10/29

    参考になりました
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    3
  • お気に入りになりました!

    編集部さんの推薦になっていたので
    図書館で借りてきました!

    前半部分は、マリーとネズミの友情。
    後半は、それぞれの娘の、
    マリアとネズネズの物語です。

    それぞれ大きくなって、お母さんになって、
    また戻ってくる感じが、とても暖かいです。

    話の内容もシンプルなので、子供にもとっても分かりやすいみたい。
    何回も、何回も、読みました!

    絵の色彩もすごく暖かくて、
    そして細部まで細かいんです。

    マリーとネズミが、家を出て大学にいくために
    一人暮らしをしているシーン。

    マリーの部屋にはネズミの写真(絵)が、
    ネズミの部屋にはマリーの写真(絵)が、
    それぞれの家族の写真と共に、飾られているのを発見!

    こんな細かいところまで、作者の気持ちがこめられてるんですね。

    そして、マリーとマリアの個性についても、
    一切、文章では語られてないのですが、
    描かれているそれぞれの表情や絵から、分かる感じがします。

    投稿日:2010/08/27

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    2
  • 女の子にプレゼントしたい絵本

    絵も内容も、女の子の夢がいっぱいに詰まったような絵本です。

    マリアとネズネズは同じ家に住む「ないしょのおともだち」。
    大人は気づいていないけれど、ネズネズというネズミの女の子がマリアの家には住んでいるのです。

    絵本は左にマリアの部屋、右にネズネズの部屋といった形で対になって描かれています。
    マリアが学校に行き食事をとり眠る。ネズネズも学校に行き食事をとり眠る。
    そして、2人は1日の食事の時にだけ「ないしょ」で目を合わし交流を続けるのです。

    そんな女の子の小さな秘密に読んでいる者までワクワクさせられます。

    そして、マリアとネズネズはそれぞれ成長し大人に。
    すると、今度はマリアとネズネズの娘同士がお互いの存在に気づき交流をもつようになります。
    娘達の代までも続く「ないしょのおともだち」の関係。 
    とっても素敵だと思いました☆

    そしてなんといっても、2人の家のインテリアがとってもオシャレなんです。
    外国のそれは夢のような豪邸です。
    ネズネズの家もまるでミニチュアドールハウスのよう。
    調度品まで繊細に描かれていて、それを見ているだけでも夢見る気持ちになりますよ!

    投稿日:2010/08/03

    参考になりました
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    2
  • 作者もネズミとおともだち?

    • たれ耳ウサギさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 女の子20歳、女の子17歳、女の子15歳

    アメリカの作品ではありますが、まるで昭和から平成へ時の移り変わり
    を見ているようでした。

    好奇心が強く心優しいマリーは素敵なお母さんになり、
    その子マリアはさらに好奇心が強く、活発な娘になりました。

    ネズミも同じようにネズネズを育てたのでしょう。

    読んでいる間中、顔の筋肉がゆるみっぱなしでした。

    最初のページを開いた瞬間から、挿絵のとりこになりました。
    隅々まで丁寧に描きこまれている上に、よくよく見るとネズミさん
    たちの生活は『借りぐらしのアリエッティ』を彷彿とさせるような
    こころにくいインテリア。
    画家さんの紹介をみると、私の大好きな『ダニエルのふしぎな絵』の
    作者のバーバラ・マクリントックさんではないですか!!
    納得です。

    投稿日:2010/12/03

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    1
  • すてきなおともだち

    女の子の大好きがつまっている!と思いました。
    絵がすてきだし、お話に夢があります。
    自分の家にこんなおともだちがいたら…と考えずにはいられません。

    女の子数人によみきかせしました。
    絵の隅々まで見て、いろんな発見をし(特に、ネズミの家は家具も工夫されていておもしろい!)、女の子とネズミの友情が、母から娘につながっていくお話の展開に目を輝かせていました。

    ないしょなのに、お母さんと娘が同じことを経験してるって、なんかいいなぁ…気持ちが受け継がれていくっていうのでしょうか。

    「この先、ないしょはないしょのままなのかな。」「お母さんたち同士も再会したりしないかな。」
    読み終わったあとも、いろいろ想像して話してました。楽しかったです。

    投稿日:2010/11/17

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    1
  • 子どもの心が純粋だから

    心がほんわか暖かくなるおはなしです。
    マリーとねずみはそれぞれおかあさんから
    ちかよらないようにと堅く言われていたのに
    どうしてわざとフォークを落として手を振ったりしたんでしょう?
    好奇心から???
    お母さんの言いつけが嘘だなんては思ってもないでしょうが
    自分で確かめたかったんじゃないのかな。
    子どもは純粋で先入観がないから素晴らしいなと思います。

    幼稚園で毎日お友達と遊びます。
    時にはけんかもします。
    でもすぐに仲直りしています。
    こじれるのは親同士の間の方。
    『あの子は●●な子だから近づかない方がいい』
    っていつまでも許しあえないでいるのは悲しいことです。
    親の気持ちはそっちのけで子供同士は仲良くしているんだから
    なーんかいいなって思います。
    「ごめんね」「いいよ」で済んじゃうんだからね。

    話が少しズレましたが、
    時を経てマリアとネズネズが「おやすみなさい!」って
    交流が出来たのは子どもの心が純粋だからと思いました。

    うちの子はこの絵本のことを
    「眠くなる絵本」と呼んでいます。
    ほのぼの暖かくて心地よくて
    最後に「おやすみなさい!」って
    おおきなひそひそごえでママが読んであげるからかな。

    寝かしつけに最適の絵本と言えるでしょう。

    投稿日:2010/11/15

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    1
  • 夢があります。

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    大きな家に、マリーという女の子が住んでいました。
    その家のすみっこの小さな家にねずみが住んでいました。
    ある日、マリーは、そのねずみに気づきました。そして、ねずみも…
    お互いに、お家の人に言われたこともあったので、そのことはないしょにしていました。

    女の子も、ねずみも、同じように生活をしている様子が、生き生きと描かれているところが、何よりも魅力的です。並行して描かれていますが、画面いっぱい、細かいところまでの精巧な描写に、もう惚れ惚れしてしまいます。そして、日本では考えられないような広々とした空間、うらやましい限りです。
    女の子ならではの気持ちの表現、そしてそれが時間とともに、面白い結末へと繋がっていく、読みながら、もうワクワクしどうしでした。

    投稿日:2010/11/16

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