「おんにょろにょろ」 みんなの声

大大大大好きな、ちいさいモモちゃんシリーズ。
違う人が挿絵を描いているものもあるのだけど、
私が好きなのは、初版の中谷千代子さんが描かれているもの。

ママ、おやつまあだ？

聞いたモモちゃんを、ママはひょいと後ろ向きにして自分の足の上に乗せて
パッタンパッタン、一緒にあるきながら歌ってくれる。

おんにょろにょろ あなのぞき
モモちゃんのおやつは どこじゃいな
とだなかな

モモちゃんはこの遊びを子猫のプーにもやってあげるのだけれど
描かれていることの全てがやさしい愛で満たされていて、
しあわせな気持ちになる。

書かれている言葉は美しくて、やさしくて、まるで詩のようだ。

可愛いなあ。
なんでこんなに可愛いんだろう。

モモちゃんシリーズの虜になった息子が一番気に入っている１冊です。

ストーリーの中で、大人の足の上に子供の足をのせて歩く遊びの唱え歌として繰り返される「おんにょろにょろあなのぞき」のに惹かれるようです。息子は読んですぐに覚え、「おかあさん、おんにょろにょろやろう！」と言い出しました。

また、息子はこの絵本で猫がねずみを狙うことを知ったようで、読む度に確認しています。

かなり昔の絵本なのに、文章はもちろんのこと、絵も、モモちゃん親子の服装にいたるまで、まったく古くささを感じさせません（懐かしさはあります）。絶版なのが残念でなりません。

最近ちいさいモモちゃんシリーズをよく読んでいます。
娘も気に入っているようで、結構読み応えのある文章ですが
一所懸命聞いてくれます。
小さな女の子の読みきかせにおすすめです。

私も子どもの頃、親の足の上に自分の足をのっけて
一緒にあるいた記憶があります。
モモちゃんはお母さんとそれをやるのですが、
この絵本では「おんにょろにょろ　あなのぞき…」と
歌もついています。
この歩き方に名称があるのかも知りませんが、
もう我が家では「おんにょろにょろ」に
なっています。
もちろん読み終わった後は
娘と一緒に歌いながら、歩きました。