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むげんことわざものがたり

むげんことわざものがたり(偕成社)

好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本

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エンザロ村のかまど」 みんなの声

エンザロ村のかまど 作:さくま ゆみこ
絵:沢田 としき
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2009年06月
ISBN:9784834024494
評価スコア 4.85
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みんなの声 総数 12
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  • 同じ日本人として、嬉しくなりました

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子10歳、女の子8歳

    日本の技術をケニアに伝え、それがたくさんのケニア人の手助けになっているという、実話をもとにした絵本でした。
    効率よく、時間とエネルギーを使う工夫である「かまど」を、現地の人が自分たちで作れるように支援する岸田さん。かまど以外にも、ぞうりを普及し、多くの女性や赤ちゃんの命を守ります。こういうことが、国際支援なのだなと、なんだか心あたたまると共に、同じ日本人としてその功績を嬉しく思いました。

    投稿日:2021/08/06

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  • 相手に合ったもの

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子6歳

    お薦めされていたので読んだのですが、
    本当に面白かったです。

    高価なものや、複雑な技術だと、
    壊れたらそのままですが、
    日本の昔の技術を、その土地に合わせ
    少しでも現地の人びとの暮らしを
    豊かに、便利に、健康に援助しているところが
    素晴らしく、
    日本人として誇らしい気持ちで読めました。

    最初書かれていた通り、
    何年も現地で一緒に暮らし、
    現地の人びとの話をよく聞いたから
    相手に合ったものを考え、与え、受け入れられたんでしょうね。

    この姿勢、学びたいものです。

    投稿日:2021/06/24

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  • 我が家は不動産管理業をしていますが、元は三和かまどという商店をしていました。昭和20年代後半のことです。三和かまどというかまどがまだ大阪に普及していなかった時代です。それだけにかまどを扱ったこのお話はひじょうに関心がありました。これはとても心地よく、興味深いお話です。日本人女性によってアフリカのケニアで日本の文化が役立つことは素晴らしいと思いました。このお話は決して忘れることができません。

    投稿日:2021/04/09

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  • 日本人女性のチカラ

    アフリカについての絵本ということで、興味を持ちました。
    焚口1つで、鍋が3つかけられるかまど。
    このかまどができてから、ケニアの人たちは、煮沸して衛生的な水を飲めるようになったのだそう。
    それを可能にしたのが、日本人女性のおかげだったとは…
    アフリカの暮らしを知るお話と思っていましたが、思わぬ展開にびっくりしました。
    感動です。

    投稿日:2021/01/08

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  • 素晴らしい贈りも物!!

    日本から遠く離れたアフリカの村に、日本の伝統文化から一人の日本人女性が生活の知恵を生み出して作られたものが!
    実話なだけに感動しました。
    そして、これが本当の支援なのかもとも感じられました。
    一時的なものではなく、現地の人がその後も使い続けていけるもの、支援についても考えさせられる1冊でした。
    素晴らしい女性ですね!!

    投稿日:2019/09/05

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  • 遠野とケニアの感動的なご縁

    【内容】
    ケニア、エンザロ村のかまど「ジコ」。水道も電気もない村に、日本人女性(岸田袈裟さん)が女性や子どもの生活を改善するために作ったものが、一石五鳥・六鳥のスグレモノ。安全な飲み水を、お金をかけずに手に入れるために、岸田さんは自分の生まれ故郷、岩手県遠野の、昔の人の知恵や技術を伝え、更にケニアの人の工夫が入った。他にもいくつか伝えて役立っているものがあり…

    ※本書が204年に月刊誌で出版されたことをきっかけに、NGO「アフリカ子どもの本プロジェクト」が発足
    絵:沢田としき

    【感想】
    支援、といっても、現地の人が自分たちだけで維持・管理・運用できなければ意味がないと私は思っている。この本で活躍している岸田さんは、現地の人たちと何度も話し合いを重ね、仲間として受け入れてもらい、ようやく本音を話してもらえるようになったという。そして、本当に必要なものを、みんなで作り上げていった。
    生き生きとした絵で表現されているように、きっと現場では人々がやる気満々で、希望に満ちて仕事をしたのだと思える。安全な飲み水が手に入り、お料理も安全に効率よくなり、みんながどんどん幸せになっていく様子がどんどん近隣の村に広がっていく。衛生や安全、経済的な問題を改善するのは難しいと思うが、なぜかこの絵本を見ていると、きっとみんなで取り組むのは楽しかったのではないかと思えてしまう。絵描きの腕前や絵の雰囲気でそう感じる部分もあるけど、村人が本当に欲しいものが手に入って感謝している様子が想像できるからそう思えるのだろうか。

