面白かった!
大人の私も楽しめました。
お気に入りの立派な大砲を、撃ちたくて撃ちたくて仕方のない王様。
悪さをしたキツネを前に、ここぞとばかりに大砲を撃ち上げます。
けれど、キツネはもっと大きな大砲を持ってきて・・・
王様は急遽もっともっと大きな大砲を作らせます。
川を挟んで、どんな大砲を持っているかの見せ合い。
ついには、見た目の派手さ、形の面白さ、持ち運ぶための軽さという分けの分からない競い合いに。
キツネに翻弄された王様。
最後、王様は作ってしまったへんてこりんな大砲を半分に割って、お風呂に入ったというのがまたまた笑えます!
裏表紙には王様とキツネが仲良くお風呂に入っている絵が!
それを見た息子が「仲良くなって良かったね。」と言っていました。
私も、キツネとの争いのおかげで、王様が大砲を撃ちたいなんて思わなくなったことに、結果として良かったと思いました。
無意味な争いは滑稽でしかないこと。
そのことがとてもシンプルに描かれていて、とても面白い絵本でした☆
5歳頃〜大人にオススメします。
(ゆっくり読んで、ちょうど5分でした。)