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春さんのスケッチブック」 みんなの声

春さんのスケッチブック 作:依田逸夫
絵:藤本 四郎
出版社:汐文社
本体価格:\1,400+税
発行日:2008年11月
ISBN:9784811384962
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 4
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  • 戦没画家の思いが響いてきました

    中学受験に失敗したツヨシ。
    父親とけんかして、ひっぱたかれて家を飛び出したツヨシ。
    ツヨシの気持ちも、父親の気持ちも解るのですが、この話は信州の「無言館」に話をつなげることでとても雄大なテーマになりました。

    春おばあさんが思いを寄せた男性は、召集令状を受取ってからの僅かな日々に春さんの姿を絵に描いて出兵していきます。
    そして戦死。
    描き遺しされたスケッチブックを受取った春さんは、後に「無言館」の絵に心打たれて信州に移り住んだのでした。

    この物語は「無言館」の絵に心打たれた依田逸夫さんの感動から書かれていることが判ります。
    「無言館」の絵画集、紹介された本で見た絵が、表現された言葉からはっきりと思い起こすことができます。
    絵に対する思いを残したまま死んでいった若者たち。
    物語の最後にこの物語の登場者が「無言館」で合流させたことで、依田さんは現代社会と戦争を結びつけたのです。

    中学受験の失敗の痛みと、好きな女の子に対する思いと、そして戦没画家たちの無念と、その時代に残された人たちの思いを、ツヨシはしっかりと受け止めたと思います。

    実際に「無言館」に関する書物を読むと、この本の重さがさらに大きくなると思います。

    お薦め図書
    1.『約束「無言館」への坂をのぼって』 窪島誠一郎著、アリス館、2010.
    2.『「無言館」ものがたり』 窪島誠一郎著、講談社、1998
    3.『「無言館」にいらっしゃい』 窪島誠一郎著、筑摩書房、2006

    掲載日:2011/03/11

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  • 戦没画学生から生き方を学ぶ

     自分の努力も虚しく受験に失敗してしまったツヨシくん。
     追い打ちをかけられるようにお父さんに諫められ、駆け出した先が長野に住む大叔母さんの春さんの家。
     春さんの案内で訪れた「無言館」。
     出征の直前まで筆を置かなかった画学生さん。
     息子の才能を信じ、貧農の全財産をはたいて美大へ入学させて数ヶ月後、戦地へ送り出し帰ってきたのは空っぽの骨壺。
     そして、春さんの若い頃の話。
     春さんの切なく淡い恋も愚かな戦争のため砕け散ってしまったページに、涙が出てきました。
     どんなに努力をしても戦争というどうにもならないことで、人生が変わってしまった戦没画学生の作品に触れ、ツヨシくんは生き方を学びます。
     戦争は始まってしまえば、一個人の力では止められない恐ろしいものであることを改めて痛感しました。

     昨年、この作品を読んだ後、タイムリーなことに近くの美術館に「無言館」展が来て観に行きました。
     たくさんの作品と遺品を目にした息子は、読書感想文を書いていました。
     どの作品からも、学生さんたちの「もっともっと描きたい!」という魂の叫びが伝わってきます。
     この作品を親子で読み、たくさんのことを語り合う夏休みも有意義かと思います。

    掲載日:2010/08/07

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  • 戦没画学生慰霊美術館と運鈍根

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子15歳、男の子13歳

    読書感想文全国コンクール小学校高学年の部課題図書。
    ジュニアライブラリー「戦争と平和」シリーズの1冊です。
    戦没画学生慰霊美術館「無言館」について子ども達に知ってほしいと
    創作された作品ですが、
    主人公の悩みと交錯し、とても共感できるストーリーでした。
    主人公のツヨシは中学受験に失敗し、悶々とした日々を過ごしています。
    当然両親とも衝突して、家出をした先は、祖母の姉の春おばさんの家。
    そこで春おばさんの思い出話を聞くうちに、
    自分の運についても考え始めるのです。
    思春期の入り口の子ども達の微妙な心理がリアリティがありました。
    同時に、両親や、旅の途中で出会ったおじさんなど、
    子育て世代の大人が読んでも共感できるポイントがありました。
    無言館の様子もよくわかり、訪れてみたい、と思いました。
    「運鈍根」という言葉ははじめて聞きましたが、妙に納得できますね。
    子ども達がこれから様々な壁にぶつかる前に、読んでほしい作品だと思いました。

    掲載日:2009/06/22

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  • 無言館

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    中学受験に失敗したことがきっかけとなり、父親とケンカ。
    家出をしてしまったツヨシは、長野に住む春おばさんのところへ向かいます。

    おばさんのお話に出てくる「無言館」
    戦没画学生の作品を集めた美術館があるということを初めて知りました。
    戦後60年以上経ち、戦時中のことを自分の経験として話すことができる人が少なくなりました。
    戦争の悲しみ、苦しみ、恐ろしさに疎くなりがちな私たちに、必要なものがこの無言館にあるのだと思いました。

    志半ばで戦死した多くの人たちがいました。
    挫折を味わったツヨシ、そしてこの本を読んだ学生たちが、ここで何を感じ、これからどう生きていくのか興味深いです。

    掲載日:2009/06/05

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