まほうのさんぽみち(評論社)
絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
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5件見つかりました
全ページためしよみで、読ませていただきました。 なんと救いのない絵本なのでしょう… 辛いです。でも、最悪に悲惨な状況も、なんだかあっさり描かれていて、ふと、現実も、こんなものではないか…と思わされます。 これが、この作家さんの世界観だなと、数冊読んで感じます。
投稿日:2018/01/04
まず、子供に読み聞かせるとしたら、その反応をどのように取り扱ってよいのか、私にはわかりません。あくまでもオトナの私が読んだ感想です。 一つの不幸が、次の不幸を呼び、更に不幸が連鎖していく。まさかそんなに不幸ばかりが続くわけがないと、頭の中で物語を否認する。 でも、こういうことは起こり得る。 今の日本では?まずめったにこの物語のようにはならないだろう。どこかでなにかしら救いの手段がある。でもほんの少し前の日本だったら?あるいは現代においても、国によっては? この物語が完全なフィクションだと、地球のどこにいても言えるようになることが今の私の願いです。
投稿日:2012/06/29
1961年出版の絵本だから、まだ日本に自家用車は多くない。 ただ世間の偏見は相当数、あったように記憶している。 いじめも、今に始まったものではない、この中にすら描かれている。 ゴーリーの、執拗に描き込まれたイラストレーションの線たちが、 まるで声を押し殺しているように思えて、息苦しくなる。 それで、数行の文字が見かねて助けるのだ。 不幸な子供は、どうして生まれるのだろう? 大人がいけないのだ、世の中ではない。 倫理の倫は仲間だろ? いつ世の中になったのだろう。 たくさんの疑問を投げかけられ、ヘトヘトになる。 読んで、見て、考えて、ゴーリーの術にはまってしまった。 今の日本が、透けて見える気がする。 感謝。
投稿日:2019/05/19
これでもかこれでもかと起こる不幸な出来事。読み終わった後は何とも言えないどんよりした気持ちになります。 しかし、決して悪書とせず、こういうお話があってもいいと思います。だってこういうことって、自分が知らないだけで、きっと現実にあったのだろうし、今もあるかもしれないからです。ある程度分別がつくようになった年齢の子どもなら読んでみてもいいと思います。 この物語の女の子は、どんなめにあっても投げやりになったりはしていませんでした。施設から逃げ出そうとするし、ごろつきに連れ去られてもなんとか食いつなぐ、本当に危ないと思ったらごろつきから離れようとします。諦めないとか負けないとか、そんな高尚な心意気は感じられないけれど、「もういいや」とはなっていなかったのです。その時々を懸命に生きていました。 読後感は後味悪い感じになってしまうかもしれませんが、フィクションから現実に目を向けるきっかけになると思います。
投稿日:2019/01/28
表紙からしてもう、不穏な雰囲気が漂っているのですが 内容はもっと悲惨です。 読んでいるうちに暗い気持ちになってゆくのですが、 もちろん救いなどはありません。 最後まで、ただただ、暗い展開が続くのです。 気持ちが落ち込んでいる時に開いたら、 引っ張られてしまいそう・・・。 ゴーリーファンのかたには、おすすめです。
投稿日:2015/03/17
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