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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

アレクセイと泉のはなし」 ママの声

アレクセイと泉のはなし 作・絵:本橋成一
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年04月
ISBN:9784752002741
評価スコア 4
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  • すべてを受け入れて生きる

    チェルノブイリの事故を経てもなお、同じ場所に生き続ける人々のお話でした。
    遠い場所で起こった事故のその後を 今の日本は真摯に受け止め、知るべき内容だと感じました。

    アレクセイのように、すべてを受け入れて生き続けることは良かったのか。
    それは誰にも分からないし、否定することは出来ない。
    けれどその後のことを考えると、胸に刺さるとげのようなものを感じます。

    投稿日:2019/12/13

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  • 奇跡の泉

    友人とアリス館の本について話していたら「『アレクセイと泉のはなし』のその後が知りたいから、アリス館に出してほしいな」と言うので

    どんな本かと思ったら、チェルノブイリに関連の本ということがわかり、読んでみることにしました。

    少し前、チャルノブイリの医療に携わられたチャルノブイリのかけはしの野呂さんの講演会映像を見たことがあります。

    それがこの絵本と同じ場所のベラルーシのことでした。

    チャルノブイリから離れた場所にあるベラルーシも放射能汚染地域があります。

    この絵本の主人公のアレクセイと55人のお年寄りはこの村に住み続けています。

    農業を主体とした村では、土地を離れることは生活がなりたたなくなるということを意味するのです。

    今、チェルノブイリの医療に関わられた管谷さんの『チェルノブイリいのちの記録』を読んでいるところですが、

    ベラルーシは貧しい国のようです。野呂さんによると、食べ物も自給自足の地域ということでした。

    ただ、この村にとって唯一の希望となったのは、100年以上もかかって湧き出たという泉の水。

    その水は奇跡的に放射能が検出されてはいないのです。

    写真には広大な土地が映し出されて、青空も抜けるほど美しい。それなのに、目に見えない放射能に汚染されているのです。

    この写真の風景は、避難を余儀なくされた今の福島の美しい市町村の風景と重なります。

    生きているといろいろな理不尽な目に遭うことがあります。

    生まれ育った故郷を自分のせいではなく、離れなければならなかったり、汚染されていると知りながら住み続けなければいけないこと。

    写真に映し出されている風景はどこまでも美しく、また人々も笑顔なのです。

    読みながら、心が痛み胸がつまりそうになりました。

    人間も自然の一部であるということは忘れてはいけないし、放射能によって命の連鎖がそこで途切れてしまうかもしれない恐れを強く感じました。

    このアレクセイは今も元気で過ごしているでしょうか。元気でいてほしいと思います。

    投稿日:2011/06/13

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  • 写真絵本

    • なびころさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳0ヶ月

    写真絵本に興味を持っているのでこの絵本を選びました。ベラルーシは行った事が無いのですがこの絵本の御蔭で沢山の事を知る事が出来たのが良かったです。ベラルーシの人々が毎日を感謝して生きていている事がひしひしと伝わってくる絵本でした。誇りを持って自分の住んでいる場所を語れる主人公はとてもかっこいいと思いました。村の高齢の女性達が身につけている色とりどりのカラフルなスカーフがとても素敵でした。放射能についても学べる絵本でした。

    投稿日:2009/04/18

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