    日本の、東北地方のおばあちゃんたちが伝えてきた素敵な技術が、また代々生き続ける機会を得た。本当に豊かな、賢い生活というのは、きっとこういうことだろうと思う。たくさんの人に読んでもらいたい絵本。感動しました。

    投稿日:2018/08/02

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  • さくまゆみこさんが体験してきたエンザロ村

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    水も安全ではない。電気も通っていない地域。
    そんなところで家族の食事を作るのって、どのくらい大変なことなんでしょう?

    今の日本の一般的な主婦で、「かまど」で料理を作った経験のある人は数えるくらいしかいないと思います。
    なのに、海のかなたのアフリカ・ケニアで、少し昔の日本には当たり前にあった「かまど」が大活躍してる!
    すごく不思議な気分です。

    これは作者のさくまゆみこさん自身がエンザロ村で見聞きしてきたことを描いた作品です。
    しかもこの本を出版された後、NGO「アフリカの子どもの本プロジェクト」が発足したそうです。

    実は私があらためて今、この本を手にしたのは、
    さくまさんのこのプロジェクトに、縁あって参加されている娘さんがいる方のお話を聞く機会があったからなんです。
    その娘さんはもともと、1冊の絵本がきっかけで、アフリカに興味を持ったのだそうです。
    絵本の力(魅力)って、すごいですね!
    私も絵本を紹介するときはよく選本して、出会う子どもたちの力や未来につながるような作品を紹介していきたいです。

    投稿日:2016/10/04

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  • 今では日本で見かけなくなったかまどとわらじが、アフリカはケニアのエンザロ村で活躍していることに驚きました。
    日本人からの伝承とはいえ、今では使い捨ての時代に入った日本とはちがい、物を大切にしなければ生活できないという環境が、世界にはまだあるのです。
    世界のことを知るためだけではなく、日本を知るためにもとても良い本だと思います。

    投稿日:2013/06/27

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  • 日本の知恵

    『どうしてアフリカ?どうして図書館?』というさくまゆみこさんの著書の中で紹介されていました。

    この本を借りる時に司書さんとお話したら、この本が出た時にも話題になっていたということでした。

    エンザロ・ジロと呼ばれるかまどは、日本人から教わったもの。

    かまどの発案者である岸田袈裟さんが「安全な飲み水を、お金をかけずにどうやって手に入れるか」を考えた時に、岩手県遠野での生活の中でかまどが存在し、そのことがヒントになったということにまず驚きました。

    エンザロ村で役に立つのは、先進国の技術ではなく、昔の日本人の知恵ということが読み進むうちになるほどと思えてきました。

    国際貢献とはよく言われますが、先進国がお金だけ出せばすむというわけではなく、その国の生活者の視点・立場に立つことが本当に大切で、岸田さんが現地に住んで根気よく活動をされていたこともよく伝わってきました。

    投稿日:2010/10/14

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  • ささやく声に耳を傾けたい

    • 冬苺さん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子10歳

    エンザロ村のかまどは、遠野のかまど。

    岩手県出身でケニア在住の食物栄養学者、岸田袈裟氏。1994年からかまど作りをはじめた。

    それまで煮炊きものは、地面に石を積み上げるだけのものに頼っていたそうです。
    家事労働が軽減され、さらに、飲み水もた易く煮沸消毒できるようになって衛生状態が改善され、乳幼児の死亡率が激減したそうです。

    電気も水道もない村に最新の機会や技術でなく、昔の日本人がもっていた智恵や技術がいのちを支えているんですね。

    何をどう援助すればそこに暮らす人たちの助けになるのか。

    本当に求めているものは何か、何が必要か、
    岸田さんは村の女性との話し合いを20回以上もかさねて本音を語りあえるようになった、とありました。

    対話の大切さをあらためて感じました。

    親として子どもと接していて言葉の奥にある本当の気持ちを汲んでいるだろうか、
    考えさせられました。

    そして、心と心が交わした会話から生まれる行動の力に
    何度読み返しても心が温まります。

    投稿日:2009/08/29

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